ご質問にお答えします

田中智様からご質問がきましたので、お答えいたします。
質問内容は、以下のとおりです。(原文ママ)

「恐らく同じような内容の問い合わせが複数あると思いますが、正直なところをお伺いしたくメールしたします。

ほこたての記事読みました。
もちろんテレビも見ました。結果引き分けとのことですが、あれはどう見ても日本タングステンの勝ちです。

理由は穴が開く以前に完全に超砥粒が剥離してしまってるからです。
ワークが割れたのは完全に剥離して研削できない状態なのに、マシニングのZ軸が降下し
ワークの芯をピンポイントで加圧していた為オーバーロードにて停止とほぼ同時にワークが割れた。

つまりワークが割れたのは、対決の決着がついた後のことです。
これは金属加工に関わる人ならば、テレビの映像を見ているだけでわかるはずです。

そして大沢氏自身もこれに気づいていたから一旦は潔く負けを認めた。
そして更には現場で見ていたOSGの社員さんも、同じことを思っている人が数多くいると推測します。

なのに結果は引き分け???考えられません。
この記事には真相が書いてあるかと、多少は期待していたんですがやはりテレビと違うことは書けないですかね???。

私が思うに番組を盛り上げるためのテレビ的演出の片棒を活がされたのでは???
とも思ってしまいます。正直なところをお聞かせ願います」

***************************************

田中智 様へ

今回の結果については、テレビ放映のとおり、オーエスジーさんは穴を開けるのが目的なので、穴が開かなかったために負けを認めました。一方、日本タングステンさんも被削材が割れたので負けを認めました。

この引き分けの判定はヤラセでもなんでもありません。
その判定も私が決めることではありませんし、妥当だと思います。

テレビと違うことは書けないですかね・・・とありましたが、私は見たことを正直に書いておりますし、現場にいた状況も含め、事実だけをお知らせしただけです。貴殿のおっしゃるようなテレビ的演出の片棒を担がされたわけではありません。非常に心外です。

いい加減なことを平気で口にする輩は、世間で信用に値しない人物とされていますので、根拠のあることしか言えません。今回の件は、工具が剥離しても、しなくても被削材が割れていた可能性も十分に考えられます。

しつこいようですが、テレビ的演出の片棒は担いでおりませので、あしからず。
正直なところをお聞かせ願います・・・とありましたが――――。

「あたしゃペン乞食じゃねぇぞ!」
これが正直なところです。