ものをつくることはこだわりの連鎖

先日、個人で時計を製作している方から、古いジグボーラー(昭和34年製?)を現在も使っていてさすがに調子がわるくなってきたので、困っている・・・旨のご相談を受けました。まだ、その機体が動いて使われている! ということに驚きましたが、きっとこの方は、この機械を大切に使ってらっしゃるんだろうな、と想像をしました。(どんな方が使ってるのかな、とイメージするのも妄想が膨らんで楽しい☆)

某メーカーさんにお問い合わせをしたところ、親切に回答してくださりました。昔の資料も探し出して下さり、感動しました。

ものをつくる、ということは、当たり前ですが、道具ひとつにもこだわりがあると思います。ものを形にする、ということは、それぞれの、こだわりの連鎖とも感じます。だから奧が深い。近年、ものづくり、という言葉が流行言葉のように使われ、時として残念に思うことがありますが、時代の流れに合致した新技術の開発とともに、そのベースにあるのはものをつくるための「哲学」。つまり、どんなに時代が変わろうとも、「それは、どこに貢献するのか。」ということなんだと思っています。