フルHD デジタルマイクロスコープシステム「MS-900HD」と独自のデジタルマイクロスコープシステム構築可能な照明コントローラ「LM-Controller」を同時発売 モリテックス

MS-900HD
MS-900HD
マシンビジョンと画像関連機器メーカーのモリテックス(社長=松岡昇氏)は、このほどフルHD(High Definition:高精細度)デジタルマイクロスコープシステム「MS-900HD」および独自のデジタルマイクロスコープシステムが構築可能となる照明コントローラ「LM-Controller」を発売した。

「MS-900HD」は同社が長年培った撮像技術を結集したシステム。新開発のレンズコントローラーと照明機能付きズームレンズをコアユニットとしてシステム化した。ハイビジョンカメラとメガピクセル対応レンズで無限遠~約2400倍相当までの1920x1080ピクセルの高精細度画像を撮影することができ、モニタ上での確認が可能である。また、対象物に適したライティングを行うため、手元のコントローラ「LM-Controller」で照明一体型高精細レンズに組み込まれたLED照明の照度及び照明方向の調整も可能だ。

専用ソフトウェア「SCOPEMAN VIEW」には、対応ズームレンズからの倍率信号を本体側で認識し、校正を行わずに撮影画像の各種計測が可能となる「オートスケール機能」を搭載。加えて、凹凸の有る物体の観測に便利な「ワンタッチ深度合成機能」、ソフトウェア上で画像を連結して高倍且つ広範囲を確認できる「連続画像連結機能」、調光をしながら自動的に意図していないところが明るくなってしまうハレーションを除去できる「リアルタイムハレーション除去機能」など、ユーザーの使いやすさを追求した新世代のマイクロスコープである。

LM-Controller LM-CR-001
LM-Controller LM-CR-001
また、「MS-900HD」のコアユニットである「LM-Controller」を、専用ズームレンズ「MP-ZE」シリーズとセットでシステムインテグレーター向けモジュールとして同時発売した。付属のコントロールソフトウエアおよびソフトウエア開発キット(SDK)を使って、ニーズに合わせた独自のデジタルマイクロスコープシステムを構築することが可能となった

今回発売するデジタルマイクロスコープシステム「MS-900HD」は、電子部品などの微細化が進み高精細画像による製品検査が求められるなか、市場のニーズにこたえるべくフルHD対応(1920x1080ピクセル)で無限遠~約2400倍相当迄を撮像できるデジタルマイクロスコープシステムとした。システム構成は、専用ズームレンズ「MP-ZE」シリーズ・カメラ・レンズ架台・「LM-Controller」からなる「スコープユニット」、制御用PCおよびHD対応モニタ、専用ソフトウェア「SCOPEMAN VIEW」となっており、各所にユーザビリティを追求した工夫が凝らされている。新設計のレンズ架台は、低倍から高倍のレンズ取り付けをひとつの架台で対応する。また、照明一体型高精細レンズは、手元のコントローラを操作することで、簡単に被写体に適した照明を行える。加えて、ソフトウェア「SCOPEMAN VIEW」では、デジタルズーム時にナビゲーションウィンドウで今どの位置かを確認できる「ナビゲーション機能」、マウスカーソルを近づけると自動でエッジを選択する「スナップ機能」、「指定倍率印刷機能」、ワンタッチでMicrosoft Excelにレポート出力ができる「レポート作成機能」など、各種アシスト機能を搭載した。

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