新製品を続々市場投入! 三菱マテリアルツールズ

三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏)は、三菱マテリアルが開発、製造する刃先交換式の“多コーナ形汎用正面削りカッタ”の「AHX640S」、“チタン合金加工用カッタ”VFXシリーズのインサートおよびボディを追加し、販売を開始した。

多コーナ形汎用正面削りカッタ「AHX640S」

現在市場で使われている正面フライスカッタは、両面使用多コーナ形のインサートを搭載した経済性に優れるものが主流になりつつある。このような背景から、汎用加工用に多コーナ形汎用正面削りカッタ「AHX640S」を商品化し、切れ味と切りくず排出性に優れた14コーナインサートを搭載し、鋼加工においても高い経済性を実現するとした。

多コーナ形汎用正面削りカッタ「AHX640S」の主な特長は以下のとおり。

①7角形両面使用14コーナインサートにより、高い経済性を実現した。

②低切削抵抗ダブルポジ刃形とスクリューオン方式を採用し、良好な切れ味と切りくず排出性を実現している。

③インサートは鋼加工用MPインサートのPVDコーテッド材種VP15TFに加え、鋳鉄加工には既に「AHX640W」用のインサートとして発売済みのMK・HKインサートのCVDコーテッド材種MC5020も選択可能。

チタン合金加工用カッタVFXシリーズ「VFX5」/「VFX6」にインサートを追加

航空機産業分野等で多用されているチタン合金は熱伝導率が低く、工具刃先に加工熱が集中し、溶着による切りくずの噛み込みやチッピングが発生しやすい加工困難な被削材として良く知られているが、同社ではこの問題に対し、低切削抵抗・高剛性・優れた冷却性能を有するチタン合金加工用カッタVFXシリーズ「VFX6」を商品化しすでに好評を得ている。このほど幅広い作業条件に対応できるように、「VFX6」より刃長の短いインサートを採用し、工具径も小径タイプを標準化した「VFX5」を発売した。

また、併せて低切削抵抗・高剛性・優れた冷却性能を有する“チタン合金加工用カッタ”VFXシリーズ「VFX6」に幅広い切削加工に対応できるように、既存のMSインサートに対してコーナRのラインナップを大幅に追加、および切れ刃強化型新HSインサートを追加発売した。

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