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JMAが高難度な技術英語の翻訳に特化した「JMA 技術英語翻訳」を開始 ~英語の頂点を極める工業英検1 級取得者による新サービス~

 工場の海外移転をはじめ、ものづくりの現場でグローバル化が進む中、「英語」は世界共通のビジネスツールとしてますます重要になっている。特に製品の仕様書やマニュアル、特許、契約書類などを扱う場合、小さな誤解が大きな損失につながることもあり、いかに“正確・明確・簡潔”な英語で伝えるかがポイントになる。しかしながら、こうした技術英語の分野でクオリティの高い翻訳ができる人材は、一般のビジネス英語と異なり多くないのが現状である。 日本能率協会(会長=中村正己氏 略称JMA)は、このほど、会のグループ団体である公益社団法人日本工業英語協会(会長:斎藤恭一氏 略称JSTC)と連携し、高難度な技術英語に特化した翻訳サービスを行う「JMA技術英語翻訳」を開始した。 事業では、日本工業英語協会が組織化する工業英語能力検定試験1級取得者や、その中の成績優秀者に授与される文部科学大臣賞を受賞した専門家らにより、日本語から英語、英語から日本語への「翻訳」、社内で英語にした文章のクオリティを上げる「校正」の他、技術英語の翻訳者や社内翻訳者向けセミナー講師の派遣など、各種ソリューションサービスを行う。■概 要名  称:JMA技術英語翻訳翻訳分野:技術英語の専門知識を必要とする主に、自動車、電気・エレクトロニクス、機械、素材・化学、土木、建築、医療、物流、通信、情報、ITなど翻訳対象:マニュアル、仕様書、規格書、特許、技術資料、契約書、監査書類、など翻 訳 者:工業英語能力検定試験1級取得者▼依頼方法は日本能率協会ホームページまで▼http://www.jma.or.jp/jmat/     価  格:依頼内容に基づいて別途見積

7月分超硬工具主要統計

日本機械工具工業会がまとめた2016年7月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】493トン(前年比93.2)【超硬工具生産額】切削工具193億8700万円(前年比82.8)、耐摩工具31億9800万円(同98.8)、鉱山土木工具5億8100万円(同70.6)、その他工具14億2300万円(同267.0)、焼結体・工具19億700万円(同81.2)、合計264億9600万円(同87.2)。【輸出入】輸出95億3900万円(前年比82.9)、輸入56億1200万円(同78.0)。【超硬工具出荷額】切削工具194億9900万円(前年比80.6)、耐摩工具32億4400万円(同101.4)、鉱山土木工具6億2300万円(同65.5)、その他工具13億1900万円(同295.1)、焼結体・工具21億200万円(同80.3)、合計267億8700万円(同85.3)。【刃先交換チップ】生産2881万1000個(前年比89.6)、出荷2809万6000個(同88.5)。

アマダホールディングスがASEAN 地域統括本部をタイに設立。新テクニカルセンターをオープン ~グループの経営戦略統合で、新テクニカルセンター活用からアジア・アセアンでのエンジニアリング活動を強化する~

 アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)は、本年10 月をめどに、新たにASEAN地域統括本部、アマダアジアパシフィック社(AAP)をタイに設立し、ASEAN地域でのアマダグループ全体の経営統合と戦略本部として今後のグループ活動を強化していく。その一環として、タイ国内にあるアマダグループの3 事業3 社(板金のアマダ、切削・プレス・研削のアマダマシンツール、溶接のアマダミヤチ)を1 社に集約するとともに、ASEAN 地域全体でも、グループ各社の活動を行う現地法人に再編する。

 その活動の変革の軸としては、8 月18 日(木)より、タイのバンコク近郊スワンナプーム工業地域にアマダアセアンテクニカルセンターをオープンし、金属加工の全工程での実証加工やテスト、教育などを強化した現地活動をスタートした。8 月18 日・19 日のグランドオープニングの式典では、タイ政府関係者をはじめ、ASEAN各地より100 社150 名の顧客を招待するとともに、各地域のVIP を招いた。

テープカット
テープカット
 実際のエンジニアリング活動を進めているアセアンテクニカルセンターは、全工程での実証加工や提案機能を強化するに加え、加工課題解決のセミナーを計画し、顧客と社員教育の場としてのボケーショナルセンター(技能訓練施設)と稼働保証のためのパーツセンターを併設している。マシン導入後も顧客が品質と効率を追求し、マシンや自動化設備のより効率的な運用が可能となるようサポートを強化していく。

