1月28日(火)、29日(水)の両日、三井精機工業本社工場でプライベートショー「MTF2014」が開催されました。同社はブロックゲージやマイクロメータなど測定機の生産から始まっているという歴史もあって、とにかく徹底的な作り込み方が特長。
マシニングセンタ、ジグ中ぐり、ジグ研削盤、ねじ研削盤の主要部品は“きさげ”による徹底的な作り込みで、「まっすぐ動く」「直角に交わる」「平面が出ている」という重要かつ基本精度にものすごくこだわっているのです。
そして今年はなんと、「3月までに加工精度を30%アップする」とのこと。ますます貪欲に精度を高めると宣言していました。
三井精機独自の設備 LMS-3000
「1µm以下の精度を測る技術が高精度工作機械をつくるんだ」、ということで三井さんの測定室はなんと±0.1。「鉄は生き物」なので、測定場所の環境、測定方法、評価の基準において、全てがパーフェクトな条件が揃わなければ、高精度測定は成り立たないとのこと。厳しい世界だ!
今回は来場者が過去最高を記録したとのこと。協賛メーカーさんもズラリと並びます
コンプレッサ。設計技術のこだわりを展示
で、でかい! HU63A5X
チタン合金(Ti-6Al-4V)
粗加工も一気にドーンとな! ということで、切屑もしっかり見てみましょう。工具はケナメタル社製
半導体製造装置に使われるチャンバー
ワーク寸法:953×740×H195mm
ワーク材質:アルミ(A7075)
加工機:HS6A 横形MC
加工時間:35時間
これはアルミ無垢材からの削り出しです。なぜ無垢材から削り出して加工する必要があるか知ってますか?
それはね。
内部が真空状態になるためなんですって(●∀●)へぇ。
面性状も非常に厳しいんです。
今回も素敵な講演を聴くことができました。
テーマは『新しいものを次々と生み出す秘訣-思いがけない発見からドラマが始まる-』
ヒューマンリンク代表取締役 田上 勝俊 氏
田上氏は、元(株)本田技術研究所 常務取締役でした。本田イズムを継承し、感動あるものづくりが世の中に貢献できる製品を生み出す力になる、としています。
①物事の心理・本質が入っていること。
②時代の要請。
③自分らしさ、独自性。
④これらをワクワクするような形にもっていく――。
非常にシンプルな考え方ですが、的を射ていると思いました。
さて、三井精機さんといえば、日野レンジャーの展示よね!
日本のトラックメーカーとして唯一連続してパリダカに参戦!
ああん、ステキ☆
カッコイイよ日野レンジャー、カッコイイよ!
スポンサーに三井精機工業♡
えへ。運転席に乗るチャンス到来!
乗るときに驚いたんですが、ものすごい高さがあるの。
いつの間にやら、よっこらしょ、よっこらしょ、って気合いを入れないと足が上がらない。気合いを入れてエイッって足をあげたら、ツりそうだったわよ。ねえさん、情けない。
ダカールで日野レンジャーを運転しているのは有名な菅原親子です。お父様はなんと72才! うっ! なんということでしょう!
あたしも頑張らなければ!