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三菱マテリアルが続々と新製品を投入!

 三菱マテリアル 加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント=鶴巻二三男氏)が続々と新製品を投入している。

 このほどリリースされたのは2製品。一つ目は、汎用超硬ソリッドドリル“WSTARドリルシリーズ” 「MVS」にロングタイプとガイド穴加工用のパイロットドリルを追加したもの。もう一つは、座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ 「MFE」。

汎用超硬ソリッドドリル"WSTARドリルシリーズ“「MVS」にロングタイプとガイド穴タイプを追加

 汎用超硬ソリッドドリル“WSTARドリルシリーズ”「MVS」は、多様な被削材、幅広い切削領域で安定加工を実現する新世代汎用超硬ソリッドドリルとしてご好評を博しているが、内部給油式「MVS」に加工穴深さがドリル径×10から40の7タイプとガイド穴加工用のパイロットドリルを追加した。

汎用超硬ソリッドドリル“WSTARドリルシリーズ”「MVS」ロングタイプの主な特長は、以下の通り。

 ①新Zシンニングにより、切りくず排出スペースを拡大し、低スラストを実現。
 ②切れ刃強度と切りくず処理を向上し、送り速度2000mm/minを達成(Φ5mmドリル径×30で一般鋼を加工した場合)。
 ③ガイド性を高めるダブルマージンの採用により、穴精度の向上と切削抵抗のバランスに優れ、高精度かつ安定した加工を実現。
 ④心厚とねじれを最適化し優れたドリル強度を実現。

・追加型番: 内部給油式「MVS」 ドリル径 3.0mm~14.0mm :802型番
加工穴深さ ガイド穴用ドリル径×2
ロングタイプ ドリル径×10,15,20,25,30,35,40

・標準価格 : 9,400円~50,700円
(代表型番)
MVS0300X02S030PL  9,400円(税込価格 10,152円)
MVS0300X40S030 30,500円(税込価格 32,940円)
MVS0800X20S080 31,400円(税込価格 33,912円)
MVS1400X20S140 50,700円(税込価格 54,756円)

座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」を発売

 座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」は、切れ刃が先端角をもたないため、穴底がフラットになるように設計されたドリル。傾斜面や曲面の穴加工や薄板加工にも適しており、多様な加工が可能となることから工程短縮を可能にした。
 今回はドリル径3.0mmから20.0mmまでの31型番を発売した。

 座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」の主な特長は、以下の通り。

 ①新Zシンニングにより、切りくず排出スペースを拡大し、低スラストを実現。
 ②異なる曲率のRを組み合わせた溝形状により、高い切りくず処理性を確保。
 ③切れ刃コーナ部にフラットランドを設け、切れ刃強度を保持。
 ④独自の表面平滑化処理により、切削抵抗を低減し位置精度の向上を実現。

・型番 : 外部給油式 ドリル径 3.0mm~20.0mm :31型番
・標準価格 : 5,650円~42,800円
(代表型番)
MFE0300X02S060   5,650円(税込価格 6,102円)
MFE0600X02S060 8,120円(税込価格 8,770円)
MFE1200X02S120 15,900円(税込価格 17,172円)
MFE2000X02S200 42,800円(税込価格 46,224円)

ダイジェット工業が刃先交換式ドリル「TA タイラードリル」を発売!

 ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)は、幅広い用途で使用できる、先端角が180°フラットの座ぐり加工用ドリル「タイラードリル」の刃先交換式タイプを開発、ソリッドでは工具コストが高価となる太径サイズをラインナップして11月25日より販売を開始する。この製品は、炭素鋼、工具鋼、合金鋼、プリハードン鋼、ステンレス鋼、鋳鉄の座ぐり・穴あけ加工に威力を発揮する。
主な特長は以下の通り。
 
 ①TA EZドリルで定評のあるチップクランプ方式を採用、工具交換はチップのみで行えるため、大変経済的。
 ②通常の座ぐり・穴あけ加工だけでなく、傾斜面や交差穴加工も下穴なしの状態からノンステップで行なえる。
 ③本体はタイラードリル専用に設計、併せて高剛性「Gボディ」を採用することで本体剛性を向上、安定した加工を実現。
 ④チップ材種は新材種「JC7550」を採用、独自の内部給油方式でプリハードン鋼やステンレス鋼でも長寿命化を実現。
 ⑤薄板の穴あけ加工において通常のドリルよりバリの発生が少ない。

