11年度は2兆円台に需要増の見込み 建機工

建設機械工業会(会長=野路國夫氏・コマツ社長)がこのほど需要予測をまとめ、経団連会館で会見を開いた。この中で野路会長は、「内需は震災の復旧・復興のための需要増の見込み、外需はアジアを中心とした新興国の堅調である」との見方を示した。今年度の出荷金額は、2兆0282億円(前年比+18%)となり、2年連続と予測、2012年度の出荷金額は2兆2419億円(同+11%)となり、3年連続で増加と予測した。



国内は震災の復旧・復興のための需要により増加、輸出は堅調

【国内出荷】
2011年度上期は、震災の復旧・復興に起因するリース・レンタル向け等の需要が見込まれ、油圧ショベルの前年比41%増加を始め8機種が増加すると予測し、上期計では2308億円(前年同期比+26%)と見込んでいる。下期についても基礎機会を除く9機種が増加すると予測し、下期計では、2925億円(同+24%)となり、2年連続で増加すると予測している。2012年度は、引き続き震災の復旧・復興のための政府建設投資の増加が見込まれ、8機種が増加すると予測され、上期計では2463億円(+同7%)、下期計では3109億円(同+6%)と予測している。2012年度合計では、5572億円(同+6%)となり、3年連続で増加すると予測している。

【輸  出】
2011年度上期は、アジアを中心とした新興国および資源開発国向けの需要に加え、北米の需要が回復基調にあること等から、トラクタの前年比29%増加を始め全10機種が増加すると予測し、上期計で7021億円(前年同期比+17%)と見込んでいる。下期についても8機種が増加すると予測され、下期計では8028億円(同+16%)と予測し、この結果、2011年度合計では1兆5049億円(同+16%)となり、2年連続で増加すると予想している。この高調は2012年度にも都築、2012年度上期は同15%増加、下期は同9%増加し、この結果、2012年度合計では1兆6847億円(同+12%)となり、ピークであった2007年度を超え、過去最高になると予測している。

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