DMG森精機 好調推移! ~2017年上半期(1月~6月)連結決算~

説明をする森社長
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 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は、2017年上半期(1月~6月)の連結決算を発表した。

 当上半期における業績は、売上収益1980億81百万円、営業利益90億19百万円、税引前利益69億68百万円、親会社の所有者に帰属する利益35億70万円となった。

 同社の上半期の受注は、前年同期比16%増と好調に推移した。四半期ベースでは、第1四半期(1月~3月)の伸び率が9%増で、第2四半期(4月~6月)には伸び率が24%増に加速した。グローバル市場において、半導体製造装置関連、航空機関連、一般機械関連、SMEs向け工作機械の需要が好調であった。また、自動車向け需要も堅調に推移しているほか、建設機械業界向け需要も回復を強めつつある。上半期の地域別受注は、日本が前年同期比5%増、アメリカは同16%増、ヨーロッパは同19%増と好調であったほか、中国、アジア諸国も回復の足取りが確かである。9月には、ドイツハノーバーで世界最大の展示会が開催され、世界初披露機であるワールドプレミア8機種に加え、デジタル化、自動化などソリューションの提供を強化し、さらなる受注獲得に努めるとしている。

 また、生産環境をネットワークでつなぐIoTやコネクテッドインダストリーズ/インダストリー4.0を推進し、革新的な商品とサービスで顧客の面倒を一手に引き受けるため、「Smart Machine、Smart Factory、Smart Company」の提案をしている。オペレーションシステムや自動化システムの活用は、加工時間の短縮だけでなく工場全体での生産工程の省人化も可能にする。さらにマイクロソフトのシステムを用いて工場と工場をつなぎ、世界中の機械の稼働率を管理することができる。こうしたソリューションを一括で提案するためにテクノロジーサイクルを拡充させているほか、顧客への提案から納入・保守を行っている。これらにより、世界中の技術や経験を自由自在に組み合わせ、生産性の高いトータルソリューションを提供することを目指すという。

 一方、同社は働き方改革にも取組み、在宅勤務の拡充、コアタイム制の導入、残業ゼロに向けた意識改革などを推進している。2018年4月から国内全事業所に社内託児所を常設しており“よく遊び、よく学び、よく働く”をモットーに、全社を挙げて社員のワークライフバランスの充実、更なる生産性の向上を図っている。

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