●サイズ
φ14.0~φ32.0まで、チップは0.5ミリとびでラインナップ。有効加工深さは工具径×1.5倍まで。

●標準価格
・本 体:φ14.0=29,000円(税抜き)~
・チップ:φ14.0=10,000円(同上)~

DMG森精機が韓国テクニカルセンタを開設

外観
外観
 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は、このほど韓国テクニカルセンタをグランドオープンし、現地時間11月9日(水)に、オープニングセレモニーを執り行い、森社長ら関係者によるテープカットを行った。

 首都ソウルに位置する韓国テクニカルセンタは、韓国また近隣国の顧客に最高の商品とサービスを提供することを狙いとして、グローバルに展開するDMG MORIの販売・サービス活動の重要な役割を担っていく。

 航空機、自動車などをはじめとする全ての産業へソリューションを提案するアプリケーションエンジニア約10名を中心に約60名の社員が活躍。1階のソリューションセンタでは、11台の機械を設置しテスト加工、CELOSセミナー、インダストリー4.0への取り組みも行なっていく。

 11月12日(土)まで開催されるオープンハウスでは、600㎡を越えるスペースにDMU 100 P duoBLOCK、NVX 5080|40、CMX 600 Vといった最新機種を展示している。さらに、DMG MORIテクノロジーサイクルも実演している。

 同社では、「韓国テクニカルセンタはお客様サポートの中心として、韓国全土のお客様を総合的にサポートしてまいります」としている。


所 在 地:12, Iljik-ro 106beon-gil, Manan-gu, KR-13901 Anyang-si
敷地面積:3,346 ㎡
建  物:4階建て
1F : ソリューションセンタ、2F : セミナールーム、会議室、
3F : 事務所、応接室、4F : 事務所、役員室
社  員:約60名

「第3回金型シンポジウムin岩手」に学生含む約160名が参加

 日本金型工業会(会長=牧野俊清氏)と岩手大学(学長=岩渕 明氏)が、10月26日、岩手県盛岡市内のホテルメトロポリタン盛岡NEW WINGで「第3回金型シンポジウムin岩手」を開催し、学生を含め約160名が集まった。このシンポジウムは、地域における金型産業の活性化とグローバル化時代の対応するためのオールジャパンとして日本の金型力の結集を目的として、第1回は北九州、第2回は北陸地域、3回目となる今回は東北地域として岩手で開催する運びとなった。

岩渕岩手大学学長
岩渕岩手大学学長
 主催者を代表して、岩渕 明 岩手大学学長が、「今日のシンポジウムは人材育成を中心としたシンポジウムです。われわれも思い起こせば平成18年に岩手大学に金型・鋳造工学専攻を立ち上げました。当時はなかなか自動車に参入しきれないところが岩手の産業振興の中で大きな課題でした。また、自動車用金型のための大型設備を導入しても、働く人たちがどうレベルアップしていくか。本日のディスカッションが人材育成をテーマにしているので、非常に嬉しく思います。」とあいさつした。

 第一部は、トヨタ自動車東日本の阿部 強 執行役員が「自動車の将来技術」をテーマに基調講演を行った。

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子
 第二部は、「東北における基盤産業の重要性の高まりとその活性化及び手段」をテーマに、モデレータに横田悦二郎 日本工業大学客員教授、パネリストに、岩渕岩手大学学長、岡本 武史 経済産業省製造産業局素形材産業室 室長補佐、後間信夫 ダイヤプレス社長、新宮由紀子 長島製作所社長、牧野俊清 日本金型工業会会長・長津製作所会長、小出 悟 日本金型工業会副会長・小出製作所社長がパネルディスカッションを行った。

(1) 地方におけるモノづくり、産学官連携の強化について
(2) 東北地方の金型集積地について
(3) 金型産業の女性活躍のあり方
(4) 中部地域と東北地域の金型集積地としての新しい連携のあり方
(5) 東北地方金型産業の進展に対する団体としての支援策
(6) 人口減少傾向の波をどう乗り越えるか?
(7) IoTの活用について

