見どころ満載! 「メカトロテックジャパン2011」が29日から開幕!

「メカトロテックジャパン2011(MECT2011)」が9月29日(木)から10月2日までの4日間、ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催される。主催はニュースダイジェスト社(社長=黒田嘉幸氏、本社:愛知県名古屋市)、共済は愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏)。
また、工作機械トップセミナー(日本工作機械工業会主催)、学生金型グランプリ(日本金型工業会主催)も同時開催される。
今年は前回を上回る359社、1466小間の規模で展開し、華やかなFA専門展となりそうだ。



■□1号館コンセプトゾーン『中小でもできる! CFRP加工』■□

1.「切削」 最新ダイヤモンド工具を使った加工実現
●実演時間 10:30~/12:00~/13:30~/15:00~/17:00~(30日のみ)

最新のダイヤモンド工具(オーエスジー提供)で約1.5㎝の厚板を加工する。会場内に牧野フライス製作所の立形マシニングセンタ「V33i」を持ちこみ、iPhone4ケースを削り出す。
硬くて工具消耗の激しいCFRPをバリバリ削り、削ったiPhone ケースは来場者に抽選で配布する予定。

2.「成形」 熱成形プレスを使った加工実演
●実演時間 11:00~/12:30~/14:00~/15:30~/17:30~(30日のみ)

現在のCFRP成形は、オートクレープ(耐圧性の鋼鉄窯)内でCFRPを焼き固める方法が主流だが、今後自動車でも広がりが期待される熱可塑性CFRPを使ったプレス成型を会場内で実演。門外不出の最新技術を特別に疲労する。CFRTP専用プレスで、ヘルメット形状のワークを成形。熱可塑性の材料を使い、類を見ない約10㎝の付加絞り成形に挑戦する。

3.「切断」ウォータージェット加工機を使った加工実演
●実演時間 随時

スギノマシンのウォータージェット加工機を使用し、加工する。スギノマシンのウォータージェットテクノロジーをコンパクトパッケージに凝縮。機械本体に制御装置、超高圧ポンプ、アブレシブ供給装置などを内蔵、コンパクトな機械で力強加工を披露する。

4.「放電」放電加工機を使った加工実演
●実演時間 随時

これまで放電では切れないと言われてきたCFRPを条件の設定を工夫することで可能に。名古屋工業大学、中村隆氏副学長の研究。放電加工機は三菱電機製を使う。ワークサンプル、型彫での技術も展示する。

■□MECT2011コンセプトゾーン「CFRP加工」セミナースケジュール■□
9月29日(木)
・11:00~11:30 「V33iの強み」牧野フライス製作所
・13:00~13:30 「CFRP用工具の選び方」オーエスジー
・14:00~14:30 「CFRTPとは」三菱レイヨン/六興商事

9月30日(金)
・11:00~11:30 「広がるプレス成形」三起精工
・13:00~13:30 「解説! CFRTP成形金型」TKX
・14:00~14:30 「市場目線からのCFRPものづくり」マシンボックス

10月1日(土)
・11:00~11:30 「ウォータージェット加工の利点」スギノマシン
・13:30~14:00 「材料選びの注意点」フドー

10月2日(日)
・11:00~11:30 「なぜ? 放電でも切れる」名古屋工業大学
・13:30~14:00 「放電加工時の注意点」三菱電機

●「はやぶさ」カプセル&噴射ノズル展示●
2010年6月13日に無事地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。その搭載カプセルの実物大模型と、打ち上げに使われた固体ロケット「M-V」(ミューファイブ)のロケット噴射ノズルを展示する。噴射ノズルはC&C(カーボン&カーボン)製で、3000℃の熱に耐える複合材。宇宙産業の複合材技術の最先端をMECT会場で紹介する。

■□がんばろう! 東北~被災地の今は・・・・写真パネル展~■□
1号館特設会場
東日本大震災で被災した企業や、工作機械ユーザーらものづくり仲間を畳一畳ほどの特大写真パネルで展示、紹介する。津波被害が甚大だった岩手・福島の海岸べりは、がれき処理など復旧は急ピッチで進んでいる。産業は自動車関連が予想以上のスピードで動く。
MECT開催の頃はV字回復を実感できるかもしれない。連動企画として特別セミナー「大震災とものづくり」(イベント館、9月30日)も開催する。

各種セミナー
■□航空機セミナー「日本航空機産業の飛躍」■□
【会場】文化センター3階会議ホール
【日時】9月29日

(1)13:30~13:45 「航空機エンジンの環境対策と展望」
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 
航空プログラムグループ環境適応エンジンチーム計画管理チーフマネージャー 
二村尚夫氏

(2)13:50~14:20 「航空エンジン用の材料と加工技術の進歩」
IHI 
生産企画部技術グループ担当部長
辻 純二氏

(3)14:25~14:55 「航空機製造現場における自動化への取り組み」
富士重工業
航空宇宙カンパニー生産技術部主査兼製造部主査(要素技術開発チーム)
小島裕登氏

■□自動車セミナー「クルマづくりNEXT」■□
【会場】文化センター3階会議ホール
【日時】9月30日(金)

(1)13:00~13:30 「航空機技術の自動車への展開」
VRテクノセンター
航空宇宙生産技術中核人材育成 プロジェクトコーディネーター
川合勝義氏

(2)13:35~14:05 「先進環境対応車~これで良いのか自動車づくり」
日本自動車部品工業会
副会長兼専務理事
高橋武秀氏

(3)14:10~14:55 「グローバル競争下におけるモノづくりヒトづくり~エンジン生産における取り組み」
トヨタ自動車
常務役員
杉原功一氏

■□中小企業セミナー「町工場の真髄を知ろう」■□
【会場】交流センター3階 会議ホール
【日時】10月2日(日)

13:00~14:00 「いまこそ町工場は結束を!」
政策研究大学院大学
特任教授
橋本久義氏

●9月30日(金)特別セミナー「大震災とものづくり」●
(1)11:00~11:50 「5Sと改善が工場を救う~大震災と危機管理」
サンドビックツーリングサプライジャパン社長 鈴木幹治氏

(2)14:00~14:50 「負けるもんか! 東北のものづくり」
植松商会社長 植松誠一郎氏

(3)13:00~13:50 「大震災に学ぶ~設計者が考える復興構想」
東京大学大学院工学系研究科 特任教授 濱口哲也氏

(4)15:00~15:50 「危機を乗り越える~技術戦略の見直しが再生のカギ」
職業能力開発総合大学校 校長 古川勇二氏

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