取材こぼれ話

三菱日立ツール発足後初の代理店会総会で出席者に配られたものですが、これがなかなか洒落ていましたのでご紹介したいと思います。

書の下にある色とりどりの糸。
これは、帯の糸です。

あいさつに立った三菱日立ツールの増田社長は、帯を持参(!)し、帯の裏側をみせてくれました。

美しい帯を形付ける糸も裏はこのとおり

「帯を形付ける糸。美しい帯でも裏からみたらこのような状態ですが、たとえ地味でも、どんな方でもスポットライトを浴びることができる」
―――という意味が込められていました。
なんと元気が出る言葉でしょうか。

どうせ目立たないから・・・・とか、地味だから・・・・とか卑屈になりそうなことって、ありそうですが、たとえ目立たなくてもその存在そのものに価値があることがあるんだ、ということですね。

糸1本だけでは美しい帯にはなれません。
帯は裏からみたら、あんまりキレイじゃありません。

今回、帯の糸をこのように表舞台に貼り付けて美しい贈り物にしたということに奥深さを感じたわたし。

心遣いに社長のセンスを感じました。

ところで今回、あいさつを聞いて驚いたことがありました。
取材のこぼれ話としてお話ししましょう。

増田社長は三菱日立ツールの社長就任にあたって、なんと、前職場(三菱マテリアル)で着用していたスーツを全部捨てちゃったとのこと! 全てを新しく新調したんですって。

気持ちを新たにする―――という強い覚悟と決意を感じました。