 が、キーワードとして取り上げられ、議論がなされた。

牧野日本金型工業会会長
牧野日本金型工業会会長
 牧野日本金型工業会会長が、閉会のあいさつの中で、「岩渕学長の多大なるご協力のもと、今回のシンポジウムが開催されました。また、パネルディスカッションのパネラーの皆様、ありがとうございました。新聞を読みましたところ、アメリカの車に対する調査が掲載されておりました。そこでは、1番がセルシオ、2番がトヨタ、3番がGMであり、ベスト10の半分以上が日本車でした。日本の自動車は世界でも信頼されているというこだと思います。われわれもぜひ、サポートとして注力していきたい。」とお礼を述べた。

 場所を移して第三部の懇親パーティが行われ、宴たけなわの頃、散会した。

第1回 YASDAカップ 少年サッカー大会(U-12)が開催 

 安田工業(社長=安田拓人氏)が主催する「第1回YASDAカップ 少年サッカー大会(U-12)」(後援:モルテン、ヨシトミスポーツ、浅口地区サッカー協会、里庄町教育委員会)が10月30日、岡山県浅口市内の三ツ山スポーツ公園で開催された。
 
 この大会は、安田工業が地域貢献と青少年の健全育成に寄与することを目的に初めて開催した大会で、里庄、鴨方、寄島、笠岡、笠岡中央、井原、矢掛、芳井の8チームが熱戦を繰り広げ、寄島サッカースポーツ少年団が優勝した。
上位チームは以下の通り。

・優 勝:寄島サッカースポーツ少年団
・準優勝:笠岡FC
・3 位:笠岡中央サッカー少年団

第1回YASDAカップ 最優秀選手賞・優秀選手賞
最優秀選手賞(1名)
・斎藤海里(寄島サッカースポーツ少年団)

優秀選手賞(8名)
・末吉成海(寄島サッカースポーツ少年団)
・清水黎恩(笠岡フットボールクラブ)
・今井大地(笠岡中央サッカー少年団)
・妹尾侑哉(里庄フットボールクラブ)
・藤岡奏良(矢掛フットボールクラブ)
・宮本竜聖(井原フットボールクラブ)
・前田悠斗(鴨方サッカー少年団)
・松井諒亮(芳井少年サッカークラブ)

9月分超硬工具主要統計

日本機械工具工業会がまとめた2016年9月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】482トン(前年比97.2)【超硬工具生産額】切削工具193億9700万円(前年比87.1)、耐摩工具31億8300万円(同101.5)、鉱山土木工具7億5700万円(同88.3)、その他工具14億500万円(同297.7)、焼結体・工具18億8800万円(同84.7)、合計266億2200万円(同92.0)。【輸出入】輸出87億3400万円(前年比84.6)、輸入58億5700万円(同99.0)。【超硬工具出荷額】切削工具198億5100万円(前年比87.9)、耐摩工具31億8200万円(同98.7)、鉱山土木工具8億700万円(同84.2)、その他工具13億8600万円(同430.4)、焼結体・工具21億4000万円(同87.4)、合計273億6600万円(同92.7)。【刃先交換チップ】生産2898万4000個(前年比97.4)、出荷2896万6000個(同98.1)。

「第12回切削工具ドリームコンテスト」受賞作品が決定!

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)主催の「第12回切削工具ドリームコンテスト」の受賞作品がこのほど決定した。

 このコンテストは、日本国内において切削加工に携わり、切削型工作機械を使用している企業および学校、研究機関を対象に、切削加工業界全体の技術・技能の交流と向上を目的として開催している。今年は、審査委員長の竹内芳美 中部大学教授をはじめ、審査委員に大学教授の4名を迎え、厳正な審査の結果、全応募作品の中から製品部品加工部門5点、試作・テスト加工部品部門5点、金型・造形加工部門5点、微細加工部門5点、アカデミック部門5点の受賞作品を決定した。

 表彰式は、11月17日(木)15:30~16:30にて「JIMTOF2016」同社ブース内(東3ホール ブースNo. E3031)の特設会場で開催する。また、この期間中、同社ブース内にて全応募作品の展示を行う。

