昨年のJIMTOFから、怒濤の年末年始、そして、1月下旬の手術とあれよあれよ、という間に月日が経過し、もう2月の半ばも過ぎてしまいました。まったく落ち着く暇がありませんでしたが、やっとこ、モトの仕事サイクルに戻りつつある今日この頃です。不義理をしている皆様、ゴメンナサイ! また、ブログの更新がちょいと開いてしまいましたが、更新頻度をあげていきますので、たびたびチェックしてくださいね☆
さて、先日、2月7日(火)~8日(水)の2日間、三井精機工業のプライベートショー「MTF2017(三井テクニカルフェア)が開催されている川島会場に行って参りました。
この様子はまた後日、製造現場ドットコムのニュースに掲載いたしますが、本社のある川島会場では、なんと!!
貴重なきさげ体験ができる企画が催されておりました。
こりゃチャレンジするしかないわね!
2014年に開催されたJIMTOFでも、きさげを体験しましたが、あまりの細かい作業に不覚にも吐き気をもよおしてしまう、というヘタレっぷりをさらしてしまったことを思い出し、工具を握りしめ、再度、挑戦よ!
再チャレンジだ!
――――ぬぅ。やっぱり難しい。
2014年よりは削れた!(笑)
工具の先端に均等に圧がかからないので、ひっかき傷にそっくりな痕になってしまうんですね。なるべく工具の刃先に均等に圧がかかるよう、注意してやってみました。ちょっと削れたけれど、全然ダメダメです。
このような細かくて神経の集中する作業を続けるとなると、気が遠くなりますが、機械加工では出せない精度をだすためには、人の手による矯正が必要といわれています。
三井精機さんによると、「平行度・直角度・平面度・真直度等はきさげによってしか調節できない。製作は困難だが、初期精度から長期的な精度まで維持できる」とのこと。つまり、きさげとは、究極の幾何学的精度を出すためにはなくてはならない作業なんですね。同社のマシンが「究極の摺動面」と自信を持って言えるのも、こうした作業が成せるワザ☆
究極の精度を出すための作業ですから、きさげ職人さんは、そんじゃそこらの生っちょろい精神力の持ち主ではありません。並外れた集中力と忍耐力を持ち合わせています。
さて、このMTF2017ですが、2月14日(火)~15(水)には、名古屋会場(ポートメッセなごや)にて開催され、こちらも大層賑わいを見せたようです。
大阪は、3月7日(火)~8日(水)まで、花博記念公園鶴見緑地『水の館』(ハナミズキホール)で開催されますので、お時間のある方は、ぜひ、見学してみてくださいな☆
「MTF2017」大阪会場
2017年3月7日(火)10:30~16:30
2017年3月8日(水)10:00~16:00
花博記念公園鶴見緑地『水の館』(ハナミズキホール)
住所:大阪府大阪市鶴見緑地公園2-163