「今年は良い年になる」 輸入協会

日本工作機械輸入協会(会長=千葉雄三氏)は、1月13日午後6時より都内の第一ホテル東京で新年賀詞交歓会を開催した。


千葉雄三会長
千葉雄三会長
冒頭、千葉会長が参会者にお礼の言葉を述べたあと、「新年が明け、様々な賀詞交歓会に出席いたしましたが、皆様が今年は良い年になるとお話しておりました。私ども輸入協会内でも良くなってきたと聞いており、私自身もそのように感じております。この円高のお陰で輸入機械は3割以上、金額が安くなりました。しかしながら、円高になると輸出企業が苦しくなり設備投資意欲が衰え、市場が縮小してしまう懸念があります。3割機械が安くなったところで需要がなければ売れません。日本企業は今、もう設備投資を我慢できない状況だと思いますが、現在、数字や事例が“今年は良い年になる”と示しております。頑張りましょう」と挨拶をした。



新しい一歩を踏み出せる年に

藤木俊光経済産業省製造産業局産業機械課長
藤木俊光経済産業省製造産業局産業機械課長
来賓を代表して、藤木俊光経済産業省製造産業局産業機械課長が「過去2年、大変経済状態が厳しい中でご苦労され、今年はその苦労が実って新しい一歩を踏み出せるような年にできたら良いと思っております。経済の発展や産業の成長というのは民間企業の皆さまが培われてきたノウハウや積み重ねの上で成り立っています。われわれとしても精いっぱい後押しをさせていただきたい。産業構造ビジョン、新成長戦略という名のもと、ビジョンづくりを進めて来たわけですが、今年それを実現する年になります。手始めに法人税の減税があり、実効税率5%引き下げについて取り組んでいます。FTAについても大いに進めていかなければならない。その他、日本初の技術で世界を相手にビジネスチャンスを広げていただきたく、そのためには、まず、国内でしっかりモノをつくる基盤をつくることが重要だと思っています。まさに過去2年、どの産業でも皆様、設備投資をやや控えられてグッと我慢されてきた。やはりグローバルマーケットで勝負していくためには、日本で最高水準の効率性と最高水準の品質を作りだす産業基盤をつくり、その中で、積極的な投資を促していかなければならないと思っています」と挨拶した。

アラン・ヘルド在日アメリカ合衆国大使館上席商務官の乾杯の発声で和やかな歓談がはじまり、宴もたけなわの頃散会した。

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