製品部品加工部門

■金賞
「ヘリカル歯車ユニット」 株式会社 カドワキ

■銀賞
「ロードセル」 株式会社 オンダ精機

■銅賞
「ホルダー」 石山ネジ株式会社

■技能賞
「高速ワイヤー供給装置」 有限会社小川鉄工所

■技能賞
「特殊歯車」 株式会社オンダ精機


・加工時間が短いながらも高い歯車精度を達成している点を評価した。
・SCM材にヘリカル歯車を精度良く作り上げた点を評価した。

試作・テスト加工部品部門

■金賞
「Turning in the deep」 株式会社中村製作所

■銀賞
「どげんナットーとぉ?」 大塚精工株式会社

■銅賞
「エッフェル塔」 ファインテック株式会社

■技能賞
「Five ultra-fine nozzle 」 野田プラスチック精工株式会社

■アイディア賞
「四葉のクローバー」 TOTO株式会社


・全体の形状も美しく、細い六角状からなる筒に球を入れ、その外に2つのリングを入れた構造を削り出した点を評価した。
・ボール、網、リングといった異なる形状を実現した点を評価した。
・巧妙加工のレベルとしてワンランクアップした印象である。

金型・造形加工部門

■金賞
「蜘蛛の巣」 野田プラスチック精工株式会社

■銀賞
「五角六十面体」 野田プラスチック精工株式会社

■銅賞
「グレーター」 株式会社吹野金型製作所

■アイディア賞
「急須」 株式会社ミズノマシナリー

■芸術賞
「環境にやさしいLeaf」 株式会社瑞木製作所/大山エンジニアリング株式会社


・φ0.2mm、φ0.1mmでクモの細い糸を微細加工しており、クランプ方法を工夫している点を評価した。
・不規則な形状をびびらないように加工した点を評価した。

微細加工部門

■金賞
「波動の相性」 近藤精密株式会社

■銀賞
「Wワイヤーフレームinスター(外れることのない独立した3つの形状)」
野田ブラスチック精工株式会社

■銅賞
「シャープペンシル芯ノズル加工」 応用電機株式会社 熊本事業所

■技能賞
「極細37柱」 株式会社吹野金型製作所

■アイディア賞
「こびとたちのトランプ遊び」 株式会社仙北谷


・シャープペンシルの芯に可変リードねじ切りを行っており、折れないように加工する工夫が素晴らしい。

アカデミック部門

■金賞
「削りだし伸縮カップ」 兵庫県立神戸高等技術専門学院

■銀賞
「不思議なVの字(プリズム付きオペラグラス) 大阪府立城東工科高等学校

■銅賞
「独自開発の潜像加工用CAMによる加工サンプル~大分高専・校長先生の名刺~」
大分工業高等専門学校

■銅賞
「三段サイコロ」 福岡市立博多工業高等学校

■芸術賞
「星形のオブジェ」 国立大学法人岩手大学


・薄肉のテーパ加工や治具の製作を工夫して行っている点を評価した。
・作品のアイディアもおもしろく、端面溝入れバイトを自作し、薄板を円筒に加工する技術を高く評価した。  

ダイジェット工業から「エクストリームダイメイト」が登場!

 ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、エネルギーや航空機産業などのタービンブレード加工で使用される丸駒チップのラジアスカッタで、現在のチップ片面使用タイプに比べ2倍のコーナ数を持つ、チップ両面使用可能な難削材加工用工具「エクストリームダイメイト」を開発した。この工具は、(マルテンサイト系)ステンレス鋼、耐熱合金などの平面加工、曲面加工、ポケット加工に威力を発揮する。





