「設備投資マインドは衰えていない」輸入協会

日本工作機械輸入協会(会長=千葉雄三氏)が5月27日、東京・日比谷の松本楼で平成23年度通常総会を開催した。

総会後の懇親会で千葉会長が、「第震災のあと、私どもは大変な状況化にありました。100年に1度の大不況といわれたリーマンショック後もようやく上昇に転じ、今年は力強い回復を感じていましたが、震災によってこの先が不安になった方も多くおられると思いますが、設備投資に対するマインドは全く衰えていないということが分かりました。これはリーマン不況と決定的に違う点です。私どものように機械を、工具を、周辺機器を売るという商売につきましては、近いうちに必ず今年年初の状況に復帰すると確信しています。会員の皆さまにおかれましても、明るい希望のもとにご商売に邁進していただきたいと祈念する次第です」とあいさつした。



来賓の挨拶を永山純弘経済産業省製造産業局産業機械課課長補佐が述べた。この中で永山課長補佐は、「この震災を経まして、大自然の力の恐ろしさを目の当たりにしたのですが、同時に日本のものづくりの力強さを再認識しました。ものづくりの現場では地震があった翌日から必ずしも完全ではない生産設備を用いてお客様のために生産活動を始めたときております。多くの工場で1週間後、2週間後には操業を開始したと聞いております。世界は待っていてくれませんので、世界の経済に対抗していく日本の力強さを取り戻すために政府としても新成長戦略実現会議を再開しました。われわれ製造産業局としましても、現場力の再構築のため注力する次第です」とした。

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