 テクニカルセンターは、アマダが世界各地で展開しているビジネスモデルであり、最新のマシンやソフトウエア、金型等を実際に現地の顧客に使用してもらい、顧客の課題を解決する加工技術提案を積極的に行っていく施設。アセアンテクニカルセンターは、タイの顧客のみならず、ASEAN 全域(ベトナム、マレーシア、シンガポール他)の顧客にも活用できる拠点となる。

2020年、売上高4000億円達成に向け、中期経営計画を実行中

テクニカルセンター内
テクニカルセンター内
 アマダグループは、売上高4,000 億円達成に向けた中期経営計画を実行中だが、同社では、この達成に向け、海外市場の拡大は不可欠であり、中でも高い成長性が見込まれるASEAN地域を重点戦略地域に位置づけ、売上倍増を計画している。実現に向け、シンガポールにある地域統括機能をタイに移し、今回アマダアジアパシフィック社を設立するとともに、ASEAN 体制を再編し、グループ全事業一体化による市場シェアの拡大を目指す。

 具体的には、今回新たに設立したアセアンテクニカルセンターを活用し、地域特性や市場ニーズを踏まえた商品戦略とソリューション提案を展開するとともに、アマダアジアパシフィック社が司令塔となってSCM戦略を推進するとしている。

 ASEAN は、域内人口は6億人を超え、域内総生産が2 兆5000 億ドル(約300 兆円)に達する巨大経済圏であり、域内の連結を強化するためのインフラの整備などもすでに進められている。最近では、製造拠点としてだけでなくマーケットとしての魅力度も増加しつつあるうえ、日系企業が大手を中心に第2 のマザー工場として進出する機会が増えており、インフラ基盤の強化や輸出競争力の拡大を背景に現地企業にもユーザー層が広がりを見せていることを踏まえ、同社では、大量生産から変種変量生産まで対応可能な幅広い商品とサービスを提供していく。この点において、アマダはブランク・曲げ・溶接、さらには切削・構機・プレスや金型まで、全工程に対応できる商品力を活用してのソリューション提案が可能になる。

 一方、環境やエコへの関心の高まり、賃金上昇や少子高齢化を踏まえた自動化の流れ、デジタル化やネットワーク化の進展の中で製造業が抱える課題へのソリューションも提供していく。アセアンテクニカルセンターにおいて、最新のレーザマシンやベンディングマシンなどの加工機を使ったソリューションや実践的な加工方法の提案を進めていく。

 今回のアマダアジアパシフィック社の新設にともない再編されるASEAN体制とテクニカルセンターのオープンにより、ASEAN 地域の顧客にきめ細やかな提案営業が可能となった。これらのニーズに対応した最新のトータルソリューションを提供するとともに、高いレベルでの技術支援やサービス活動で、モノづくり、ひいてはASEAN地域の製造業のさらなる発展に貢献していくとしている。

■ アマダアジアパシフィック 会社概要(10 月)
本 社 : 88/41 Moo 4, Khlongsuan, Bangbo Samutprakarn 10560, Thailand
代 表 者 : 山本 浩司
資 本 金 : 30,000,000 THB
従業員数 : 未定
事業内容 : アマダグループASEAN (4 現法)の地域統括

■ 合併後のアマダタイ 会社概要
本 社 : アマダアジアパシフィック社 住所と同じ
代 表 者 : 山本 浩司
資 本 金 : 476,000,000 THB
従業員数 : 120 名
事業内容 : 金属加工機械および金属工作機械等の販売・サービス・提案など

■ アマダベトナム 会社概要
本 社 : 469 Ha Huy Tap Road, Yen Vien, Gia Lam, Ha Noi, Vietnam
代 表 者 : 菊地 幸仁(10 月)
資 本 金 : 8,500 百万 VND
従業員数 : 25 名
事業内容 : 金属加工機械および金属工作機械等の販売・サービス・提案など

■ アマダマレーシア 会社概要
本 社 : No. 20, Jalan Pendaftar U1/54, Temasya Industrial Park, Section U1
Glenmarie, 40150 Shah Alam, Selangor Darul Ehsan, Malaysia
代 表 者 : Norhisham
資 本 金 : 1,000,000 MYR
従業員数 : 37 名
事業内容 : 金属加工機械および金属工作機械等の販売・サービス・提案など

