2018年10月分工作機械受注総額は1,396.2億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年10月分の受注実績は以下の通り。
2018年10月分工作機械受注総額は、1,396.2億円(前月比△9.0% 前年同月比△0.7%)となった。14カ月ぶりの1,400億円割れ。10月では昨年に次ぐ過去2番目(17年:1406.6億円)。1,000億円超は24カ月連続。受注額はやや落ち着くも、依然堅調に推移。

 内需は576.6億円(前月比△10.5% 前年同月比+1.7%)で、補助金効果の剥奪やJIMTOF開催前の付きながら、10月としてリーマンショック以降の過去最高額を記録(従来17年:567.0億円)。
 外需は819.6億円(前月比△7.9% 前年同月比△2.4%)で、2カ月連続の800億円超で、10月では過去3番目(最高額14年:887.9億円)。欧州、北米が外需を牽引。

 高水準の受注が継続しており、今後も月毎の変動はあるものの、高水準を持続するものと期待。他方、通商問題、納期の長期化による影響などを注視。

10月分内需

576.6億円億円(前月比△10.5% 前年同月比+1.7%)。

・8カ月連続の600億円割れ。10月ではリーマンショック以降の最高額(従来17年10月:567.0億円)。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比21カ月連続増加。
・国内需要は自動車、幅広い業種で堅調持続。

① 一般機械  217.2億円(前月比△12.4% 前年同月比△12.8%)
   うち金型   24.0億円(前月比△0.3% 前年同月比△6.0%)

② 自動車   204.5億円(前月比+4.2% 前年同月比+15.6%)
   うち部品   133.9億円(前月比+4.9% 前年同月比+9.5%)

③ 電気・精密 62.0億円(前月比+0.5% 前年同月比+9.6%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 23.4億円(前月比+12.3% 前年同月比+74.6%) 

10月分外需

819.6億円(前月比△7.9% 前年同月比△2.4%)

・2カ月連続の800億円超。10月では過去3番目(①14年:887.9億円、②17年:839.6億円)。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比2カ月ぶり減少。
・アジアは落ち着くも、欧州・北米は高水準の受注が継続。

①ア ジ ア:313.5億円(前月比△10.2% 前年同月比△17.9%)
・東アジア:215.2億円(前月比△8.7% 前年同月比△29.3%)
〈韓 国〉 31.6億円(前月比+49.7% 前年同月比△14.3%)
〈中 国〉151.3億円(前月比△20.0% 前年同月比△36.5%)
・その他アジア:98.3億円(前月比△13.5% 前年同月比+27.5%)
〈インド〉36.2億円(前月比△26.8% 前年同月比+21.6%)
②欧 州:226.5億円(前月比+12.3% 前年同月比+8.0%)
〈ド イ ツ〉60.9億円(前月比+2.5% 前年同月比+39.6%)
〈イタリア〉37.7億円(前月比+5.9% 前年同月比△2.3%) 
③北   米:265.6億円(前月比△19.1% 前年同月比+16.0%)
〈アメリカ〉230.9億円(前月比△22.4% 前年同月比+17.1%)
〈メキシコ〉 17.9億円(前月比△8.3% 前年同月比+14.7%)

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