「ナガセでいこう!!」ナガセインテグレックスがJIMTOF出展機説明会および懇親会を開催 ~新機種5機をリリース~

181015ナガセインテグレックス1 ナガセインテグレックス(社長=長瀬幸泰氏)が9月28日、岐阜県関市の本社工場でJIMTOF2018出展機説明会を行ったあと、場所を移して岐阜県市内のニュー岐阜ホテルプラザで懇親会を開いた。

 今回のJIMTOFでは、超精密ロータリマルチ研削盤『RG-500SLDS-Neo2』、超²精密微細加工機『NIC-300α S6-N6』、超精密立型歯車研削盤『NGC300BS3BSL2-N9』、超精密成型平面研削盤『SGi 520α S4-Zero3』、超精密定圧定量制御両頭研削盤『NSF 440WS』の新規開発5機種を初披露すると発表した。

181015ナガセインテグレックス2あいさつをする長瀬社長 長瀬社長は、「世界経済は若干変化の兆しが見えているが、工作機械業界は堅調に受注を継続しているようだ。」と工作機械を取り巻く環境に触れたあと、「国内では働き方改革、働く方々の健康維持や将来に亘っての慢性的な人手不足の要因もあり、生産性を上げるために、無人化、自動化、省人化、に対する要望が日に日に高まっている。また、人材の確保も難しい。今回のJIMTOFでは、生産性の向上、自動化、省人化に向けたご提案を考えている。」とのJIMTOFへの意欲を示したあと、熟練者が自らのノウハウを用いてマシンの変化に対して適応制御をすることで達成した加工を、非熟練者にでも同等の加工ができるよう、また、非熟練者や今後、製造現場に進出してくるであろう女性にも容易に操作できるマシンを核としたシステムの必要性を説明した。

渾身の5機種をリリース!

181015ナガセインテグレックス2JIMTOFに向けて一足早く、来場者には特別に工場内を案内してくれた。写真は大注目の6面体の両平面を簡単に短時間で超精密に研削加工することができる両頭研削盤「NSF 440WS」。 JIMTOF2018では、「Be a high performer NAGASEでいこう」をテーマに、顧客が本来目指している生産性向上を実現することができるマシン5機種をリリースした同社。製品の特長と仕様は下記の通り。

(1)超精密成形平面研削盤『SGi 520α S4-Zero3』
 あらゆる要素において最適化を実現した小型超精密平面研削盤の新たなスタンダードマシン。
 特長は、小型サイズのワークを対象とした超精密成形平面研削盤。可能な限りの諸要素の最適化によりたどり着いた理想的な機械構造による圧倒的な加工性能。左右送り速度60m/minの超高速平面研削や驚異のピッチ送り精度と同期運動精度を実現。小型の樹脂金型や半導体の封止金型、コネクタ金型などの超精密パーツの加工に最適。また、徹底的な最適化により、従来機の44%の省スペース化を実現。独自の断熱温調カバーにより、機械精度を維持。
【仕様】有効加工範囲:500mm×2,004mm、砥石径:φ180~225×幅8~25mm

(2)超精密定圧定量制御両頭研削盤『NSF 440WS』
 6面体の両平面を簡単に短時間で超精密に研削加工することができる両頭研削盤。
 特長は、チャッキングが不要か!? 置くだけで超精密という、生産性を激変させる超精密両頭研削盤。つまり、ワークを置くだけでセッティングが完了するのだ。砥石軸には上下ともに非接触油静圧軸受けを採用し、また、定圧定量複合制御システムを採用している。常に砥石にかかる圧力を検知し、切り込み量と圧力を複合的に制御する。ワークの歪みを修正しながら、常に最高の条件での加工を実現。多関節ロボット(OP)によるワーク自動供給に対応。
 【仕様】最大ワークサイズ:φ170mmの範囲内、砥石径:φ440×35×φ140mm

(3)超精密ロータリマルチ研削盤『RG-500SLDS-Neo2』
 コストパフォーマンス抜群の超精密ロータリ研削盤。
 特長は、広範囲のテーブル面積において、非常に高い平面精度を実現する超精密ロータリ研削盤。回転テーブルには独自の油静圧案内を採用している。他にはない平面精度・回転精度を実現する。コストと設置面積の最適化を図り、省スペース化を実現。使いやすく、機能性抜群の対話式加工ソフト「NEO」シリーズを搭載。平面のみならず、階段形式の加工も簡単に設定可能である。高精度他数個同時加工、半導体製造装置の静電チャック等の加工に最適。
 【仕様】有効加工範囲:φ500mm、砥石径:φ200~355×幅25~38mm

