アマダ・コリアが韓国に新「仁川テクニカルセンター」をオープン ~充実した機能で、さまざまな課題に総合的な解決策を提案~

 アマダグループの販売・サービス会社であるアマダ・コリア(代表理事=深作 亮氏)はこのほど韓国仁川市に新「仁川テクニカルセンター」を設立し、10 月19 日(金)より活動を開始した。

 新「仁川テクニカルセンター」は、2カ所に分散していた展示場を統合して新たに先端産業の集積エリアに建設したもので、従来の約2 倍のスペースの展示場をはじめ、セミナールームやプレゼンテーションルームなどの充実した設備を整えている。最新のレーザ加工機や曲げ加工機に、材料搬送装置やロボットを組み合わせた自動化システム、ならびに省エネ性能や安全性に優れた高機能マシンを提案していく。

 また、韓国市場の課題に合致したセミナーの開催や、ユーザー企業の機械オペレーターを対象とした機械やソフトウエア操作の教育など、板金加工に関する幅広い支援を行う。

 韓国では、半導体や液晶・有機EL ディスプレイの製造装置や検査装置への投資が活発化するなど、IT およびエレクトロニクス産業の好調が継続している一方で、こうした産業を支える金属加工業界では、労働者不足に加えて電気代の値上がりにより加工コストが上昇している。さらに、加工機械に対する政府の安全基準がより厳しくなったことを受けて、金属加工工場では生産効率の向上に対する多様なニーズが顕在化している。

 こうした時流を受け、同社では、「仁川テクニカルセンターは、お客さまの工場が抱える課題に対して、加工技術の提案に留まらず、情報発信、人材育成を含めた総合的な解決策を提案する場としての機能を発揮していきます。」としており、アマダ・コリアは、すでに本社をテクニカルセンターに隣接した事務所棟に移転させている。今後は販売とサービスの連携体制を整え、顧客の競争力向上のための支援を強化することによって、2021 年度までに韓国国内の売上高を2017 年度比で約1.6 倍に拡大することを目指す。

■アマダ・コリアおよび仁川テクニカルセンター概要
社 名: 株式会社アマダ・コリア
代表者: 深作 亮 代表理事
所在地: 大韓民国仁川広域市延寿区ハーモニー路177-12
設 立: 1999 年1 月
敷地面積: 6,200 m²
事務所棟: 5 階建て 事務所、倉庫
延床面積: 2,100 m²
テクニカルセンター棟:
2 階建て 展示場、セミナールーム、プレゼンテーションルーム、教育ルーム
延床面積: 1,800 m²

仁川テクニカルセンター主要展示内容
1. グローバルスタンダード・ファイバーレーザマシン (自動化仕様)
LCG-3015AJ (9kW) + ASFH-3015G
2. パンチ&レーザ複合加工機 (自動化仕様)
LC-2512C1AJ + ASR-2512N-TK、ID-TOGU
3. ハイブリッド・ドライブシステム搭載 高速・高精度ベンディングマシン
HG-2204ATC、HG-1303
4. 高速・高精度サーボベンディングマシン
EG-4010
5. ファイバーレーザ溶接システム
FLW-ENSIS

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