■ アマダシンガポール 会社概要
本 社 : 12 Tannery Road, #05-01/02 HB Centre 1, Singapore 347722
代 表 者 : 山本 浩司(10 月)
資 本 金 : 400,000 SGD
従業員数 : 11 名
事業内容 : 金属加工機械および金属工作機械等の販売・サービス・提案など

■ アセアンテクニカルセンター 概要
敷地面積 : 20,000 m²
延床面積 : 7,502m²
主要展示設備*: 1,843 m² (*テクニカルセンター、技能訓練施設、ラボ含む)
投資総額 : 5.5 億THB(約20 億円)

■ アセアンテクニカルセンター 主な展示マシン
1. 3 軸リニアドライブ・ファイバーレーザマシン FLC-3015AJ (4kW)
2. ファイバーレーザマシン ENSIS-3015AJ (2kW)
3. 平板&パイプ・形鋼両用のオールラウンドマシン FO-MⅡRI3015 (4kW)
4. グローバルスタンダードCO2 レーザマシン LCG-3015NT (4kW)
5. 新AC サーボ・ダイレクトツインドライブNCT EMZ-3510MⅡ + ASR-NTK
6. 究極の多品種少量対応ベンディングマシン HG-1003ATC
7. 高速・高精度ベンディングマシン HG-8025
8. 自動金型研削機 TOGUⅢ-ID
9. デジタル電動サーボプレス SDE-2025
10. オプティカルプロファイル研削盤 GLS-150S
11. シングルパルスカッティングバンドソーマシン PCSAW-430
12. テーブル式インバータースポット溶接機 TSⅢ-NT
13. パルスTIG 溶接機 MAWA-300

三菱マテリアルが、鋼・鋳鉄旋削加工用サーメット材種「NX2525」にブレーカを追加発売

 三菱マテリアル 加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント=鶴巻二三男氏)は、このほど鋼・鋳鉄旋削加工用サーメット材種「NX2525」にブレーカ3種類の販売を開始した。 
軟鋼の仕上げ切削加工用に「FYブレーカ」、軽切削加工用に「SYブレーカ」、炭素鋼・合金鋼の軽切削加工用に「SAブレーカ」の3ブレーカを追加発売することで、切りくず処理の選択範囲を拡大する。

 サーメット材種は、切削加工時に発生する高温状態の硬さにおいて超硬合金より優れ、仕上げ面に光沢を得られることから、仕上げ切削加工や軽切削加工に多く利用されている。鋼・鋳鉄旋削加工用サーメット材種「NX2525」は組織の最適化および特殊合金結合層により、高い耐摩耗性と耐欠損性を保持し、仕上げ面の持続が可能。

 「FYブレーカ」「SYブレーカ」「SAブレーカ」の主な特長は、以下の通り。

① 波形切れ刃を持つ3ブレーカは、切込み量や切れ刃角が変化する倣い加工と引上げ加工に最適。
② 「FYブレーカ」は伸びやすい切りくずを確実にコントロールし、軟鋼の仕上げ切削加工領域に幅広く対応。
③ 「SYブレーカ」は伸びやすい切りくずを確実にコントロールし、軟鋼の軽切削加工領域に幅広く対応。
④ 「SAブレーカ」は炭素鋼・合金鋼の低送り側の切りくず処理が良好。

・標準価格 :CNMG120404-FY   NX2525  760円
(代表型番)DNMG150404-FY  NX2525 1,070円
      TNMG160408-SY   NX2525 760円
      VNMG160404-SA  NX2525  990円
      WNMG080408-SY  NX2525  760円
いずれも税別価格。

三菱日立ツールが『高能率仕上げ加工用 異形工具シリーズ第二弾 GP1LB形』を発売 ~外周刃・底刃の異形状で高能率加工を実現!~

 本年4月20日に異形工具シリーズとしてバレル形状(「樽」の英語「Barrel(バレル)」)のGF1形を発売した三菱日立ツール。今回は新たにバレル形状に加えレンズ形状を付加した「GP1LB形」を発売した。金型、部品の壁面及び、なだらかな曲面の仕上げ加工に威力を発揮する。

