日立建機教習センタの共同出資事業に合意

 アウトソーシング(会長兼社長=土井 春彦氏)、アウトソーシング子会社のPEO(代表取締役社長=西村洋平氏)および日立建機 (社長兼CEO=平野耕太郎氏)は、 ICT施工の全工程について学ぶことができる教習プログラムの開発・提供を目的に、5月31日、日立建機の100%子会社で、建設機械などの教習事業を展開する日立建機教習センタ(社長=山本茂紀氏)を共同出資会社とすることに関して基本合意書を締結したと発表した。

 グローバル総合人材サービス企業のアウトソーシンググループは、業種分散により、特定業種動向に左右されない業績平準化と流動性を両立するなかで、建設機械分野においても豊富な実績がある。また、IT、建設・土木の技術者育成スキームを推進し、業界最大級である13,000 名超の在籍エンジニアによる技術者派遣のみならず、システム・エンジニアリング、ロボット、ソフトウエアの開発にも高い実績とノウハウを有している。

 一方、日立建機グループは、建設・マイニング機械に関わる製品や部品・サービスをはじめとしたバリューチェーンをグローバルで提供しており、国内においては、生産労働人口の減少、熟練技能者の高齢化を背景として、建設・土木業界の課題である「安全性向上」「生産性向上」「ライフサイクルコスト低減」の解決に貢献するため、ICT 施工ソリューションを提供するとともに、日立建機教習センタの教習事業を通じて、建設・土木業界の人材育成サービスを提供している。

 アウトソーシンググループと日立建機は、今後、ICT 施工の導入を促進するためには、建設機械の操作に関する教習とともに、ICT 施工の全体が学べる教習の提供が必要であると判断し、日立建機教習センタを共同出資会社とし、パートナーとして協業を開始するに至った。この協業では、アウトソーシンググループが培ってきた製造業向けの研究開発工程から量産工程までに至る知見と、日立建機のICT 施工向けの製品・ソリューションを提供してきた経験とノウハウを生かし、日立建機教習センタが担ってきた教習に加えて、起工測量から、設計・施工計画、施工、検査、データ納品までの全工程について学ぶことができる教習プログラムを開発・提供していく。

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