「INTERMOLD2017/金型展2017 金属プレス加工技術展2017」の見所はココだ!


(前回の様子)

 4 月12日(水)から4 月15 日(土)までの4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)で「INTERMOLD2016/金型展2016」(主催:日本金型工業会、運営:テレビ大阪)、「金属プレス加工技術展2016」(主催:日本金属プレス工業協会)を開催する。今年は前回開催を上回る461社・団体、891小間の開催規模となり、各社の見所満載といったとこだ。製造現場ドットコムでは一足早く注目メーカー各社の新技術や目玉製品を公開する。

 (アマダマシンツール、イワタツール、栄工舎、オーエスジー、岡本工作機械製作所、OKK、キタムラ機械、黒田精工、ジーベックテクノロジー、ソディック、ダイジェット工業、ナガセインテグレックス、日進工具、BIG DAISHOWA、不二越、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、安田工業、碌々産業)

材料切断から部品加工、プレス加工までのトータルソリューションを展開
●アマダマシンツール

GORIKI
GORIKI
 アマダマシンツールは最新テクノロジーであるバンドソーマシン、研削盤に加えて最新の高剛性プレスマシンを出展。「トータル・プロセス・イノベーション~材料切断から部品加工、プレス加工までのトータルソリューション~」をテーマに、各分野における加工工程改革を提案する。今回は成形研削盤のベストセラーマシン「MEISTR-G3」のほか、①剛性を高めた力強い最新のサーボプレスマシンであるデジタル電動サーボプレスSDEシリーズGORIKI 「SDE-1515」、②マシンとブレードの一体開発で生まれた調速バンドソーマシンであるハイパーソー 「HPSAW-310」、③金型パーツ加工市場に長年貢献するスタンダードマシンであるオプティカルプロファイル研削盤 「GLS-80PL」の3機種が新商品として展示される。

工程短縮や加工速度アップを視野に入れた「トグロン®」シリーズに注目
●イワタツール

 HRC40~72の焼入れ鋼に穴があく驚異の「トグロン®ハードロングドリル」に注目したい。焼入れ鋼に直接穴をあけることができ、金型のエジェクタピン穴加工をはじめ、ワイヤ放電加工のスタート穴、部品加工においても精度向上や工程短縮を実現している。この工具は製作日数を1/4に短縮したという実績がある。また、焼き入れ鋼を高速で加工したいという現場のニーズに応えて「トグロン®ハードドリル」にオイルホール付きも追加している。同社では、「トグロン®」の名を持つ製品をさらに追加し、面取り加工に特化することで“コスト低減”と“加工スピードアップ”を両立した、一般鋼加工用5枚刃面取り工具「トグロン®マルチチャンファー」と、アルミ・樹脂・真鍮に最適な「トグロン®シャープチャンファー」を展示。「トグロン®」の特徴であるネガ刃形状は、焼入れ鋼から一般鋼、アルミ、アクリルなど、幅広い被削材に対し、高速、高精度、高難易度など、それぞれの製品が優れた性能を発揮する。加工形状も、穴あけ、面取り、V溝、位置決めなど、バリエーションも豊富だ。

マニアックな工具がズラリと並ぶ!
●栄工舎

 毎度マニアックな工具群で加工を商いとする者を魅了する栄工舎。今回の見所は「超硬ソリッド球面カッター」。この商品は、①最大280°の球面の切れ刃でボールエンドミルではできなかった加工に対応、②5軸加工機による複雑な形状も可能になる、③バリ取り加工が容易に出来る、④R0.5~R10までのサイズ。2枚刃及び4枚刃でレギュラーサイズ、ロングサイズも標準化をしている――の特長を持つ。同社といえば、タップが折れてしまった時の絶望感から開放してくれる、破損タップ除去専用超硬ソリッドドリル「タップリムーバー Plus」がロングセラーとして大人気。耐熱温度は1100°以上、硬度はHv3500。下穴を痛めないオリジナル形状、全てのハイスタップに対応するので、「タップは折れると分かってはいるけれど、なんとかワークがオシャカにならぬよう手をつくしたい」と願っている加工現場から多くの支持を集めている。

