【募集中】「ロボット介護機器開発・導入促進事業 成果報告会」を10月27日に開催 (無料・事前登録制)

 日本医療研究開発機構(AMED)と経済産業省は、ロボット介護機器の開発・実用化
および導入を支援・促進し、介護現場へのロボット機器導入に必要な基準作成等の環境整備を行うために、「ロボット介護機器開発・導入促進事業」を平成25年度から始めており、今年は4年度目になる。

 この成果報告会は、5年間の事業のうち4年目の途中までの成果を発表する。はじめに、経済産業省ロボット政策室からロボット政策についての報告のあと、事業内容の紹介(AMED)、開発補助事業者からは7社から成果報告、最後に基準策定評価事業の成果を紹介(産総研)する。


1.我が国のロボット介護機器に関する施策について
2.ロボット介護機器開発・導入促進事業について
3.コミュニケーションロボット実証試験の概要、重点分野について(仮題)
4.開発補助事業者報告
5.基準策定評価事業成果報告

〇主催: 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)、経済産業省
〇日時: 平成28年 10月28日(金)10:00~17:00 (HOSPEX Japan 2016 最終日)
〇会場: 東京ビッグサイト会議棟6F 608会議室
〇定員: 100名(無料、事前登録制)

プログラムの詳細

1.「我が国のロボット介護機器に関する施策について」 10:00~10:15
経済産業省製造産業局産業機械課ロボット政策室
課⻑補佐 石田智樹
「⽇本は産業分野でロボットの活⽤が世界⼀進んでいると同時に、⽣産年齢⼈⼝減少対策等でロボットの普及が期待される課題先進国でもあることを背景に、政府は平成27年2⽉「ロボット新戦略」を取りまとめた。本稿では「介護・医療」分野でのロボット介護について政策的背景を概説する」

2.「ロボット介護機器開発・導⼊促進事業について」 10:15~10:30
国⽴研究開発法⼈ ⽇本医療研究開発機構(AMED)
産学連携部医療機器研究課
主幹 君島達也
「AMEDでは、経済産業省と厚⽣労働省が定めた『ロボット技術の介護利⽤における重点分野』のロボット介護機器に対する開発補助事業と、実⽤化に不可⽋の実証試験ガイドライン確⽴や標準化の研究、及びそれらの成果を広く啓発するための基準策定・評価事業を⾏っている。ここでは、事業概要とこれまでの進捗を簡単に報告する」

3.「コミュニケーションロボット実証試験の概要、重点分野について(仮題)」10:30~10:55
国⽴研究開発法⼈ 産業技術総合研究所
ロボットイノベーション研究センター
招聘研究員 医学博⼠ ⼤川 弥⽣

4.開発補助事業者報告
①介護現場における HAL 介護⽀援⽤(腰タイプ)の活⽤  10:55~11:25
CYBERDYNE(株)
営業部⾨ ⼩笹 恵美
「HAL 介護⽀援⽤(腰タイプ)の製品紹介、超⾼齢社会における介護⽀援⽤ロボ
ットの役割、HAL 介護⽀援⽤(腰タイプ)の活⽤場⾯の紹介」

②持ち上げない移乗のためのロボット介護機器“離床アシストベッド「リショーネ」11:30~12:00
パナソニックエイジフリー(株)
リショーネプロジェクト
部⻑ 河上⽇出⽣
「パナソニックでは介護保険制度施⾏前の1998 年より介護事業をスタートしており、今年で18 年⽬を迎え、現在は施設運営/レンタル/介護機器・設備開発と、在宅、施設を問わず広く介護事業を⼿がけるに⾄っている。介護機器においては、積極的にロボット技術やICT 等の最新技術の活⽤を進めており、介護する⽅/介護を受ける⽅双⽅へ貢献できる開発を推進している。離床アシストベッド「リショーネ」は、こうした活動の成果のひとつで、ロボット技術を応⽤し、電動ケアベッドと⾞いすを融合した新概念のロボット介護機器。講演では「リショーネ」のコンセプト、開発〜商品化取組みについて紹介する」

(休憩 12:00-13:00)

③ロボットアシストウォーカーの紹介 13:00~13:30
RT.ワークス(株)
代表取締役 藤井 仁
「ロボットアシストウォーカーRT.1/RT.2、及び屋内移動⽀援機器(開発中)の紹介」

④排泄⽀援ロボット「キューレット」 13:35~14:05
アロン化成(株)
新事業開発部 東京グループ
グループリーダー 草間 透
「キューレットの開発コンセプト、キューレットの特⻑、キューレット使⽤例・実績」

⑤介護ロボット(⾒守りシステム)の効果と課題 14:10~14:40
ノーリツプレシジョン(株)
ロボット事業プロジェクト
部⻑ 安川 徹
「⾼齢社会におけるソリューションとして誕⽣した介護ロボットの効果と課題について、実証試験や実運⽤を通じた事例を交えて報告する。その上で、介護ロボットの役割と普及について提案する」

⑥電動昇降サドル付き歩⾏⾞ 14:45~15:15
(株)ミツバ
開発第五部 部⻑ 萩原 伸⼀
「歩⾏⾞に、⽴ち上がり、座り込みの動作を⽀援する電動機能を搭載し、⾃⾝で⽴ち上がっていた被介護者の転倒の危険性低減と⽴ち上がりの介助をしていた介護者の⾝体的負担の軽減を⾏う。また、機器を気軽に使えることにすることで、被介護者の⾃⽴促進にも繋がることを狙った歩⾏⾞について報告する」

⑦浴室⽤⾒守りセンサー 15:20~15:50
旭光電機(株)
技術部 次⻑ 北⽥ 安輝
「浴室⽤⾒守りセンサーの紹介と開発概要」

5.基準策定評価事業成果報告 15:55~16:20
国⽴研究開発法⼈ 産業技術総合研究所
ロボットイノベーション研究センター
研究センター⻑ ⽐留川 博久
「本講演では、ロボット介護機器開発・導⼊促進事業の⼀環として実施している基準策定・評価事業のこれまでの成果の概要を報告する。具体的には、ロボット介護機器の安全性、効果性能、実証試験法、標準化についての進捗状況を報告する」

参加申込み方法・問い合わせ
申込み締切: 平成28年 10月27日(木)12:00
介護ロボットポータルサイトから、フォームをダウンロードして必要事項を記載し、メールに添付して申し込むこと。申し込み受付が終わると事務局より返信メールが送付される。

▼介護ロボットポータルサイト▼
http://robotcare.jp/?p=5245

事務局(一般社団法人 日本ロボット工業会内)
メール: robot-kaigokiki@jara.jp
電 話: 03-3434-2919

moldino_banner

 

 

intermole2024_大阪