三菱日立ツールが高能率仕上げ用6枚刃ボールエンドミル「EPHB-PN形」を発売

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、このほど高能率仕上げ用6枚刃ボールエンドミル「EPHB-PN形」を発売した。ダイカスト・樹脂・プレスなどの大型金型の高能率仕上げ加工に威力を発揮する。

 昨今の金型市場においては高精度な加工を高能率に行ないたいとのニーズが増えている。機械メーカーはそれらのニーズに対し、多軸加工機で高送り加工に対応したマシニングセンターを開発している一方、ユーザーニーズに対応するには、マシニングセンターだけでなく切削工具やCAD/CAMなど周辺技術も追従して行く必要がある。

 この製品はボールエンドミルのR刃を6枚にすることで、切込みの小さな中仕上げ・仕上げ加工で送り速度20m/min以上の高送り加工を可能にしている。また、6枚刃仕様のエンドミルの切れ刃のバラツキをできる限り小さくすることで高精度な加工を長時間維持することが可能になった。
 特長は以下の通り。

 ① 6枚刃仕様のボールエンドミル。外周付近の6枚の切れ刃を使うことで、送り速度20m/min以上の仕上げ加工が実現できる。
 ② 6枚の切れ刃ごとの振れバラツキをできる限り小さくしているので、刃毎の切削抵抗のバラツキも小さく抑えられる。そのため各刃の摩耗も均一に進行するので高精度な加工が長時間維持できる。
 ③ 一般的なボールエンドミルより剛性が高い工具設計。加えて仕上げ加工に適したポジ刃形を採用している。
 ④ 母材との密着性に優れ、耐熱性の高い「PN」コーティングの採用により長寿命である。そのため、削り残り量のバラツキを更に抑えることができる。

●仕様
EPHB-PN:(φ6~φ12)  全4アイテム

●価格(税抜)
EPHB-PN:(φ6~φ12) 17,600~38,200円(消費税別)

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