エクストリームダイメイトEXTDM/MTX形の特長

●独自のヘリカル切れ刃により切れ味と刃先強度を兼ね備えた、タービンブレード加工
に最適の丸駒チップを使用

●チップは両面使用可能で8コーナと従来品比2倍、加えて黒皮級のため非常に経済的

●独自のチップ回り止め機構を採用。チップ拘束面がクサビ形状のため、外周と座面が確実に本体に固定され、使用時のチップ動きや浮き上がりを防止し安定加工が行える

●チップ材種には、耐欠損性と耐熱衝撃性に優れたPVDコーティング材種JC7560をさらに進化させた「JC7560P」を採用し、難削材でも長寿命化を実現

●刃先諸元は加工時のびびりを抑制する不等分割を採用
●本体は高剛性「Gボディ」を採用、ク-ラント穴付きで確実に刃先を冷却

 
標準価格は、本体φ32:35,200円~φ66:65,300円、チップ1,420円。

三菱マテリアルがアルミニウム合金製インペラ加工用超硬テーパ刃ボールエンドミル「C4LATB」を発売

 三菱マテリアル 加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント=鶴巻二三男氏)はこのほど、アルミニウム合金製インペラ加工用超硬テーパ刃ボールエンドミル「C4LATB」の販売を開始した。

 自動車などの冷却部品に使用されるインペラ(羽根車)は複雑な形状をしており、軽量化に向けて採用されているアルミニウム合金製は、切りくずの詰まりや折損を発生しやすいことから高能率加工が課題の一つだった。同社では、こうした背景を受け、耐折損性を向上させた高剛性のテーパ刃ボールエンドミル「C4LATB」の発売開始に至った。

 アルミニウム合金製インペラ加工用超硬テーパ刃ボールエンドミル「C4LATB」の主な特長は、以下の通り。

 ① ボール2枚刃、外周4枚刃仕様により、良好な切りくず排出と工具剛性を両立。
 ② 従来品と比較し、高切り込み高送りの高能率加工が可能。
 ③ 特殊品(規格品以外の特殊形状、コーティング)に幅広く対応可能。

●標準価格 : 17,500円~19,400円
・C4LATBR050T040AP20    17,500円(税込価格  18,900円)
・C4LATBR100T040AP20    15,000円(税込価格  16,200円)
・C4LATBR150T040AP20    16,200円(税込価格  17,496円)
・C4LATBR200T040AP30    19,400円(税込価格  20,952円)

*特殊品については都度、相談に応じる。

ジーベックテクノロジーが横方向のバリ取りが可能な「XEBECブラシホイールタイプ」を発売

 ジーベックテクノロジー(社長=住吉慶彦氏)は2016年11月17日から東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2016」にあわせて、これまでのXEBECブラシでは対応できなかった横方向のバリ取りが可能な「XEBECブラシホイールタイプ」を発売すると発表した。また、同日には6月に発売して以来、好評を博している「XEBEC裏バリカッター&パス」にラインナップを追加する。

XEBECブラシホイールタイプ

 これまでのXEBECブラシでは対応できなかった横方向のバリ取り自動化が可能な、「XEBECブラシホイールタイプ」の発売により、3軸加工機での立壁に出るバリや、φ50を超える内径に出るバリ、ねじ山のバリなど多くのバリ問題に対応が可能となる。使用している線材は高研削力・研削力が落ちない・変形しない3つの特長を持ったセラミックファイバー。
 
 同社では、「10月21日に正式に情報を公開させて頂きましたが、既に多数のお問合せを頂き、少しでも早く使いたいという声も多数耳にしており、ユーザ様が求めていた製品だと実感しております」と顧客の反応に喜びをみせている。

▼加工動画はこちら
https://www.xebec-tech.co.jp/products/w.html

XEBEC裏バリカッター&パスラインナップ追加

 JIMTOF2016の開催開始日である11月17日に「XEBEC裏バリカッター&パス」のラインナップが追加される。ユーザからの要望が大きかった旋盤用のパス(XZY軸・XZC軸)、深い穴にも対応できる首元からシャンク根元まで同一径のストレートタイプのカッター、φ1の穴から対応できるφ0.8の小径カッターとなる。

 今年6月に発売された「XEBEC裏バリカッター&パス」は、カッターとツールパスを対応させることで「高品質」「長寿命」「業界最速」を実現した画期的な製品で、プログラムの手間も必要ないと発売以来多くのユーザよりリピートされている人気商品。今回のラインナップ追加により、深穴交差や肉厚のワーク、φ1mmの小径穴へも対応し、多くのバリ問題が改善する。
 また、普及台数が多い旋盤用パスの登場で、様々な工程への組み込みが可能となる。

▼加工動画はこちら
https://www.xebec-tech.co.jp/products/bbc.html