「未来の水中工事はこうなる」大阪・関西万博にコマツと青木あすなろ建設が共同協賛

230823コマツ
「未来の水中工事」キービジュアル

 

 コマツ(社長=小川啓之氏)と青木あすなろ建設(社長=辻井 靖氏)は、このほど、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」において、超遠隔操作・無人化施工・水中電動などの最先端技術による「未来の水中工事」を世界に発信すると発表した。
コマツは、1971年にラジコン操縦の水陸両用ブルドーザーを開発し、国内外で36台を販売してきた。一方、青木あすなろ建設は、このうち現在も稼働中の5台全てを所有し、東日本大震災の災害復興を含む1,200件以上の水中工事の中で知見と施工技術を蓄積している。

 昨今、気候変動により激甚化・頻発化する自然災害や切迫する巨大地震の防災・災害復旧に対応するため、危険な水際や浅水域で工事ニーズが高まっているうえ、少子高齢化もあり熟練した工事の担い手が不足しているが、これらの社会課題を解決するため、両社は、水深50mまでを視野に、自動制御とICT機能により、熟練技術がなくとも操作可能な電動式の水中施工ロボットの実証に向け、共同で取り組んでいる。

 両社はさらに、3次元の測量・設計・施工データと、気象データや施工履歴などのビッグデータを組み合わせ、AI解析で最適化した工事計画に基づき、安全・快適なオフィスから水中施工ロボットを超遠隔操作するソリューションを実現した「未来の水中工事」を目指すとしている。
 

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