「今年はJIMTOFの年! 業界の存在感を高めるチャンス!」 工具工業会

増田理事長
増田理事長
日本工具工業会(理事長=増田照彦氏)は、1月6日午後12時30分よりメルパルク東京で新年賀詞交歓会を開催した。

増田理事長が参会者にお礼の言葉を述べたあと、「日本には沢山の坂道があります。さて、皆様に二つ質問があります。上り坂と下り坂、どちらが多いでしょうか? 二つ目の質問です。兄さんと弟がいます。どちらが長く生きていますか? ・・・答えはどちらも同じでございます。坂道は上から見たら下り坂ですし、下からみたら上り坂・・・ということで坂の数は一緒。二つ目の兄・弟の話も、弟が生まれて初めて兄になるわけですから、どっちも同じだけの年だということです。さて、昨年は様々な苦難がありました。そこで、アメリカインディアンの教えが記載されている本を読みました。その中に、“それがなんであれ、あなたが自分のものだと思ってるものは、なにひとつ自分のものではありません”とありました。私は考えました。妻、子供、お金、自然、従業員・・・挙句の果ては自分までも自分のものではないのだ、とおそらくアメリカインディアンはいっていたんだと思い自戒をしている次第です。さて、今年はJIMTOFの年であります。来年5月には、世界切削会議in京都でございます。日本工具工業会の存在感を高めるために、皆で頑張ろうではございませんか。共に頑張りましょう」と力強くあいさつをした。

頑張っていくという強い手ごたえを感じている

藤木課長
藤木課長
来賓を代表して藤木俊光経済産業省製造産業局産業機械課長があいさつをした。この中で藤木課長は、「昨年は東日本大震災、原発の事故等、様々なことがありましたが、このような中で新年を迎えられたことは大変幸せなことだと実感しております。昨年は辛いこと、厳しいことが多々ありました。今年はぜひ乗り越えて新しい発展の年にしたいと思っています。ヨーロッパ経済、金融市場を中心とした先行きについても安心できる状況ではありません。また、アメリカ経済、アジア経済を展望しても不透明感のある経済状況だと思っておりますが、一方で、われわれ昨年の震災、電力不足、タイの洪水等々、様々な苦難をどうにかこうにか乗り越えてここまできています。自信を持って苦難をバネにして今年は伸びる年にしなければならないと思っております。昨年、三次補正予算で国内立地補助金を5000億円で確保いたしました。昨年末で応募を締め切っておりますが、大変多くの応募がございました。まだまだ日本で新しいラインに投資して頑張っていくんだ、という思いに満ち溢れている強い手ごたえを感じております。日本工具工業会は日本のものづくりになくてはならない大切な分野です。これからも皆様が技術基盤を磨かれ、ビジネスを伸ばされますよう期待しております」と述べた。

堀 功副理事長の発声で乾杯した。

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