三井精機工業が、新規開発機Precision Profile Center 「PJ812」5 軸制御立形マシニングセンタ「Vertex55X Ⅲ」JIMTOF2016 にて初公開!

 三井精機工業(社長=奥田哲司氏)は、第28 回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)にて、Precision Profile Center(高精度立形マシニングセンタ)「PJ812」と5 軸制御立形マシニングセンタ「Vertex55X Ⅲ」を世界初披露する。

Precision Profile Center 「PJ812」

 金型、試作部品、光学関連部品、航空宇宙関連部品、医療機器関連などの高精度加工を実現するため、静的精度はもちろん、動的精度を徹底して追求した。ジグボーラーの高精度位置決めと高品位形状加工を実現する究極のマザーマシンを開発した。

■主な特長

(1)熱変形を考慮した門形シンメトリー構造。
(2)新摺動機構で0.1μm 送りに追従。
(3)ボールねじ軸心冷却、摺動面冷却等による発熱対策で安定した軸送りを実現。
(4)新開発の主軸熱変位補正でZ 軸の変位量は従来の約1/3 に改善。
(5)主軸中心とZ 軸駆動部の距離を最小化。Z 軸静剛性が従来機に比べ6 倍以上に向上。
(6)省エネ回路の採用で非稼働時の電力90%削減、エアー量40%削減。
(7)15”LCD を装備した新操作盤。

5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex55XⅢ」

 「最小の設置スペースで最大の加工エリア」を実現した初代Vertex の特長はそのままに、精度・剛性にさらに磨きをかけた。今回のマイナーチェンジはベッド剛性の向上と主軸熱変位補正機能のバージョンアップを重点としている。

■主な特長

 従来のVertex から継承している特長は、①2m×3m の設置スペースで最大φ750mm×高さ525mm のワークが積載可能、②自社製の傾斜・回転テーブルを採用。高精度で高速な割出しを実現、③工具やワークへの接近性が容易、④センタートラフで良好な切粉処理。

 新たに「Ⅲ」として追加された特長は、①さらに強力になった主軸熱変位補正機能でZ 軸の変位量は従来の約1/3 に改善、②ベッド・コラム剛性の向上で微小線分送りによる3 次元形状面品が向上、③オプションでHMI 機能を搭載した15カラーLCD 付き操作盤に対応。

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