LINE WORKS 「中小・中堅企業の紙書類利用・ペーパーレスの取り組みに関する調査」を実施
LINE WORKSがこのほど、「中小・中堅企業の紙書類利用・ペーパーレスの取り組みに関する調査」を実施した。
同社は、生産性向上やデータ活用推進を背景に、多くの企業で書類業務のデジタル化・ペーパーレス化の取り組みが加速している一方、中小・中堅企業では、取引先とのやり取りや現場業務への対応、抜本的な業務プロセス変更の難しさなど、依然として多くの業務で紙書類が利用されており、デジタル化による業務効率化や省力化を阻む一因となっていると指摘。そこで中小・中堅製造業における紙書類の利用実態ならびに、ペーパーレス化への取り組み状況を明らかにするため、インターネット調査を実施した。
<調査概要>
調査タイトル:中小・中堅企業の紙書類利用・ペーパーレスの取り組みに関する調査
調査対象:全国の従業員数1,000名未満の製造業(分野:食品・飲料 / 素材・化学 / 機械・電機 / 自動車・輸送機器 / 医薬品・医療)
調査期間:2026 年3⽉22⽇〜3⽉30⽇
調査⽅法:インターネット調査
有効回答数:225名
ペーパーレス化の取り組み状況

同社の調べによると、ペーパーレスの取り組み状況に関する質問では、8割以上(80.9%)の企業がペーパーレスに取り組んでいることが明らかとなった一方、「ほぼ全ての業務で、問題なくペーパーレスが完了している」と回答した企業は1割未満(8.9%)に留まった。
また、ペーパーレス化に取り組む企業(80.9%)のうち、「ペーパーレスに取り組んでいるが、思うように進んでいない・停滞している」、「ペーパーレスの取り組みを行っているが、紙に戻すことを検討している」、「以前はペーパーレス化に取り組んでいたが、現在は縮小している・辞めた」と回答した企業の割合は44.2%に上り、過半数の企業が、取り組みに課題を抱えていることがわかった。
「以前はペーパーレス化に取り組んでいたが、現在は縮小している・辞めた」(4.4%)と回答した企業では、その理由として、「システム入力・確認作業など、ペーパーレス化により新たな工数が増えたため」、「想定よりも業務負荷が減らなかった・成果が出なかったため」、「ペーパーレスの取り組みが定着しなかったため, コストに見合う効果を感じられなかったため」などの声が見られた。
ペーパーレスの取り組みによって過去一年間で紙書類の使用量はどのように変化したか

ペーパーレスの取り組みによる過去1年間の紙書類の使用量の変化を問う質問では、「やや減少したと感じる」と回答した企業が最多(48.9%)となったものの、「大幅に紙書類が減少したと感じる」と回答した企業は14.4%に留まった。
また、36.7%の企業では「変わらない」と回答しており、ペーパーレス化の取り組みが、必ずしも紙書類の削減に直結していないことが窺える結果となった一方で、「やや増加したと感じる」「一時的に減少したものの、現在は元に戻っている」「大幅に増加したと感じる」と回答した企業も計23.9%にのぼり、一部の企業では、ペーパーレス推進の過程で、紙の使用量が増加している実態も見られた。
業務で使用している紙書類の種類

業務で使用している紙書類については、全ての業種で、「請求書」や「納品書・領収書」、「見積書」をはじめとした取引に関わる書類が最多となった。この結果から、取引関連など“対外的なやり取りに関わる書類”ほど、紙での運用が根強く残っていることが窺える一方で、「点検チェックリスト」や「品質検査記録」、「図面(設計図・施工図など)」の、現場・保守・品質管理に関連する書類は全ての業種で最小となり、他の種類に比べてペーパーレスが進んでいることがわかった。
また、業務で利用している紙書類の種類は平均6種となり、業種別にみると、「製造業(素材・化学)」が平均7.4種で最多となり、次いで「製造業(自動車・輸送機器)」(6.8種)、「製造業(食品・飲料)」(6.4種)となった。
一方で、「製造業(医薬品・医療)」は4.2種と、他の業種と比べて少なく、ペーパーレス化が進んでいる・紙書類の利用が少ないことが分かった。



