日本建設機械工業会 建設機械出荷金額統計「2023年12月度」並びに「2023年通期」まとまる
日本建設機械工業会がこのほど発表した「2023年12月度」の建設機械出荷金額は次の通り。
■概要(増減は前年同月比)
12月の建設機械出荷金額は、内需は0.6%減少の983億円、外需は0.3%増加の2,410億円となった。その結果、内需は18カ月ぶりの減少、外需は2カ月ぶりの増加となった。総合計で0.1%増加の3,394億円となり、38カ月連続の増加となった。
■内外需別(同上)
(1)内需
機種別に見ると、トラクタ20.4%増加の156億円、ミニショベル11.5%増加の80億円、建設用クレーン2.1%増加の202億円、道路機械0.6%増加の32億円、コンクリート機械79.1%増加の29億円、油圧ブレーカ・圧砕機18.2%増加の24億円の6機種と補給部品2.7%増加の117億円が増加したものの他3機種が減少となった。
(2)外需
機種別に見ると、トラクタ0.8%増加の298億円、ミニショベル12.9%増加の423億円、建設用クレーン35.5%増加の120億円、コンクリート機械59.3%増加の2億円、基礎機械1003.3%増加の3億円の5 機種が増加となりました。
地域別に見ると、北米が5カ月連続で増加、中近東が7カ月連続で増加するなど、全9 地域中5地域で増加しました。
2023年通期
■概要(増減は前年比)
2023年通期の建設機械出荷金額は、内需は8.7%増加の1兆1,294億円、外需は15.4%増加の2兆6,618億円となった。その結果、内需は2年連続の増加、外需は3年連続の増加となった。総合計では13.3%増加の3兆7,912億円となり、3年連続の増加となった。
■内外需別(同上)
(1)内需
機種別に見ると、トラクタ28.8%増加の1,392億円、油圧ショベル7.2%増加の3,319億円、ミニショベル10.8%増加の913億円、建設用クレーン8.9%増加の2,138億円、道路機械1.8%増加の381億円、コンクリート機械17.6%増加の348億円、基礎機械0.2%増加の377億円、油圧ブレーカ・圧砕機6.4%増加の258億円の8機種と補給部品4.3%増加の1,418億円が増加となった。
(2)外需
機種別に見るとトラクタ16.2%増加の3,098億円、油圧ショベル18.2%増加の1兆634億円、ミニショベル22.5%増加の4,715億円、建設用クレーン47.5%増加の1,309億円、道路機械12.3%増加の454億円、コンクリート機械1.3%増加の13億円、その他建設機械15.4%増加の3,630億円の7機種が増加となった。
地域別に見ると、全9地域中、中国、CISその他東欧を除いた7地域で増加した。3大輸出先(アジア、欧州、北米)の中でも、最大輸出先である北米は31.7%増加と大きく増加した。