三菱マテリアルが続々と新商品をリリース! ~MS plusエンドミルシリーズ、DFエンドミルシリーズ、「FMAX」にカッタ用インサートがそれぞれ追加~

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)が、続々と新商品をリリースしている。
 ①超硬エンドミル“MS plusエンドミルシリーズ”スクエアエンドミル「MPMHV」にスリムシャンクのサイズを追加、②グラファイト加工用ダイヤモンドコーティングエンドミル“DFエンドミルシリーズ”2枚刃ロングネックボールエンドミル「DF2XLB」にサイズを追加、③高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」にカッタ用インサートを追加――した。

超硬エンドミル“MS plusエンドミルシリーズ”を拡大

 一般鋼から50HRC程度までの高硬度鋼の金型材や部品加工の幅広い範囲で、安定した寿命を発揮する超硬エンドミル“MS plusエンドミルシリーズ”スクエアエンドミル「MPMHV」に、突き出し長さを自由に調整できるスリムシャンクのサイズを拡大し、シリーズの拡充を図る。
 主な特長は、以下の通り。

 ① 「MS+(エムエスプラス)コーティング」を採用することで、炭素鋼から50HRC程度の高硬度鋼まで幅広い被削材で優れた耐摩耗性を発揮。
 ② エンドミル外径の2.5倍の刃長と従来品より長い全長設定とすることで、使用範囲が拡大。
 ③ 不等リード形状により、従来品と比較しびびり振動を抑制。

・型  番   : エンドミル外径Φ7.0mm~Φ22.0mm 5型番を追加(全10型番)
・標準価格   : 14,200円~71,000円(全型番)
(代表型番)MPMHVD0700S06:14,300円
 MPMHVD1400S12:34,900円
 MPMHVD1800S16:52,000円
 MPMHVD2200S20:71,000円
(いずれも税抜価格)

グラファイト加工用ダイヤモンドコーティングエンドミル“DFエンドミルシリーズ”を拡大

 グラファイト加工用ダイヤモンドコーティングエンドミル“DFエンドミルシリーズ”は、高信頼性かつ長寿命と高R精度を実現することから、ユーザーより高い評価を博していることを受け、2枚刃ロングネックボールエンドミル「DF2XLB」のサイズを追加し、使用範囲の拡大を図る。
 主な特長は、以下の通り。

 ① 天然ダイヤモンドに匹敵する結晶成分を有し、グラファイト加工において抜群の耐摩耗性を実現。
 ② 高精度シームレス刃形の採用により、良好な仕上げ面を実現。
 ③ グラファイトから銅合金、CFRPやマシナブルセラミックなど幅広い被削材に対応。

・型  番   : エンドミル外径Φ0.2mm~Φ6.0mm 2型番を追加(全54型番)
・標準価格   : 21,800円~26,600円(全型番)
DF2XLBR0050N160:22,100円
DF2XLBR0075N200:22,400円
(いずれも税抜価格)

高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」にカッタ用インサートを追加

 高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」は軽量化と高剛性を両立させ、従来品以上の多刃設計でアルミニウム合金などの非鉄金属を工具径125mm24枚刃でテーブル送り速度毎分20m以上の高能率で加工することを可能にし、自動車部品などの加工の高能率化を実現する正面削りカッタ。今回、カッタ用インサートのコーナRを追加することにより適応範囲が広がった。
 主な特長は、以下の通り。

 ① インサートのすくい面上に設けたボディプロテクタと切れ刃に向かうクーラント効果により、理想的な切りくずの排出性を実現し、カッタボディへの擦過損傷を抑制。
 ② カッタ径Φ80mm以上のカッタボディは、アルミニウム合金と特殊スチール合金の組み合わせで、軽量化と高剛性を両立させ、ダブテイル拘束(逆テーパ溝形状)構造とすることにより、高速回転時にインサートの飛び出しを防止。
 ③ インサートの振れ精度調整機能により、複数回の再研磨に対応した調整量を確保し、高精度なセッティングを容易に行うことが可能。

・型  番 : ダイヤモンド焼結体材種「MD2030」コーナR0.4mm
・標準価格 : GOER1404PXFR2 MD2030:7,500円(税抜価格)

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