【動画あり】ヤマザキマザック ロボットティーチング不要の自動化システム「MA MILL ASSISTシリーズ」を開発

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MAシリーズと立形マシニングセンタ( VCN 430A )との接続例

 ヤマザキマザックがこのほど、立形マシニングセンタ・5軸加工機用自動化システム「MA(MILL ASSIST)シリーズ」を開発し、販売を開始した。

 昨今、人手不足の解消や生産性向上を目的とした自動化ニーズが各産業で高まっている一方、自動化システムの導入にはロボットやプログラミングなどの専門知識が求められ、また導入時だけではなく、運用時にも外部システムインテグレータの手配が必要となる場合があり、特に小規模企業においては自動化システム導入の障害となっている。そこで同社では、こうした課題を受け、誰でも簡単・迅速にセットアップが可能な旋盤・複合加工機用自動化システム「TA(TURN ASSIST)シリーズ」を2018年に発表、今回は、これに続いて立形マシニングセンタ・5軸加工機用自動化システム「MAシリーズ」を新たに開発した。

 同シリーズは、アームロボットとストッカ、専用ソフトウェアで構成された自動化システム。同社製の立形マシニングセンタ「VCN・VTCシリーズ」と5軸加工機「VARIAXISCシリーズ」に対応、素材の搬入から完成品の搬出までを自動化する。

 システムの立ち上げは、専用ソフトウェアに従い必要情報を入力するだけで完了する。煩雑なロボットティーチング作業は不要であり、生産開始までのリードタイムを大幅に短縮する。ストッカは素材と完成品の多段積みが可能であり、一度の段取りで長時間の無人運転を実現する。

 また、「MAシリーズ」はワンユニット化された自動化システムであるため、市販のハンドリフトで簡単に移動させることが可能。移動後はMAと工作機械本体の位置調整を行うだけで据付けが完了するため、新規設置時のみならず工場レイアウト変更にともなう機械移設にも柔軟に対応する。

 同社はすでに好評を博している「TAシリーズ」や多段パレットストッカシステム「MPPシリーズ」に、今回販売を開始する「MAシリーズ」を加えた自動化システムのラインアップで、単体機の自動化ニーズに対応したソリューションを提供していく方針。

MAシリーズの詳細動画

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