3月分産業機械受注状況および輸出契約状況 

産業機械工業会がこのほどまとめた平成23年3月分の産業機械受注状況および輸出契約状況は以下のとおり。

3月の受注は6691億6400万円、前年同月比83.9%となった。

・内需
内需は3585億9900万円、前年同月比76.0%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比96.3%、非製造業向けは同66.4%、官公需向けは同60.3%、代理店向けは同108.5%であった。
増加した機種は、タンク(211.7%)、運搬機械(100.5%)、変速機(1114.6%)の3機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(70.3%)、鉱山機械(76.2%)、化学機械(94.8%)、プラスチック加工機械(65.0%)、ポンプ(77.7%)、圧縮機(66.4%)、送風機(57.9%)、金属加工機械(45.0%)、その他機械(54.5%)の9機種であった(括弧の数字は前年同月比)

・外需
外需は、3105億6500万円、前年同月比95.4%となった。
プラントは11件、542億100万円、前年同月比58.8%となった。
増加した機種は、化学機械(118.1%)、タンク(1793.8%)【約18倍】、プラスチック加工機械(107.6%)、ポンプ(127.0%)、送風機(157.3%)、運搬機械(102.0%)、変速機(128.5%)、金属加工機械(223.7%)、その他機械(160.7%)の9機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(55.1%)、鉱山機械(本月の受注金額がマイナスのため、比率を形状できず)、圧縮機(61.7%)の3機種であった(括弧の数字は前年同月比)。

●3月分産業機械輸出契約状況は以下のとおり。
3月の主要約70社の輸出契約高は、2951億5900万円、前年同月比94.4%となった。
プラントは11件、542億100万円、前年同月比58.8%となった。
単体は2409億5800万円、前年同月比109.2%となった。
地域別構成比は、アジア49.0%、ロシア・東欧25.0%、ヨーロッパ10.5%、中東7.5%、北アメリカ4.2%、オセアニア2.1%となっている。

平成22年度 産業機械受注状況(平成22年4月~平成23年3月)

平成22年度の産業機械受注総額は、内外需とも増加し、前年度比103.2%の4町7463億円となり、3年ぶりに前年度を上回った。
内需は、前年度比102.5%の2兆9425億円となり、3年ぶりに前年度を上回った。
外需は、前年度比104.2%の1兆8037億円となり、3年ぶりに前年度を上回った。
需要部門別受注状況
(1)内需
①製造業
情報通信、自動車、その他製造業の増加により、前年度比103.2%の9651億円となり、3年ぶりに前年度を上回った。
②非製造業
農林漁業、電力、その他非製造業の増加により、前年度比101.6%の1兆1668億円となり、3年ぶりに前年度を上回った。
③民需計
①と②を加算した民需の合計は、前年度比102.3%の2兆1319億円となり、3ねんぶりに前年度を上回った。
④官公需
地方公務の減少により、前年度比99.7%の5360億円となり、3年連続で前年度を下回った。
⑤代理店
前年度比110.7%の2745億円となり、3年ぶりに前年度を上回った。
なお、内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(100.5%)、鉱山機械(108.7%)、化学機械(冷凍含)(109.5%)、プラスチック加工機械(180.6%)、圧縮機(127.8%)、送風機(109.8%)、運搬機械(108.0%)、変速機(122.9%)の8機種であり、減少した機種は、タンク(54.2%)、ポンプ(96.3%)、金属加工機械(87.7%)、その他機械(88.0%)の4機種である(括弧は前年度比)。
(2)外需
オセアニアが大幅に減少したものの、アジア、中東、北アメリカ、ロシア・東欧の増加により、前年度比104.2%の1兆8037億円となった。
なお、外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(110.6%)、タンク(194.8%)、プラスチック加工機械(141.2%)、ポンプ(110.2%)、圧縮機(107.1%)、送風機(201.8%)、運搬機械(163.8%)、変速機(144.0%)、金属加工機械(366.4%)、その他機械(130.6%)の10機種であり、減少した機種は、鉱山機械(50.6%)、化学機械(冷凍含)(70.2%)の2機種である(括弧は前年度比)。

平成22年度 産業機械輸出契約状況(平成22年4月~23年3月)

概要
平成22年度の主要約70社の産業機械輸出は、オセアニアが大幅に減少したものの、アジア、中東、北アメリカ、ロシア・東欧の増加により、前年度比101.9%の1兆6715億円となった。
単体機械は、アジアの増加により、前年度比118.2%の1兆4444億円となった。
プラントは、アジアが増加したものの、オセアニアが大幅に減少したことにより、前年度比54.2%の2271億円となった。
機種別の動向
①ボイラ・原動機
南アメリカ、アフリカ向けの減少により、前年度比93.1%となった。
②鉱山機械
アジア向けの減少により、前年度比48.2%となった。
③化学機械
アジア、ロシア・東欧向けの増加により、前年度比127.7%となった。
④プラスチック加工機械
アジア向けの増加により、前年度比134.8%となった。
⑤風水力機械
アジア向けの増加により、前年度比101.3%となった。
⑥運搬機械
ロシア・東欧を除くすべての地域が増加したことにより、前年度比154.2%となった。
⑦変速機
ロシア・東欧を除くすべての地域が増加したことにより、前年度比143.9%となった。
⑧金属加工機械
アジア、中東向けの増加により、前年度比428.9%となった。
⑨冷凍機械
オセアニアを除くすべての地域が増加したことにより、前年度比123.0%となった。
(2)プラント
オセアニアが大幅に減少したことから、全度比54.2%となった。

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