NaITO 引続き増収増益!

説明する坂井社長
説明する坂井社長
 NaITO(社長=坂井俊司氏)は、2019年2月期(2018年3月1日~2019年2月28日)連結決算を発表した。

 同社を取り巻く経済環境は、原材料費高騰の影響などによる製品値上げの動きがあったものの、設備投資・生産活動は引続き底堅く、国内の企業収益も好調に推移した。

 このような状況下で同社は、中期経営計画「Achieve2020」の2年目として、「地域密着」「専門力」「対面営業」を軸とした重点施策を着実に実行するとともに「新しいコトに挑戦!」をテーマとした活動を営業部門およびプロジェクトチームを中心に推進してきた。併せて、「新情報満載!新たな“モノ”で新たな“コト”の取組みをお手伝い」をコンセプトとして、東京・大阪で開催された「機械要素技術展」に出展して、NR商品(同社オリジナルブランド商品)等のPR活動を実施した。また、海外展開については、人員増強による輸出販売の強化およびタイ・ベトナム・中国の各拠点において収益拡大に向け積極的な営業展開を図るとともに、岡谷鋼機グループのネットワークを活用した北米・インド・インドネシアの市場開拓も推進してきた。

 この結果、当連結会計年度における売上高は500億14百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益9億28百万円(前年同期比27.5%増)、経常利益11億75百万円(前年同期比22.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億12百万円(前年同期比24.3%増)と増収増益となった。

 今後の見通しについては、米中貿易摩擦、中国経済の減速や半導体需要の低迷等を背景に、国内においても輸出の低迷および設備投資の伸びが鈍化する等も懸念され、景気の先行きは不透明な状況が当面続くものと予想している。このような認識のもとで、2017年度よりスタートした「中期経営計画Achieve2020」の達成を最大の経営課題と捉え、2020年2月期の業績は、売上高508億円、営業利益10億円、経常利益12億50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益8億50百万円を見込んでいる。

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