(4)超精密立型歯車研削盤『NGC300BS3BSL2-N9』
 量産の創生研削加工にも、他品種少量の成型研削加工にも多既往。かつてない精度を実現する立型歯車研削盤。
 特長は、新JIS1級の歯車研削加工を狙える超精密立型歯車研削盤。独自の油圧静圧案内とDDモータ駆動の組合せによる超精密割出盤を搭載している。かつてない精度・品位の歯車研削加工を実現。ヘリカル・スプライン形状の歯車はもちろんウォームやねじ加工、さらには創成加工にも対応できる機械構成。高精度スキャニングプローブを搭載することにより、加工後に机上での歯車形状測定を実現。創生研削のみ、成型研削のみのマシンも製造可能である。
 【仕様】ワーク加工径:φ15~300mm、モジュール:0.1~5.0、ネジレ核:+46°~96°、最小割出分解能:0.00001°、テーブル回転速度:~1000min

(5)超²精密微細加工機『NIC-300α S6-N6』
 自由曲面上への多彩な超微細形状加工を実現するために開発された他に類をみないマシン。最小分解能を0.1nmに向上。
 特長は、中~大面積の自由曲面微細加工に対応できる同時5/6軸サブナノ制御微細加工機。全ての直線軸(X/Y/Z)で最小設定単位0.1ナノメートル仕様に対応。全軸に油静圧案内を採用氏、熱変位・振動などの外部・内部擾乱を徹底的に抑制。ナノメータ精度での位置決め繰り返し再現性、驚愕の同期運動特性を実現し、自動車の大きな構造変化に対応する光学部品・各種光学レンズ・高機能フィルム製造用金型に求められる超高品位・超高精度加工が可能。エンドミル等の工具を用いた加工にも対応(OP)
 【仕様】テーブル作業面の大きさ:φ350mm、最大ワーク高さ:200mm

「時代に対応する機械をつくらなければならないという使命感」と長瀬社長

181015ナガセインテグレックス4あいさつをする冨田営業本部副本部長 第二部は場所を移して岐阜市内にあるニュー岐阜ホテルプラザで懇親会が開かれた。
 懇親会に先立ち、ナガセインテグレックスの冨田善光 営業本部副本部長が日頃の感謝の意を表したあと、「JIMTOFでのナガセのテーマは、“Be a High Performer ナガセでいこう”。これは技術革新に伴い、新しい仕事が増え、従来のやり方ではなかなか達成することができない――それをナガセの機械で達成していただこう、ということが今回のテーマに含まれている。新しい技術革新にはナガセの機械をということをお願いしたい。」とあいさつをしたあと、声高らかな乾杯の発声を佐古晴彦 ユアサ商事 執行役員機械エンジニアリング本部長行い開宴をした。

181015ナガセインテグレックス6懇親会の様子 今回、ナガセインテグレックス渾身の5機種がリリースされたが、懇親会の会場内で長瀬社長にJIMTOFに向けて意気込みを尋ねたところ、「“これでいいや”という設備の仕方をされる方に、“これでなきゃダメ!”、“これがいい!”と言っていただける機械をぜひご提供したい気持ちの表れが、今回の新機種リリースに繋がった。われわれの気持ちは、“ナガセでいこう!”の一言に尽きる。従来、新しい概念でモノをつくっていこうとしたとき、それがきちんとした製品・商品になるのかという点で、加工がネックになる。このイノベーションの鍵を握る加工の課題を克服し、製品・商品が市場に認知され、中量生産から大量生産に移っていく。自動車業界は変革の時代を迎えているが、その中で金型を例に挙げると、パンチとダイの隙間が驚くほど小さい。対象とする板厚が全く違う。自動車業界で活躍される方達が今までの感覚で特に研削を設備してしまうと、大変なことになってしまうと感じている。そこで弊社は、変化する時代に対応できるような機械をつくらなければならない、という強い使命感があった。」とコメントした。

 金型設備総合商社である植田機械の金沢龍浩 上席執行役員国内統括副本部長に、商社からみたナガセインテグレックスの強みを尋ねたところ、「ナガセさんは、お客様の仕事に対してプラスアルファの情報、例えば、もう数年経つとこういう流れになりますよ、といった未来を見据えたトレンドを教えてくれる。研削盤の世界は長く使う機械なので、余計に今の投資がとても大切。補助金も今後期待できる今こそ、われわれもこのチャンスを活かして、お客様に良い機械を見ていただきたい、と強く思う。」と声援を送った。

 宴もたけなわのころ、篠原 修 三井物産マシンテック 社長が中締めを行い、散会した。