突き出し長L/D 50 超深彫り加工の安定加工を提案
●オーエスジー

 従来の金型加工などの深彫り加工には放電加工が当たり前のいま、同社では超硬エンドミル「PHXエンドミル」などを使用した超深彫り加工を可能にする金型最先端技術をハードとソフトの両面で紹介してくれる。
 製品展示では、ダイキャスト、プレス、プラスティックといった金型タイプ別の切り口でエンドミル、ドリル、タップ、ねじ切りフライスなど最適工具をトータルソリューションで提案するとのことで、高能率かつ高精度な加工を求めている来場者にとっては見所のみならず“聞き所”も豊富だろう。また、Aブランドの新製品、超硬防振型エンドミルAE-VMSを使用した金型加工や金型加工に便利な小型焼嵌め装置の実演展示なども予定をしている。同社の生産性向上、品質向上に役つ最新技術に期待したい!

大注目の全自動平面研削盤「MUJIN」システムが登場!
●岡本工作機械製作所

 大注目の全自動平面研削盤「MUJIN」システムがINTERMOLDに登場! 「スキルレス無人加工システム」をオプション機能として、新たな次世代型研削革命のラインナップに加えるとのこと。同社の「高能率研削・複合研削・機上測定による超精密研削の自動化提案」に「MUJIN」加工システムを加えると、拡張性が大きく広がるのも魅力だ。会場では“無人実演”もあるというから、お見逃しなく! 
 他にも従来円筒・内面・アンギュラ研削を3台で行っていた作業を1台でこなすCNC高精度複合研削盤「UGM360NC」や、リニアモータ駆動方式を採用し、左右・上下高速送りを実現するCNC超精密成形研削盤「UPZ52Li」、また左右静圧スライドを採用し、平面度1μm以下の要求を可能とする超精密平面研削盤「UPG63CA1」、汎用とNCの両方を兼ね揃えたCNC高精度成形研削盤「HPG500NC」も展示する。

高精度・高品位な金型加工を実現
●OKK

VB53
VB53
 同社の見所のひとつは。立形マシニングセンタ「VB53」。このマシンは高精度・高品位に金型を加工するために、微小指令に対し忠実に追従する機械構造と、加減速時の残留振動の抑制に配慮し開発されたものだ。送り系に剛性の高いリニアローラガイドそして分解能の高い低リードボールねじを採用し、分解能0.05μmのリニアスケールフィードバックを標準搭載することで、微小送り指令に対する追従性の向上を図っている。他には立形マシニングセンタ「VM53R」も展示。主軸トルクを最大限に活かすため、主軸軸受に大径ベアリングを採用し、高い主軸剛性を確保しているマシンだ。さらに、サドル・テーブル・コラムのリブを適正配置するとともに、肉厚を20~30%厚くし、加工反力を確実にサポートすることで、安定した切削を提供。また、豊富な主軸バリエーションにより、加工目的に合わせた主軸の選択が可能である。

「 Machining Challenges-Simplified」がスローガン
●キタムラ機械

 マシンを使う人の立場に立って、独自の発想でユニークかつ特長的なマシンを展開する同社。今回注目したいのは、従来の「ゆびきたす」方式の大手企業向けの提案ではなく、次世代後継者育成を目的としたラクラク簡単操作の独自CNC装置「Arumatik-Mi」を搭載した第4世代マシニングセンタ「Mycenter-iGシリーズ」。
 これはガイダンス通りに従うだけで稼動ができるという簡単操作が特長。この最もハイエンドな独自開発のコントローラー「Arumatik-Mi」を標準搭載した次世代型同時5軸制御立形マシニングセンタ「Mytrunnion-4G」と、ハイコストパーフォーマンス横形マシニングセンタ「Mycenter-HX250iG」の2機種を出展し、高精度・高剛性・高生産性のマシニングセンタ市場最安値に挑戦するというから嬉しい。

