「売上増大と原価低減に注力」 ダイジェット工業2017年3月期決算

 ダイジェット工業(社長:生悦住歩氏)は、2017年3月期の決算(連結)を発表した。

 当社グループは、世界経済の不確実性がますます高まり不透明な企業環境が続くなかで、
金型高能率加工用工具「マックスマスター」や難削材加工用工具「エクストリームダイメイト」の開発商品を新発売し、さらに好評中の「タイラードリル」や刃先交換式の「TAタイラードリル」など穴あけ用工具の販売拡大に努めてきた。

 その結果、連結売上高は前年同期比3.9%減の95億5百万円にとどまり、収益面では、連結営業利益は3億6千万円(前年同期比37.1%減)、経常利益は3億5千8百万円(前年同期比37.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億1千5百万円(前年同期比39.5%減)と減収減益となった。
 
 製品別売上高は、焼肌チップが12億8千5百万円(前年同期比0.1%減)、切削工具は67憶9千万円(前年同期比3.7%減)、耐摩耗工具13億9千3は百万円(前年同期比8.6%減)となった。
 
 輸出については、前年同期比7.2%減の40億2千5百万円となり、地域別では北米向けが9億3千1百万円(前年同期比5.0%減)、欧州向けが10億5千6百万円(前年同期比3.1%減)、アジア向けが19億8千5百万円(前年同期比8.3%減)、その他の地域が5千1百万円(49.3%減)で、輸出割合は前年同期に比べ1.5ポイント減少して42.4%となった。
 
 今後の見通しは、国内外において売上増大に努めるとともに一層の原価低減を果たし、通期連結売上高は97億円、営業利益4億8千万円、当期純利益3億3千万円を見込んでいる。なお、次期の為替レートは、1米ドル105円、1ユーロ115円を想定している。

moldino_banner

 

 

intermole2024_大阪