アマダホールディングスが金属プレス加工の自動化装置メーカーを買収 ~自動車部品向け加工ラインの自動化ソリューションを提供~

 (株)アマダホールディングス(社長 磯部 任氏)は、このほど、(株)名村造船所(社長=名村建介氏)との間で、同社が100%の株式を保有するオリイメック(株)(社長=髙畠 一氏)の全株式を取得する株式譲渡契約を締結し、完全子会社とすると発表した。

 これにより、同社は、主に自動車部品の加工ライン向けに、当社グループの金属プレス加工機械とオリイメックの搬送ロボットなどの周辺装置を一体化させた自動化ソリューションを提供し、顧客の生産性向上、機械と周辺装置の導入コストや工数の削減、さらにはメンテナンスの効率化に貢献していく。

 オリイメックは、金属プレス加工ラインの自動化に必要な材料供給装置や搬送ロボットなどの周辺装置におけるリーディングカンパニー。市場ニーズを的確に捉えた商品や加工ラインシステムを創出する技術開発力と、国内外の販売・サービス網を通じた提案力に強みを発揮している。近年、自動車業界のEV 化、自動運転化、軽量化などの流れを受けて、自動車部品には、複雑な形状や多品種少量生産への対応が求められるようになり、素材の多様化も進んでいる。また、働き方改革や人材不足、海外の人件費高騰を背景に、生産現場の自動化、ロボット化へのニーズが高まっている。こうしたことから、アマダホールディングスは、プレス事業の競争力強化を目的に、金属プレス加工のトータルソリューションを提供できる体制を早期に確立することを目指して、このたびの合意に至ったとした。

 アマダホールディングスは、名村造船所との間で、同社が保有するオリイメックの発行済株式を全て取得する株式譲渡契約を締結、取得価格は、125 億円。株式譲渡は10 月初頭を予定しており、オリイメックは手続き完了後も顧客、取引先との関係を維持しながら、主要商品の製造、販売・サービスを継続していく。

 今後は、アマダグループのプレス加工機械とオリイメックの周辺装置を一体化させた総合的な自動化ソリューションをワンストップで提供する。具体的には、主に自動車部品の加工ライン向けに、複数のプレス加工機械と搬送ロボットをつなげて同期制御を行うタンデムラインシステムを展開していく。また、両社が持つ販売・サービス網や技術提案力を相互に活用することで、グローバルでプレス事業の拡大を目指す。

 両社の技術を融合させた金属加工の新たな自動化ソリューションの開発を進め、加工ラインの設計、導入から、メンテナンス等のサービスに至るまでを全面的に支援する。

 アマダホールディングスは、中期経営計画における成長戦略の施策として、自動化ソリューションビジネスの推進とグローバル市場の拡大を掲げているが、今回の買収を通じて、プレス事業の売上高を2021 年度までに250 億円、2016 年度の94 億円から2.7 倍に拡大することを目指すとしている。

■オリイメック株式会社 概要
社 名: オリイメック株式会社
所在地: 神奈川県伊勢原市鈴川
設 立: 1962 年
代表者: 代表取締役社長 髙畠 一
事業内容: プレス加工自動化装置、ばね成形機などの開発、製造、販売、サービス
資本金: 1,491 百万円 (2017 年12 月末)
売上高: 8,999 百万円 (グループ計、2017 年12 月期)
従業員: 408 名 (グループ計、2017 年12 月末)