日立建機が中央アジア市場でさらなる事業拡大を目指し販売会社を設立

カザフスタンの鉱山で稼働する超大型油圧ショベル
カザフスタンの鉱山で稼働する超大型油圧ショベル
 日立建機 (社長=平野 耕太郎氏)は、このほど発展する中央アジアの建設機械市場のさらなる事業拡大に向けて、販売網の拡充とバリューチェーン事業を拡大すべく、NIPPON Machinery B. V. (代表:M.Kemal Cetinelli(ケマル セチネリ)/以下、ニッポンマシナリー社)と、建設機械の販売・サービスを行う新会社の設立に向けて合意したと発表した。

 中央アジアはシルクロードの交易の歴史があり、現在でもユーラシア大陸の重要な交流拠点であり、近年では豊富な天然資源や、今後の重要な経済圏として注目されている。中華人民共和国の進める一帯一路構想でも、ヨーロッパ経済圏につながる交通の要衝として注目されており、中央アジア地域一帯は、インフラ整備や産業開発が今後大いに期待される地域であり、また、石油や天然ガス、鉄鉱石、銅、ウラン、レアアースなど、豊富な天然資源に恵まれていることから、同社では、これまでも鉱山用油圧ショベルおよびダンプトラックを多数納入しており、中央アジア市場で高いシェアを有している。

 従来、同社は同市場で代理店を通じた機械販売を続けてきましたが、事業拡大に向け、同市場でさまざまなノウハウを持つニッポンマシナリー社と販売・サービス会社の設立に合意し、今後は、新会社を通じて中央アジアの建設機械市場でのさらなる事業拡大に取り組んでいくとしている。

■販売会社の概要
会社名:Eurasian Machinery B.V.(ユーラシアンマシナリーB.V.)
合弁設立:2018年7月中(予定)
資本金:100万USドル(約1億円)
出資比率:日立建機40%、ニッポンマシナリー社60%
本社所在地:オランダ王国
拠点開設予定:カザフスタン共和国、キルギス共和国、タジキスタン共和国、トルクメニスタン、ウズベキスタン共和国、アゼルバイジャン共和国
事業内容:建設機械の販売・サービス

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