OKKが東京テクノロジーセンターでプライベートショーを開催

 OKK(社長=宮島義嗣氏)が、2月9日~10日に東京テクノロジーセンター(埼玉県さいたま市北区日進町3-610)でプライベートショーを開いた。今回は、“つながる現場”を視野に入れた同社のIoTシステムによる生産効率向上や保守・予防保全支援を披露した。また、 NCプログラムを知らなくても簡単に加工プログラムを作成できる「GMCの体験コーナ」を設ける。

 東日本では、難削材などの高効率加工を可能とし、クラス最大級の重切削性能を実現した「VM3桁 Series」がRシリーズとしてさらに進化した立形マシニングセンタ「VM660R」が目玉として展示され、重切削市場に向けたOKKブランド力を存分にPRした。


VM660R
VM660R
 なお、「VM660R」の基本コンセプトは、航空機部品を中心とした難削材、自動車関連の金型および鉄道・建設機か関連の鉄系の加工に対し、角形すべり案内面を有する高剛性な機械で他社の追随を許さない高能率加工を提供すること。万全な熱変位対策にも注目が集まった。



OKKのつながる現場で生産効率アップ! 予防保全効果も!

タブレットが活用できる
タブレットが活用できる
 今回のプライベートショーではIoTシステムによる生産効率向上を提案していた。これは、顧客の「いろんな場所で機械の状態をモニタしたい」、「稼働状況の実績を管理したい」等の声に応えたもので、①つなげる、②見える化、③データ活用――をサポートする。

 しかも古い機械も含めて工場全体の稼働状況を監視してくれるというからありがたい。普段使いのタブレットを活用できることも嬉しい。使い方も簡単で、機械のQRコードを識別して点検プログラムが起動する。日常点検データをサーバに記録、点検箇所のカメラ撮影を行うことで空点検の抑制と故障予兆の記録が期待できる。最大のメリットは、捨てられていた日常点検データを保全に活用できることだろう。
 
 プログラム支援機能「WinGMC8」の体験コーナで、対話形NC自動プログラミング機能を提案していたが、簡単に操作できる鍵となるのは、双六画面方式をとっていること。工具好感順序も自動で最適化する。分かりやすい案内図なので、NCプログラムを知らなくても、スマホのような操作性で簡単に加工プログラムを作成できるというのも特長のひとつ。また、CAD機能を標準詳細しており、至れり尽くせりだ。

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