日本建設機械工業会 需要予測まとまる

説明をする大橋会長
説明をする大橋会長
 日本建設機械工業会(会長=大橋徹二 コマツ社長)が、このほど需要予測結果をまとめ発表した。これによると、18年度国内は駆け込み需要音反動減があるも、輸出は好調で全体では過去2番目と予測。19年度国内は微減するも輸出は引き続き堅調で全体では過去最高(07年度:2兆4,426億円)に迫るものと予測。

 ・2018年度の出荷金額は2兆3,709億円(前年度比5%増加)と予測
 ・2019年度の出荷金額は2兆3,861億円(前年度比1%増加)と予測。

【国内出荷】 2018年度は、一部機種で2014年次排ガス規制生産猶予期間終了に伴う旧型機需要の反動源が想定される結果、上期計では、油圧ショベルの前年比20%減少を始め6機種が減少すると見込み、3,939億円(前年同期比10%減少)となると見込まれる。下期は、旧型機駆け込み需要の反動減の影響がなくなり、下期計では、4,353億円(前年同期比2%増加)と予測。この結果、2018年度合計では、8,292億円(前年同期比4%減)となり、3年連続で減少すると予測。2019年度は、一部機種でオリンピック関連需要が減少する一方、消費税増税前の駆け込み需要が想定される結果、上期計では、4,012億円(前年同期比2%増加)、下期計では、4,188億円(前年同期比4%減少)と予測。この結果、2019年度合計では、8,200億円(前年同期比1%減)となり、ほぼ2018年度並みと予想。

【輸  出】 2018年度は、世界的な好景気に加え、資源価格の上昇から鉱山向け需要の増加により、7機種が増加すると見込み、上期計では7,304億円(前年同期比14%増加)と見込まれる。下期計では8,113億円(前年同期比6%増加)と予測。この結果2018年度合計では、1兆5,417億円(前年同期比10%増加)となり、2年連続で増加すると予測。2019年度は、北米向けを中心に多野地域も堅調に推移すると予測し、上期計では7,414億円(前年同期比2%増加)、下期計では8,247億円(前年同期比2%増加)と予測。この結果、2019年度合計では、1兆5,661億円(前年同期比2%増加)となり、3年連続で増加すると予測。

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