三菱日立ツールが、エポックディープボールエボリューションハード-TH3「EPDBEH-TH3」、異形工具シリーズGALLEA「GP1LB形」インサートのラインナップを拡大!

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)がこのほど、好評のエポックディープボールエボリューションハード-TH3「EPDBEH-TH3」、異形工具シリーズGALLEA「GP1LB形」インサートのラインナップをそれぞれ拡大した。

エポックディープボールエボリューションハード-TH3「EPDBEH-TH3」を拡大

 エポックディープボールエボリューションハード-TH3「EPDBEH-TH3」のラインナップに首下長の短いタイプとR0.075のエンドミルが追加され、計220アイテムに拡大した。

 今回、従来よりも首下長が短いタイプ(L/Dの小さいサイズ)を追加したが、首下長の短い工具を使うことで高硬度鋼加工における工具への負荷が軽減され、より高精度かつ長寿命な加工が可能となった。また、極小径のアプリケーションでは、特に高精度な加工が求められているが、しかし小径になればなるほど工具が受ける負荷は大きくなり、高精度かつ長寿命な加工は困難な状況である。R0.1 工具による加工の後に、R0.075工具による最終仕上げ前加工を行うことで、最終仕上げ(R0.05工具による加工)における工具の負荷が軽減され、より高精度な仕上げ加工が期待できる。

●特長
 ① 新開発した次世代コーティング「TH3」を採用し、高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮する。TH3コーティングはナノ組織の適用により、被膜の破壊単位が小さいのが特徴で、これにより高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮する。
 ② 高硬度鋼加工用に適正化したダブルフェイス形状を採用し、工具の摩滅を抑制する。
 ③ 高精度加工を追求した工具設計により、ワークの削り残り量を低減する。

 高硬度鋼を使用している各種金型(プラスチック金型、鍛造金型、プレス金型など)のリブ溝加工や隅部分の仕上げ加工など小径深彫り加工全般、50HRC以上の高硬度鋼の直彫り加工に威力を発揮する。

 価格は、4,680円~23,100円(税別)。

高能率仕上げ加工用 異形工具シリーズGALLEA「GP1LB形」インサートのラインナップを拡大

 GP1LB形は特に5軸加工機による加工において高能率仕上げ加工を実現する工具として好評を博していたが、3軸加工機における起伏のある加工面の加工ではコーナー接続Rでの加工で効率を上げることが課題となっていた。そこで、レンズR刃、バレルR刃のみならず、大きな接続R刃を持つタイプのインサートを4種類8アイテム追加発売し、これにより3軸加工機における接続R刃の加工でも加工ピッチを大きくして加工することが可能になった。GP1LBの3軸加工機による高能率仕上げ加工で、GALLEA GP1LBがより使いやすくなった。

●特長
 ① GALLEA GP1LB形はレンズR刃とバレルR刃を持つ独自のR刃形により、壁面及び、なだらかな曲面の高能率仕上げ加工を実現した。
 ② 同一工具径のボールエンドミルと比較して仕上げ加工ピッチは約1.4倍の切込みが可能。
 ③ また、同一工具径のボールエンドミルと同一加工ピッチで加工すると、加工面粗さは約半分近くと良好な加工面が得られる。
 ④ GP1LB形のインサートは、アルファボールプレシジョンF ABPF形のホルダに取付け、使用することができる。

 価格はインサート:10,200円~14,800円(税別)。

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