ひまわりの顔を持つ男のような生き物

今朝、変な夢をみた。
わたしは映画に出てくるような高度成長期の時代にいる。駄菓子屋さんがあったので、懐かしいなあ、と思いながら店に入ると、「こっちにはもっといいものがあるよ」とえらく年をとった店主が奥に案内してくれた。扉の向こうには、骨董品がたくさん展示されており、これらは売り物だという。アンティークのアクセサリーに家具、人形まであった。つまり、わたしの大好きなものがいっぱい広がっていたのだ! 

「ああなんて素敵なの!」 

ひとつひとつ舐めるように眺めていると、あらやだ! もう、こんな時間じゃないの! 

次の取材先に行かなければならないことを思い出したのだ。

目の前の誘惑にすっかり惑わされ、約束の時間に遅れそうになっている馬鹿な己。その様は、よい子になるために学校に行く途中、見世物小屋にうつつを抜かしてしまうピノキオみたいだけど、ピノキオとは違うところは、自ら誘惑の館を後にすることができたことだ。

ところが!

なんていうことでしょう!

わたしの行く道には、犬のうんこがいっぱい落ちているではありませんか。

急いで行かなければ先方に遅刻してしまいそうだ。でも、こんなにうんこが落ちていたら、走れない。ゆっくりゆっくり、うんこを踏まないように、身体のバランスを取りながら前に進んでいると・・・・。

先ほどの店のほうから、ひまわりの顔を持つサラリーマン風の男のような生き物が四つん這いでやってきた。ひまわりと犬と人間がミックスされた謎の生き物が、ひまわりの顔から、シャワーのように水を噴射しながら、わたしの行く道を綺麗にしてくれるではないか。

不思議な光景に驚いたところ、目が覚めた。

このひまわりの顔を持つ謎の生き物はわたしの脳が作り出した架空の生き物だけど、自分が想像もしたことのないようなものが、夢には現れる時がある。案外、自分のことは自分が分かっている・・・と思いがちだけど、こういうことがある限り、まだまだ自分のポテンシャルって広がる可能性があるよね。自分が自分に気付いてないだけかもしれない。

 

夢に出てきた謎の生き物↓
 

200810