平坦度測定機「ナノメトロ」の技術を応用した「SF-640M」
●黒田精工

 工作機械の精度は向上されるが加工されたワークの精度を証明することも必要な加工現場にとって強い味方となるのが、自社製の半導体のウエハーの平坦度測定機「ナノメトロ」の技術を応用し、金型などを測定する平坦度測定器「SF-640M」だ。平面加工されたワークを鳥瞰図で評価でき、平面とエッジの高精度な評価をすることが可能な商品である。接触式測定子または非接触式のレーザー(オプション)でワーク表面をスキャンし、ワーク全面の様子を鳥瞰(ちょうかん)図として表示する事ができる。平面の変化が一目瞭然であり精密金型やセラミックスの平面を評価するには最適。評価範囲650×450㎜ 測定精度0.6μm。分解能0.01μm。

今回はひと味違う展示内容! 「研磨コンテスト」は必見!
●ジーベックテクノロジー

金型磨き
金型磨き
 様々な趣向を凝らして来場者を楽しませてくれる同社。新製品XEBEC裏バリカッター&パスを含むバリ取り・研磨の自動化ツールも展示するが、今回の目玉は「研磨コンテスト」と、「バリ取り公開討論会」だ。ユーザ限定だが、参加自由、参加賞ありの研磨コンテストは、NAKのテストピースを3分間でどれだけ綺麗に磨けるかを競う。磨いたテストピースの面粗度を会場で測定し、Raの仕上がりが高い順にランキングを掲載。同社では、「我こそはという金型磨き職人さんの挑戦を待っております!参加賞の他に、上位入賞者には景品を授与させていただきます!」と意欲的だ。また、昨年のモノづくりマッチングJapanで好評だった討論会もパワーアップして開催するとのこと。寄せられた相談ワークに対して、バリ取りのスペシャリストが改善方法を提案してくれる。

プラスチック成形革命! IoTを視野にいれた取り組みも!
●ソディック

 同社は「プラスチック成形革命」をテーマに、長時間連続運転が可能な超精密金属3Dプリンタ「OPMシリーズ」にV-LINEⓇOPM金型専用生産セルシステム「MR30」をプラスして、作業効率を大幅アップさせるためのノウハウを展示。
 この組合せで、金型製作時間は17%、成形冷却時間は58%、金型部品点数70%、成形サイクル時間は41%も削減できるという。
 また今回は、IoTを視野に入れた「Sodick-IoT」の取り組みも披露してくれる。一定間隔で各NC装置を巡回し、データを収集するソフトフェア「Mimmerce(エミマース)や、機械とパソコン、または機械同士でNCプログラムのやりとりができる「SEIKAnet」など、見所満載。

経済効果抜群の高送り工具やマルチな高能率工具もズラリと並ぶ!
●ダイジェット工業

 同社はチップ両面仕様の高送り用工具「マックスマスター」、荒~仕上げまで対応可能な「QMシリーズ」など高能率刃先交換式工具の他、穴・座ぐり加工用工具「タイラードリル」、複合新材料「サーメタル」による金型などを出展。
 「マックスマスターGMX/MXG形」は、小型3次元チップ採用により低抵抗ながら両面4コーナ使用できる経済性も高い高能率荒加工用工具。チップ厚みは4mmと厚く断面強度を従来品比20%向上、断続切削でも安定加工が可能。工具径の6倍以上と突出しが長い場合でも安定した高送り加工が行える。本体は高剛性「Gボディ」を採用、全サイズクーラント穴付きである。

驚異の品質を圧倒的な能率で加工するマシン群!
●ナガセインテグレックス

 今回も見所が豊富な同社のテーマは、「超精密加工と超能率加工の両立」。驚異の品質を圧倒的な能率で加工する超精密マシンを出展するだけでなく、マシンに搭載することでさらなる超能率・高効率、省人化を実現し、生産性の向上へと導く同社独自の加工システムを展示する。
 出展製品は、(1)超精密成形平面研削盤 「SGC-630αS4-Zero4」、(2)高精度平面研削盤「SGE-520SLD2-Neo3」、(3)AI GRINDING ROBOTICS『適削』、(4)超精密クーラント濾過・改質・供給ユニット『爆削』、(5)各種サンプルワーク。特に注目したいのは、「SGC-630αS4-Zero4」で、精密樹脂金型、順送金型屋プレス金型に最適な世界最高レベルの超平面、超鏡面、超形状創成を実現するマシンである。

