「製品需要を世界中から取り込む」キメラが海外進出へ

110801c工場外観キメラ(本社:北海道室蘭、代表取締役社長:藤井徹也、以下キメラ)は事業拡大のため、マレーシア・ヌグリスンビラン州・ニライにて精密金型部品・精密金型製造事業を展開する。

2011年6月に海外販売事業を展開する100%出資の子会社UNITED EXCEL PTE LTD.(シンガポール)の出資によりASCENDER GLOBAL ENGINEERING SDN.BHD(マレーシア、以下AGE)を設立。2011年年末の稼働を目標に工場設立を進める。マレーシアでは首都クアラルンプール近郊のセランゴール州、ペナン州において日系・欧米系電気・電子メーカーの進出・成長が加速しており、ASEAN地域全体での精密加工分野の市場拡大が見込まれており、同社ではマザー工場としてさらなる技術革新・開発を推し進め、AGEではキメラで培った超精密加工技術を移管することで、ASEAN地域では調達困難であった精密加工部品の製造・販売を実現していく。

同社では、海外生産拠点設立の背景を「日本のものづくり産業は成熟期を迎え、製品のサイクルは短く、価格競争は激化し、相次ぐ付加価値の創出といった過当競争の状態にある。昨年度の大手日系メーカーの海外生産比率は5割を超え、アジアを中心に現地調達、アフターサービスの需要は増加する。キメラ本社では、現状の雇用を維持したまま技術開発・革新を進め、付加価値の高い製品の需要を全世界から取りこむ。日系・欧米系企業を中心に需要増が見込まれるアジアに現地工場を設立し、金型製造に限らず、製造した金型を用いて電気電子部品、自動車関連部品の量産を展開する」としている。

マレーシア工場概要

■会社名:ASCENDERGLOBALENGINEERINGSDN.BHD.
■設立:2011年6月9日。
■登記住所:Suite2.7,Level2,BlockC,Plaza Damansara, 50490 Kuala Lumpur, Malaysia
■工場住所:No.140, Lorong P/AM 2/1,Arab Malaysian Industrial Park 71800,
Nilai, Negeri Sembilan, Malaysia
(マレーシア、ヌグリ・センビラン州、ニライ)。
■代表取締役社長:宮崎智秀。
■資本金:約7000万円(RM250万)。
※出資元:UnitedExcelPteLtd100%(UnitedExcelはキメラ100%出資の子会社)。
■その他資金調達・設備投資を含む総投資額:約5億円。
■事業内容:射出成型金型・プレス金型設計・製作。
精密金型部品・精密機械加工部品の製造・販売。
※その他、電気電子部品、自動車関連部品の製造・販売を予定
■2015年度売上(見込):2.4億円(金型部品の製造・販売のみ)。
※その他事業を含め将来的に年商5億円を目標とする。
■工場面積:1500㎡。
■改装工事期間:2011年8月~12月。
■稼働時期:2011年年末稼働目標。
■主な導入設備:フライス盤×2台、成形研削盤×7台、プロファイル加工機×2台、型彫放電加工機×5台、ワイヤー放電加工機×3台、マシニングセンタ×3台、各種検査器具(3次元測定器×3台、工具顕微鏡×4台、マイクロハイト×3台)。
■従業員数:2012年度33名。
2013年度53名、2014年度61名。
※立上げ期間については各セクション毎に日本人エンジニアを派遣(現在6名を派遣予定)。