【切削工具業界初!】ダイジェット工業の新企画 一度聞いたら忘れない「ストライクドリルの歌」

 

ユニークな発想にある企業風土

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レコーディングお疲れ様でした!

 

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熱が伝わる木村室長の手書きメモ。

 今回の歌詞はほとんど木村室長が考えた。加工面が綺麗、穴位置精度が良い、この二つをそのまま歌ってもつまらない。ランニング中で出てきたフレーズは、美しき穴を求め――――だった。ストライクドリルの優れた点は入り口出口のズレがないこと。ブレることなく真っ直ぐに――――は、この意味がある。

 キャラクターの「直 進太郎」は、直進性に優れていることを示す名前である。歌い手メンバーでもある竹田さんが新入社員でありながら名付け親となった。

 ダイジェット工業は、製品ネーミングなどの企画は社内で決める風土がある。企画を共有し、社内が一丸となって市場を意識する仕組みを構築しているのだ。

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拡販に注力する有吉営業副部長は、「ダイジェットの強みはお客様とのコミュニケーションを密にし、加工の困りごとなどを解消する製品つくりに反映すること」と話す。

 同社は、「習慣にとらわれず常に新分野に挑戦し、〝経営は創造〟・〝独創性豊かな技術開発〟」を理念にしているが、顧客のニーズに基づき、進むべき道を明確にしてブレない経営を実践している強みがあり、新キャラクターの直 進太郎にも通じるものがある。

 「まじめに歌をつくって歌います!」と会議で宣言した木村室長。現在、製造業ではシステム化が進む一方で、社内のコミュニケーション力が薄れ、組織が弱くなりつつあるという懸念の声も挙がっている。他部署と連携がうまくいかなければ思うように仕事が進まない恐れもある。「ストライクドリルの歌」は、単なる販促のみならず、同じ企業で働く者同士が交流を深め、自社製品に愛着と誇り、熱意を持つ社員の育成にも貢献しているものと感じた。

 営業・技術・生産それぞれの部署から選出されたメンバー4人のコメントは次のとおり。

■竹田さん(東京支店南関東営業所)
 当時は営業企画に所属していたので、新しい事・面白い事をしたいとの考えでストライクドリルの歌が作成されることには当初から乗り気でした。人生で、ましてや工具メーカーに入ってレコーディングに参加する事になるとは思ってもいなかったので、非常に刺激的な体験でした。実際に出来た曲を聴くと男臭くて高校球児?(野球選手)である直 進太郎の曲とマッチしていると思います。

■若田さん(東京支店北関東営業所)
 勝手にPR資料を自作するなど個人的に拡販に注力していた商品ということもあり「自分が歌わねば誰が歌う」という思いしかなかったです。自宅の浴室で練習している時はもっとうまかったんですが、環境の変化に対応しきれませんでした。次の機会があれば腰にタオルを巻いて収録に臨みます。部署と年代の垣根を越えた「製・販・技」一体の成果に感慨を覚えます。

■角野さん(大阪事業所切削工具工場業務グループ 課長代理)
 さすがに、最初は冗談かなと思ってましたが、木村室長ならあり得るか、と思っていたら話がだんだん本格的になっていったので覚悟を決めました。最初は全然緊張していなかったのですが、スタジオで一番に歌うと決まってからずっとバクバクでした。かなり楽しかったです。まあでもこれで歌手の道を一歩踏み出せましたね(笑)。録音したてのものと出来上がりを聞いたのですが、プロの技はすごいなと思いました。かっこよく仕上げていただいて感謝します。

■早水さん(切削技術部 技術室 工具開発技術課)
 久々にダイジェットらしい尖った企画が来たなと思いました。スタジオ収録はなかなか経験できることではないので思い切って楽しみました。ほかの歌い手がみんないい声だったので一人だけ浮かないか心配でしたが、素晴らしい編集のおかげでかっこよく仕上がっててよかったなと思いました。

 ストライクドリルの歌は、中毒性のある仕上がりになっている。また、拡張性もあるとのことなので、次の展開が楽しみだ!
 

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