 「GF1形」は、壁部の仕上げ加工で従来ボールエンドミルやコーナラジアス工具に比べて高能率、長寿命、且つ良好な加工面を実現した工具だが、新製品「GP1LB形」は、外周部がバレル形状、先端部がレンズ形状をした複合R切れ刃形状となっている。外周部のバレル形状はGF1形同様に壁部の仕上げ加工で、従来のボールエンドミルやコーナラジアス工具よりも高能率な加工を可能にし、それに加え底刃をレンズ形状にした事で、平面に近い緩やかな曲面を、従来のボールエンドミルやコーナラジアス工具よりも、高能率に加工する事を可能にした。同一工具径のボールエンドミルと「GP1LB形」のレンズ形状部を使用し、緩やかな曲面を加工して同等の加工面粗さを得ようとした場合、「GP1LB形」はボールエンドミルよりも約1.4倍の切込み(加工ピッチ)で加工が可能だ。

 また、同一工具径のボールエンドミルと同一条件(同一加工ピッチ)で加工した場合の加工面粗さは、約半分近くになり、「GP1LB形」は良好な加工面が得られる。

 「GP1LB形」のインサートは、既存製品アルファ―ボールプレシジョンABPF形のホルダーにも取り付け可能な形状となっている。既に「ABPF形」を使用しているユーザーは「ABPF形」のホルダーで共用することが可能だ。

 最近の5軸加工は、異形状を演算できるCAD/CAMが増え、異形状工具でも比較的簡単に形状定義できるようになり、今後ますます拡大することが期待されている。

 同社では、「今後、高能率仕上げ加工用異形工具の総称を『GALLEA(ガレア)シリーズ』という、1つのブランドとして位置づけ、今回、GP1LB形を発売することにしました」とコメントしている。

 特長は以下のとおり。

(1)独自のR刃形により、壁面及び、なだらかな曲面の高能率仕上げ加工を実現。
(2)同一工具径のボールエンドミルと比較すると、仕上げ加工ピッチは約1.4倍の切込みが可能。

■価格
・モジュラータイプホルダー(φ20~φ30)    : 22,900~35,000円
・インサート (φ20~φ30)  : 10,800~14,800円
・モジュラーミル専用超硬シャンク(φ20~φ32) :48,400~173,000円

ダイジェット工業が高能率荒加工用工具「マックスマスター」発売!

GMX
GMX
 ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、9月16日(金)より、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、焼入れ鋼、鋳鉄、高強度ステンレス鋼などの平面・ポケット、ヘリカル、曲面、溝削り加工に優れた威力を発揮する、高能率荒加工用工具「マックスマスター」を新発売する。

 小型で切削抵抗が低い独自の3次元チップを採用した多刃工具かつチップ両面が使用可能な4コーナ仕様の経済的な高能率加工用工具が開発のコンセプト。

 特長は以下の通り。


MXG
MXG
① チップ厚みを4mmと厚くし、断面強度は従来品比20%UP。また刃先形状を最適化して幅広い切削条件下で安定加工が可能。
② 3次元ブレーカーを採用したチップにより、切削抵抗は従来品とほぼ同等ながらも両面4コーナと従来品比、2倍のコーナ数で経済的。
③ 切屑排出量・・・φ50の炭素鋼加工で切りくず排出量Q=225cm3/minを実現。
④ チップ材種は新PVDコーティングJC8118PとJC7560Pを採用。炭素鋼からプリハードン鋼、焼入れ鋼、高強度ステンレスなど幅広い被削材に対応する。
⑤ 長い突出し(L/D=6以上)の加工でも安定した加工が可能。
⑥ ホルダ-は高剛性「Gボディ」を採用、全サイズク-ラント穴付き。

■サイズと販売価格

・モジュラーヘッドタイプΦ16(2枚刃)~Φ42(6枚刃)
標準価格:23,000円(Φ16)~49,000円(Φ42)