高硬度材の微細直彫り加工に最適!
●日進工具

 同社のブースに足を運んだら、ぜひご覧頂きたいのが高硬度材の荒取りから仕上げまで対応する「無限コーティングプレミアム ロングネックラジアスエンドミル」。
 今回は、ラインナップを拡充するとのことで、最小コーナー半径R0.02が追加され、深部での微小フィレットに対する加工精度がさらに向上した。
 また4枚刃タイプも最小径がφ0.2となり、加工能率の向上を図る。今回の規格追加で、ラインナップがトータル423サイズとなり加工形状に合わせての工具選定もさらなる最適化が可能になった。

さらなる精度を極めた商品や展示会初の展示商品も!
●BIG DAISHOWA

ハイドロチャック・スーパースリムUP
ハイドロチャック・スーパースリムUP
 今回同社が出展する注目商品は、精度で定評があるハイドロチャックのさらなる精度を極めた究極の高精度タイプの「ハイドロチャック・スーパースリムUP」。小型工作機械における小径精密加工に特化したもので、4D先端1µm以下の振れ精度を実現している。そして、今回展示会初出品となる商品が「メガUPEチャック」。この商品はベストセラーの「メガチャック」が進化したさらなる高精度コレットチャック。独自の自動芯出し機構内蔵のダブルアクションナットにより、安定した振れ精度を実現するもの。他にも多くの工作機械メーカーから信頼を集めている、光を電圧に変換する素子を直線状に並べたラインセンサを使ってマシニングセンタ内で回転中の工具測定を行う装置、「ダイナライン」や、防振機構内蔵の「スマートダンパーSWボーリングヘッド」が並ぶ。

独自の溶解・精錬技術をベースにした「鋼」が見所! 
●不二越

 同社では、精密型用鋼「DURO」、耐食鏡面プラスチック型用鋼「PROVA」ならびに機能部材「EXEO」の各種金型での提案事例を出展する。いずれも不二越独自の溶解・精錬技術をベースに製造しており、破壊の原因となる非金属介在物や偏析を低減している。 
 また、NACHIの技術を結集した「HyperZタップシリーズ」等の工具も出展し、NACHIの総合力を見せてくれる。ブース内ではマテリアル製造所の紹介もあり、溶解~鋳込み~鍛造~圧延の工程紹介、鋼塊・ビレットの模型を展示し製鋼部門をアピール。工具商品からは、「アクアドリルEXフラットシリーズ」、「アクアドリルEX3フルートシリーズ」、「アクアドリルEXパワーフィード」、「GSX MILL VLシリーズ」、「Hyper Z タップ」を展示する。

品質の安定化や製造工数削減に貢献 ~加工ワークの機上3次元測定を実現~
●ブルーム-ノボテスト

 今回の注目製品は、高効率生産に向けた品質安定化や製造工数削減への要望に応えた加工後ワークの機上3次元測定を実現する「フォームコントロール」。
 この商品は機上3次元測定ソフトウェアで、ワークのCADデータをPCに取込み、PC上に表示されたワークの3D画像へマウスクリックで測定点を指定、プローブのパスはPCで自動計算/自動表示され、且つ干渉チェックもPC上で実施するという簡単操作が特長。測定結果は帳票表示に加え、ワークの3D画像への数値やグラフ表示、またCSV形式での出力などが可能となる。機上での加工後ワーク形状測定で計測工数削減に貢献する商品である。後工程への不良排出を抑制し、不良ワークを機外へ取外すことなく追加工が可能。

精密電子部品の量産化に対応した放電加工機を展示
●牧野フライス製作所

 金型業界から多くの支持を集めている同社が今回展示するマシンは、高精度NC放電加工機「EDAF3」。
 このマシンは、狭ピッチコネクタやLEDなど精密電子部品の量産化に対応するため、高剛性の機械構造と徹底した熱対策により高い精度の多数個取り金型加工を可能とした型彫放電加工機。深さ精度±2μm、最小コーナR6μm、最良表面粗さRa0.05 μmの加工が可能。
 今回の展示でぜひ注目してもらいたいのは、FLOWER PATTERN機能により、成形品の離型性を大幅に向上したことと、扱いが難しく敬遠されていたベリリウム銅の加工効率を大幅に向上したこと。この2点をぜひ頭に入れてマシンを見学していただきたい!

