【速報】IMTS2014概要報告

日本工作機械工業会(会長=花木義麿 オークマ社長)がこのほどIMTS2014の概要報告(速報)を発表しました。概要は以下の通り。

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IMTS2014(International Manufacturing Technology Show)が、2014年9月8日(月)から13日(土)までの6日間、米国製造技術工業会(AMT)の主催により、米国・イリノイ州シシカゴ市のMcCormick Placeにおいて開催された。今回の展示会は、展示面積111,400㎡(前回:111,500㎡)、出展者数は2,035社(同1,909社)と、展示面積は前回よりもやや下回るも、出展者数では前回の2012年を上回る規模となった。

米国製造業は、自動車産業、エネルギー関連産業、航空機産業をはじめ、好調を維持しており、設備投資も活発化している。同工業会では、「このような投資環境が来場者数にも、IMTS史上最高レベルの114,147名の登録を記録し、活発なビジネスか展開されるなど、展示会としても大きな成功を収めた」としており、IMTS2014に際して、日工会会員出展機一覧等、各種広報資料を作成し配布し、会場内の国際インフォメーションセンターで日工会ブースを設け、わが国の工作機械産業に関する情報提供や、本年開催されるJIMTOF・Tokyo 2014の来場者誘致活動を積極的に行った。また、海外工業会との会合を実施し、相互に意見交換を行った。

IMTS2014の開催状況と特徴

(1)会場は、初日から各ブースとも大勢の来場者で熱気に溢れ混雑していた。入場登録者数は、前回比で14%増と大幅に増え、史上最高レベルとなる114,147人に達した。

(2)今回の主な出展ぶつは、従来にも増して「自動化対応」の進んだ機械の出展が数多く見られた。また、特別企画展としてレジンや金属を素材とする「積層造形技術」による実演展示が行われた。複合機は高速化、知能化が進み、ロボットを伴った自動化に加え、モニタリング検知やセンシング技術による自動化をアピールする展示が見られたほか、航空機分野に的を絞った機種の展示も多く見られた。

(3)海外メーカでは韓国のドゥーサン、ヒュンダイが大きなブースで出展するも、従来技術の機械の出展に留まっていたとの評もあった。一方、中国メーカでは、藩陽机床や大連机床が展示面積を減らすなど、中国勢は前回に比べ全般的に縮小傾向が見受けられた。

(4)現地では、米国経済がリーマンショックを乗り越え、景気が向こう2~3年は好調に推移すると見込まれており、資源エネルギー分野、小型自動車、航空機の機体やエンジンなど、主要業種の設備投資が活発、会員各社からは中身の濃い商談が多かったとの商談が多かったとの感想が聞かれた。

(5)会期中の平日には、現地の中学生の団体による会場見学が行われていた。将来米国の製造業を担う可能性をもった若年層へ、技術者・技能者不足を背景とした教育の一環が見て取れた。


腫瘍展示会の開催規模比較

日工会会員企業の出展状況は39社。出展者名は、アマダマシンツール、ブルームLMT、ブラザー工業、シチズンマシナリーミヤノ、大昭和精機、DMG森精機、ファナック、富士機械、不二越、ジェイテクト、キタムラ機械、紀和マシナリー、光洋機械、倉敷機械、牧野フライス製作所、松浦機械、三菱電機、三菱重工、三井精機工業、中村留精密工業、ニイガタマシンテクノ、野村DS、野村製作所、岡本工作機械製作所、オークマ、大阪機工、レ二ショー、碌々産業、シギヤ精機製作所、新日本工機、ソディック、スター精密、高松機械、東芝機械、津根精機、ヤマザキマザック、安田工業。