・ボアタイプフライスΦ50(7枚刃)~Φ66(7枚刃)
標準価格:75,000円(Φ50)~79,000円(Φ66)
・チップ標準価格:1,180円

DMG森精機がドミネーション・アグリーメントを発効

 DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は、DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT(以下、「AG」)との一体性を強化することを目的として、連結対象会社であるDMG MORI GmbHとAG間で締結した、ドミネーション・アグリーメントの登記が完了し、このほど発効した。 同社は本年6月2日の取締役会において、ドイツ連邦共和国の法令に基づくドミネーション・アグリーメントの締結を決議し、同年7月15日にAG株主総会において95%以上の賛成をもって承認を得た。8月24日にAGの商業登記簿への登記が完了し、ドミネーション・アグリーメントの発効に至った。 これにより、同社とAGの経営資源を一体のものとして活用することができ、完全一体経営となる。具体的には、部品共通化、機種統合、購買システムの統合、グローバル生産能力の最適活用をグループ全体で強力に推進する。同社は、製品とサービスのより一層の品質向上と顧客への高付加価値ソリューションの提供、オープンイノベーションの推進をはじめとしたパートナー企業との連携と共存共栄、同社の企業価値の最大化を促進していくとしている。

タンガロイがブレーカ付きM級ねじ切りインサートを拡充

 タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほどTungThreadシリーズにブレーカ付きM級ねじ切りインサートを拡充し、全国で発売を開始した。

 拡充アイテムは、ISOメートル外径ねじ加工のピッチ3.5 mmと4 mm用、DIN405丸ねじ加工用およびさらい刃が無くピッチ3.5~5 mm(7~5TPI)の60°ねじに対応可能な内外径用。ブレーカ付きM級ねじ切りインサートは、インサート上面に3次元ブレーカを設けており、ねじ切り加工で問題となる切りくず処理性に優れ、かつ従来の研削級ねじ切りインサートよりも最大で40%安価な標準価格設定を実現した。

■主な特徴
① インサート上面の3次元ブレーカは、従来の研削級ねじ切りインサートで問題となりやすい、工具や加工物への切りくずの巻き付きを改善できる。この改善効果により、切りくず除去のための機械停止時間を削減し、生産性の向上に貢献する。
② プレス品仕様の拡充アイテムは、従来の研削級ねじ切りインサートよりも最大で40%安価な標準価格設定が可能となった。
③ 既存のタンガロイ製ホルダに装着可能なので、インサートを交換するだけで工具費削減を実現できる。

日立建機が中型油圧ショベルZAXIS-6 シリーズ3 機種を発売 ~排出ガス規制のオフロード法2014 年基準対応~

 日立建機(社長=辻本雄一氏)は、9月1日から新型油圧ショベルZAXIS-6シリーズのZX240-6(標準バケット容量1.0m3、運転質量24.5t)、ZX300-6(標準バケット容量1.25m3、運転質量28.7t)、ZX330-6(標準バケット容量1.4m3、運転質量32.6t)を発売した。
ZX240-6、ZX330-6 は、従来機(ZX240-5B、ZX330-5B)の「スムーズな複合動作」、「作業量と燃費のバランスの良さ」などの優れた機能を踏襲しながら、最新の省エネ油圧システム「TRIAS(トライアス)Ⅱシステム」および新型エンジンの採用により、低燃費と高い作業性能を実現した。また、ZX300-6 は、従来機(ZX280-5B)に対して出力を向上させた新型エンジンを採用し、大作業量を実現した。

 販売目標は、国内向けに3 機種合計で年間400 台の見込み。

セコ・ツールズの超硬ソリッドエンドミルに小さいネック径が加わり、用途が拡大!

 セコ・ツールズの超硬ソリッドエンドミルシリーズに、より小さいネック径のオプションが追加され、実用性と汎用性がさらに高まった。最新の工具では、航空宇宙、医療、一般加工用途などの複雑なコンポーネント加工時に逃げを大きくできる。

 この製品は、ネック径が小さくなったため、複雑な取り付け配列で配備された部品にも容易にアクセスできるとともに、4 軸および 5 軸加工能力をフルに活用できる。ネックサイズの最適化により、工具剛性が保持され、標準の工具ホルダ接続システムと完全に互換する。ISO P、M、S およびその他の被削材グループの被削材でも、性能を維持して、高い生産性で加工できる。

 JS554 エンドミルは安定性が高く、工具のたわみを抑える。さらに、幅広い用途で優れた価格性能比を実現し、新たに追加されたオプションがこのシリーズの先進機能をさらに拡充する。

 JS554 エンドミルシリーズでは、工具径 3 ~ 20mm を用意しており、標準切削長 2xD + 2mm に対応する。到達長は 3xDc。また、コーナ R と 45 度の面取り仕様も用意しているため、ストレートシャンクとウェルドンシャンクのいずれも使用できる。