2機種がINTERMOLD初出品! 金型加工へソリューションを提案
●三井精機工業

PJ812
PJ812
 今回同社は新機種「PJ812」および「J350G」を出展する。この2機種はインターモールド初出展。「PJ812」は、ジグボーラーの高精度位置決めと高品位形状加工を実現する究極のマザーマシン。伝統的なジグボーラーの長所は継承しつつ、生産性・自動化・安全性は現代的な仕様とすることで、あらたなジャンルの高精度加工機として開発したもの。抵抗の大きいすべり方式(角スライド)の摺動面にもかかわらず0.1μmのステップ送りに正確に追従する。また、精度に大きな影響を与える熱変位対策についても徹底的に追求した。主軸、ボールねじ(軸心、軸サポート部、ナット部)はもちろん、軸移動の発熱によるベッド、コラムの変形を防ぐため、摺動面の冷却も行っている。精密順送金型、パンチ、精密プラ型などの最終仕上げになくてはならないのが高精度ジグ研削盤「J350G」だ。砥石自動切込みストロークを従来機の2mmから53mmに拡大したことにより、1本の砥石で自動加工できる穴径の範囲が飛躍的に増大した。

金型の高精度加工を追求する 加工トレンドの先取り工具は必見!
●三菱日立ツール

 ものすごい勢いで開発商品を世に送り出している同社。今回は加工トレンドを先取りした高能率仕上げ加工用異形工具シリーズ「GALLEA」をはじめ、新コーティング「TH3」を搭載したボールエンドミル「エポックディープボールエボリューションハード TH3」など金型の高精度加工を実現する新商品が並ぶ。中でも、最近のCAD/CAMの中には、5軸加工で異形工具を用い演算できるものが増えたことを背景に、取扱いの難しかった異形状工具も比較的容易に形状定義できることを踏まえ、今後ますます拡大するとの予想から、これらの機能を有効に活用する工具を先取りし商品化した「GALLEA」シリーズは要チェックだ! 他にも金型の仕上がり精度の高精度化を目指して基礎加工から仕上げ加工までのトータル工程で高精度を追及する「Hi‐Pre²」コンセプトをアプリケーション、最新工具とともに紹介する。

新製品「YMC650」が高精度微細加工を実現!
●安田工業

 微細加工分野で高い評価を得ている「YMC430」のシリーズ機から新製品「YMC650」を出展。ストロークを拡張しながらもYMC430の高精度を継承し、大型ワークに対しての高精度微細加工を実現する最新鋭のハイエンドマシン。全軸リニアモータ駆動、高剛性今トラクション、長時間の稼働デモ安定した高精度加工を実現するための熱変位対策を惜しみなく投入している。また、直感操作、自己診断、解析をわかりやすい形で提供する新OpeNEを搭載しているのも要チェックだ。長時間でも安定した微細加工ができる仕組みは、主軸ヘッドなどをより軽量化し、安定性の高いベッドとコラムの採用に加え、超精密転がり案内の採用により微細な指令を正確に反映する高い応答性と運動性を確保したことにある。なお、「YBM640V」では、ボールエンドミルのR形状のプロファイルが行える「ダイナライン」を搭載し、新しいツールマネージメントを提案する。

これぞ微細加工機! Ra0.01µm以下の鏡面加工等のサンプルも見所!
●碌々産業

 同社の出展テーマは「微細加工機のリーディングカンパニーへ」。常に微細加工機のリーディングカンパニーを目指して様々な挑戦・提案を続けている同社。今回の展示会では、超高精度高速微細加工機「AndroidⅡ」の実機をはじめ、面粗度Ra0.01μm以下(シングルナノ)の高品位鏡面加工や、超硬合金への高精度直彫サンプルなど数多くの微細加工サンプルを展示し、新たな微細加工の世界を披露してくれる。
 出展機である「AndroidⅡ」は、1µm以下の加工精度を誇る従来のAndroidをさらに進化させ、加工の敵である熱変位を最小限に抑える工夫が施されている。またオペレーターが速やかにマシンの状態を把握できるよう、“見える化”も実現。超微細加工に徹底的にこだわる同社ならではのコンセプトを充分に噛みしめ、実機を見ていただきたい!

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