「若い方とのコミュニケーションの充実を」 輸入協

千葉会長
千葉会長
日本工作機械輸入協会(会長=千葉雄三氏)は、1月10日午前1時より第一ホテル東京(新橋)で新年賀詞交歓会を開催した。
千葉会長が参会者にお礼の言葉を述べたあと新年の挨拶をした。挨拶の概要は次のとおり。

「昨年は未曾有の天災・人災に見舞われた1年でした。会員の皆さまに置かれましても大変な一年であったと思います。世の中なにが起こるか分からないと実感した一年でございました。この一年が、平穏で商売に集中できる一年になることを願っています。さて、昨年度の工作機械の受注実績をご報告いたしますと、昨年11までの実績をもとにした日本工作機械工業会の推計は、昨年1年間は内外需合わせて1兆3000億強でした。これは昨年9800億円ほどでしたので、3割強の増加となっております。私どもの関わりが深い内需では約4000億強。これも一昨年の実績が3100億円弱でしたので、やはり3割以上の増加となっております。輸入工作機械・器具というのは内需の動向に左右される傾向がありますので、協会の皆さまに置かれましても、この苦しい中でも増加をしていたのではないかと推察しております。大変な一年ではございましたが、需要は底堅かったということが言えるのではないでしょうか。昨年は企画委員会を立ち上げましたが、特に若い方たちのコミュニケーションを図って協会の活性化を図っていきたいと思っています。今年も様々なイベントを企画しております。今年はJIMTOFの年ですが、当協会では537小間の申し込みをいただいております。ぜひ、申し込みの小間数確保で努力する所存です」

震災からの復興を本格化する大切な年

藤木課長
藤木課長
来賓を代表して藤木俊光経済産業省産業機械課長が、「昨年は大変な一年でございました。東日本大震災、原発での事故、直接影響を受けられた方はもちろん、日本全体、大変大きな影響を与えた出来事でした。私どもにとっても自分たちが進めてきた政策をもういちど取りなおさなければならないという大変厳しい一年でありました。そういった厳しい中ではありましたが、私どもが心強かったのは、わが国の産業界が一丸となって大変なご尽力をいただいたことで、日本の生産活動、経済活動が思った以上のペースで立ちなおってきた。年後半にはタイの洪水等もありましたが、サプライチェーンの寸断等、なんとか乗り越えて、昨年1年、どうにか前に進んできた。こういったことも含め、わが国産業の底力を思い知ったわけでございます。こういった意味でこの1年は震災からの復興を本格化しなければならない大切な年だと思っています。皆様方のご支援ご協力をよろしくお願いいたします」とあいさつした。

乾杯の発声はロジェ・ツビンデン スイス大使館スイス・ビジネスジャパン日本代表が行った。

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