2016年12月分工作機械受注総額は1,118.8億円 日工会 

日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年12月分の受注実績は以下の通り。
2016年12月分工作機械受注総額は、1,118.8億円(前月比+3.7% 前年同月比+4.4%)となった。受注総額は9カ月ぶりの1,100億円超。JIMTOFのフォローアップや、年末の欧米地域の受注増が寄与し、17カ月ぶりの前年同月比増加。

内需は459.8億円(前月比+2.3% 前年同月比+8.0%)で、3カ月ブリの450億円超。JIMTOFのフォローアップ効果もあり、11カ月ぶりの前年同月比増加。
外需は659.0億円(前月比+4.7% 前年同月比+2.0%)で、主要3極はすべて前月比増加し、7カ月ぶりの650億円超。前年同月比は19カ月ぶりの増加。

海外経済の先行き懸念により国内外ともに慎重な動きが継続。12月は増加するも、為替動向や各種政策に関連する動きを注視。

12月分内需

459.8億円(前月比+2.3% 前年同月比+8.0%)。

・3カ月ぶりの450億円超。7カ月連続の400億円超。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比は11カ月ぶり増加。
・JIMTOFのフォローアップや、年度内(3月末)納入に向けた受注増が寄与。

① 一般機械  173.2億円(前月比+4.2% 前年同月比+15.4%)
  うち金型   27.3億円(前月比+30.1% 前年同月比+39.5%)

② 自動車   160.9億円(前月比△3.4% 前年同月比+6.7%)
  うち部品   107.3億円(前月比△0.1% 前年同月比△0.6%)

③ 電気・精密 53.3億円(前月比+38.8% 前年同月比+49.5%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 13.5億円(前月比△37.1% 前年同月比△40.4%) 

12月分外需

659.0億円(前月比+4.7% 前年同月比+2.0%)

・2カ月連続の600億円超及び7カ月ぶりの650億円超で本年最高額。
・前月比2カ月連続増加、前年同月比19カ月ぶり増加。
・前月のブラジルのスポット受注が剥落したものの、外需総額は前月比増加。

①ア ジ ア:269.3億円(前月比+17.0% 前年同月比+2.0%)
・東アジア:210.1億円(前月比+9.7% 前年同月比△3.1%)
〈中 国〉153.3億円(前月比△0.6% 前年同月比△5.9%)
・その他アジア59.2億円(前月比+53.1% 前年同月比+25.4%)
〈タ  イ〉23.9億円(前月比+153.9% 前年同月比+141.6%)
〈イ ン ド〉13.9億円(前月比+44.6% 前年同月比Δ40.8%)

②欧 州:179.0億円(前月比+12.9% 前年同月比+22.7%)
〈ド イ ツ〉34.6億円(前月比△25.2% 前年同月比△4.5%)
  〈フランス〉27.3億円(前月比+18.4% 前年同月比+57.2)

③北   米:199.7億円(前月比+14.8% 前年同月比△10.2%)
〈アメリカ〉176.5億円(前月比+14.9% 前年同月比△10.0%)
〈メキシコ〉 14.9億円(前月比+75.7% 前年同月比△1.5%)

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