ブルーム-ノボテストが新技術を提案

191111ブルームノボテスト1毎秒数戦の測定値を取得:ブルームの工具及びワーク測定用のデジログ技術を用いた最新アプリケーションを発表 高品質で革新的な測定と試験技術のあるブルーム-ノボテストが「EMO2019」に引き続き、「メカトロテックジャパン2019」でも新しい技術を発表した。新技術は測定の可視化と評価機能及びに工作機械主軸の品質評価など複数のソリューション提案ができるソフト「LC-VISION」であり、このソフトはDIGILOG工具測定とワーク測定の新製品。

 ブルーム‐ノボテスト、マーケティングマネージャーのウィンフリート・ウエイランド氏は、「2017年に発表したLC50-DIGILOGを筆頭にDIGILOG技術のおかげで、革新的で幅広い製品の土台を作ることができた。また、DIGILOG技術及び工具測定システムを用いて、1秒に幾千ものの測定値を取得でき、データストリーム評価により今までになかった高速かつ信頼性を備えたアプリケーションの提供ができる。EMOでのプレゼンテーションでは、最新のハードとソフトウェアソリューションに加え、ネットワーク化させた生産環境におけるDIGILOG技術の現在と未来のアプリケーション領域に集点を当て、DIGILOGシステムを使用したワーク輪郭やボアのスキャン測定を行うクローズドループシステムや大量生産品の表面粗さ測定などを紹介した。」とコメントしている。

 ユニークな可視化と解析用ソフトウェア「LC-VISION」のアプリケーションはレーザー測定システム用に新たに開発された機上測定を次の段階へ引き上げるもの。史上初めて測定中の記録データをリアルタイムに視覚化し、機械制御装置へ直接解析結果を反映できる。

191111ブルームノボテスト2「LC-VISION」。ブルームのレーザー測定システム用に新たに開発された測定中の記録データをリアルタイムで解析、視覚化し機械制御装置へ直接反映するソフトウェアだ 例えば、「LC-VISION」と新しいオプションのアプリケーションの「スピンドルコントロール」を併用して、DIGILOGレーザー測定システムで異なる回転速度での主軸の状態の記録ができ、加工精度に悪影響を与える主軸ベアリングの不良を早い段階で確認ができる。また取得したデータを使用して故障などの予期せぬ機械の停止期間の発生を抑制、それ以前の都合の良いタイミングで主軸オーバーホールを行う「予防保全」のために使用することもできる。また日常の使用においてもウォーミングアップ時間を最短化でき、「スピンドルコントロール」を用いることにより、ユーザーは常に機械が安定した状態になり、加工を開始することができる。また、判回転数レンジをベースとした主軸の振動解析も可能。データは主軸ベアリングダメージなどの傾向を示すので異常状態を発見することができる。

 同社は、EMOの会期中に、LC-VISION技術をベースとしたテクノロジーサイクル「3D ToolControl」を発表した。新しいオプションについては、ボールエンドミルの摩耗をモニターに使用し、各圧力角毎に最長、最短の切れ刃をLC-Vision上で一目でわかるよう可視化することが可能になるなど、ユーザーは、どの角度位置に問題が存在するかを見ることができ、複数の評価方法を用いてこのアプリケーションと工作機械に最適な補正方法を選定することができる。「LC-VISION」ではさらに、個々の切り刃の長さの測定並びに棒グラフ表示も実現する。また、この可視化によって、例えば達成可能な加工後の表面品質の断定や、新品工具の品質及び寿命の確認に使用することも可能。

 さらに、「LC-VISION」のもう一つの特別な機能は診断画面だ。最初はレーザーの焦点位置、インストールされたハードウェアやソフトウェア等の関連するシステム情報も予防保全のためのデータも制御装置の画面上でオペレータが見ることができる。

191111ブルームノボテスト3システムの関連情報は、予防保全機能と共に、診断画面にて表示可能 また、同社のDIGILOGレーザー測定システムが機械に取り付けられていない場合に対応できる、「ポータブルスピンドルコントロール」(PSC)という、スピンドルモニターの携帯型ソリューションもEMOで発表し、高い評価を得た。

 これは、コンパクトで使いやすいシステムであり、LC50-DIGILOGブルームレーザーとスピンドルコントロールソフトウェア及びそのアクセサリーパーツで構成される。この“PSC“は実際に機械と接続せずに殆どのスピンドルコントロールの機能を使用することができる。

 LC50-DIGILOGレーザーをマシンテーブルにマグネットで固定し、スピンドルコントロールソフトウェアを外部パソコンで実行する仕様。“PSC“は主軸テストベンチでの開発業務から、主軸が機械に組み込まれた状態でのエンドユーザーはもちろん、サービスマンなど幅広い活用ができる携帯型ソリューションである。