① 波形切れ刃を持つ3ブレーカは、切込み量や切れ刃角が変化する倣い加工と引上げ加工に最適。 ② 「FYブレーカ」は伸びやすい切りくずを確実にコントロールし、軟鋼の仕上げ切削加工領域に幅広く対応。 ③ 「SYブレーカ」は伸びやすい切りくずを確実にコントロールし、軟鋼の軽切削加工領域に幅広く対応。 ④ 「SAブレーカ」は炭素鋼・合金鋼の低送り側の切りくず処理が良好。
① チップ厚みを4mmと厚くし、断面強度は従来品比20%UP。また刃先形状を最適化して幅広い切削条件下で安定加工が可能。 ② 3次元ブレーカーを採用したチップにより、切削抵抗は従来品とほぼ同等ながらも両面4コーナと従来品比、2倍のコーナ数で経済的。 ③ 切屑排出量・・・φ50の炭素鋼加工で切りくず排出量Q=225cm3/minを実現。 ④ チップ材種は新PVDコーティングJC8118PとJC7560Pを採用。炭素鋼からプリハードン鋼、焼入れ鋼、高強度ステンレスなど幅広い被削材に対応する。 ⑤ 長い突出し(L/D=6以上)の加工でも安定した加工が可能。 ⑥ ホルダ-は高剛性「Gボディ」を採用、全サイズク-ラント穴付き。
DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は、DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT(以下、「AG」)との一体性を強化することを目的として、連結対象会社であるDMG MORI GmbHとAG間で締結した、ドミネーション・アグリーメントの登記が完了し、このほど発効した。 同社は本年6月2日の取締役会において、ドイツ連邦共和国の法令に基づくドミネーション・アグリーメントの締結を決議し、同年7月15日にAG株主総会において95%以上の賛成をもって承認を得た。8月24日にAGの商業登記簿への登記が完了し、ドミネーション・アグリーメントの発効に至った。 これにより、同社とAGの経営資源を一体のものとして活用することができ、完全一体経営となる。具体的には、部品共通化、機種統合、購買システムの統合、グローバル生産能力の最適活用をグループ全体で強力に推進する。同社は、製品とサービスのより一層の品質向上と顧客への高付加価値ソリューションの提供、オープンイノベーションの推進をはじめとしたパートナー企業との連携と共存共栄、同社の企業価値の最大化を促進していくとしている。
■主な特徴 ① インサート上面の3次元ブレーカは、従来の研削級ねじ切りインサートで問題となりやすい、工具や加工物への切りくずの巻き付きを改善できる。この改善効果により、切りくず除去のための機械停止時間を削減し、生産性の向上に貢献する。 ② プレス品仕様の拡充アイテムは、従来の研削級ねじ切りインサートよりも最大で40%安価な標準価格設定が可能となった。 ③ 既存のタンガロイ製ホルダに装着可能なので、インサートを交換するだけで工具費削減を実現できる。