日立建機がEX5600-6、EX2600-6 超大型油圧ショベルを発売! 550t、250t級の2 機種、作業能力をアップしてモデルチェンジ!

EX5600
EX5600
日立建機(社長=木川理二郎氏)は、世界の大規模鉱山現場などで稼働する超大型油圧ショベルEX5500-6 およびEX2500-6 をモデルチェンジし、作業能力などを向上させたEX5600-6、EX2600-6 (いずれもエンジン式)として2月1日から発売した。

EX5500-6、EX2500-6は2008年1月に発売以来、同社の他の超大型油圧ショベルEX8000-6、EX3600-6、EX1900-6 と同様に、安定した作業能力と信頼性に基づく高稼働率により、資源採掘大手をはじめとする世界のマイニングの顧客から高い評価を博している。一方で近年増大する資源需要の市場動向を踏まえ、掘削後の鉱石等の運搬を担うダンプトラックの運搬能力増大の要求に加えて、掘削積込作業を担う超大型油圧ショベルにも、さらなる作業能力向上が求められていた。

バックホウタイプのEX5600-6、EX2600-6 は、実績ある従来機の設計思想を踏襲。フロント(腕)をショートリーチ化した上でバケット容量を、EX5600-6 では従来の29m3 から34m3 に、EX2600-6 は15m3から17m3 に大容量化しており、構造物の信頼性や耐久性を確保しながらエンジン出力をアップし、従来機と同等のサイクルタイムでの大作業量化を実現している。これによりバックホウタイプのEX5600-6 の場合、積載質量220t 級ダンプトラック(当社EH4000ACⅡクラス)に、従来機の5 杯積みから4 杯積みで積荷の満載が可能となり、積込時間の短縮により作業能力が大幅に向上している。

なお、機械式電動ロープショベルと比較して稼働作業の汎用性に優れている点、および既存の電力供給設備が使用可能な点を受けて、主にロシア・CIS、中国向けに出荷台数が堅調な電動式超大型油圧ショベルについても、550・250t 級のモデルチェンジを順次行いシリーズの充実化を図るとともに、昨今の原油価格上昇に関連して相対的に低コストの電力が得られる稼働現場にはこれをセールスポイントとして、新規開発鉱山や北中南米等への拡販を図っていくとしている。

販売目標は、2 機種合計で、エンジン式と電動式を合わせて年間100 台の見込み。

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