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ジーベックテクノロジーが「バリ取りの日」にちなんでイベントを開催 ~バリ取りの日に込めた思いとは~

 バリ取りの自動化を推奨するジーベックテクノロジー(社長=住吉慶彦氏)が、8月4日、東京都内のDMM.makeで「バリ取りの日」にちなんでイベントを開催し、日頃から悩ましいバリ取りの解決を模索している企業から管理職約20名が参加した。初イベントとなる今回はクローズドイベントだが、バリ取り公開討論やワークショップ、手作業でのバリ取りと自動化との比較(ロボット実演)等、参加者全員によるバリに関する意見が交換された。同社では、8月10日を「バリ取りの日」と制定(日本記念日協会認定)、この日を①バリ取りに懸命に取り組まれている方へ感謝の意を表す日、②バリ取りの効率化・品質安定化を意識する日―― との思いから、バ(8)リ取(10)りのゴロをあわせて、8月10日を「バリ取りの日」としている。

 社内が一丸となって斬新なアイデアを押し出していることも魅力的な同社。住吉社長にバリ取りの日に込めた思いについて語ってもらうとともに、初の開催となった「バリ取りの日」のイベントをレポートする。

【レポート】OKKがプライベートショーを開催 ~東日本では初展示「VC-X500」や新NC装置“N830”を搭載した「VM43R」が人気!

 「重切削、高剛性の百年品質」がキャッチコピーのOKK(社長=宮島義嗣氏 本社:伊丹市北伊丹8-10)が、7月13日(木)~14日(金)の2日間、OKKテクニカルセンター(さいたま市北区日進町3-610)で「OKK東日本プライベートショー」を開催し、大勢の来場者で賑わいを見せた。
 
 今回の目玉は、東日本では初披露の5軸制御立形マシニングセンタ「VC-X500」と、新NC装置“N830”を搭載した「VM43R」。
 
 大盛況に終わったOKK東日本プライベートショーの目玉をレポートする。

 【レポート】「ありとあらゆる加工に対応する」 これが三菱マテリアル 中部テクニカルセンターだ! 

 三菱マテリアル(社長=竹内 章氏)の 加工事業カンパニー(三菱マテリアル常務:カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)は、切削加工ユーザーの技術サポートを目的に、CAM/CAE解析・シミュレーション、切削試験、切削工具の選定とその利用技術の支援、教育研修といった切削工具の総合的なソリューションを提供するとともに、オープンラボとしての機能を併せ持つ「中部テクニカルセンター」を約15億円の総投資額をかけて岐阜製作所内に新設し、6月13日に稼動を開始した。

 充実した設備や先端機器に豊富なデータ、そして加工のノウハウ――。高度な技術を持つスペシャリストを集結し、切削工具の総合的なソリューション提供力を強化する姿勢を前面に押し出した同社の中部テクニカルセンターをレポートする。

「業界発展を図るために粉骨砕身」日本工作機械工業会 新会長に飯村東芝機械会長

 日本工作機械工業会が5月31日、都内のホテルニューオータニで通常総会を開催し、飯村幸生 東芝機械会長が新会長に就任した。副会長の森 雅彦 DMG森精機社長、稲葉善治 ファナック会長、山岡靖幸 神崎高級工機製作所社長、中村健一 中村留精密工業社長は留任、新副会長に山崎智久 ヤマザキマザック社長が就任した。

小宮義則 特許庁長官に聞く――グローバル化と知財戦略 今後の課題

 第四次産業革命という名のもとで、IoT、ビッグデータ、AI等の新しい技術が急速に加速している。様々なものがネットを介してつながることで、新たな価値の創出を生む――それは画期的で斬新なビジネスモデルを生むことにもなるが、その一方で、グローバル化は勢いを増し、企業規模を問わず、熾烈な国際競争に巻き込まれることは必至である。
 
 そこで、競争力強化のための鍵を握るのが、「知財」だ。知的財産権は攻めのビジネスに必要な槍でもあり、技術やノウハウを守る楯でもある。
このような時流を背景に、企業がビジネスを拡大し、利益を確保するためには、どういった手段が必要なのか。第四次産業革命を視野に入れた知財システムの在り方や課題等を特許庁長官である小宮義則氏にお話を伺った。

最先端をゆく! これがマザックの「Mazak iSMART Factory」の全容だ!

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏、本社:愛知県大口町)が、最新のIoT・自動化技術を活用して本社工場である大口製作所をスマート・ファクトリー化し、このほど「Mazak iSMART Factory(マザック・アイスマート・ファクトリー)」として稼動を開始、5月8日に記者団に工場を公開した。
 
同社は、1980年代よりフレキシブル生産システムを応用した無人化工場に取り組み、1998年にはITを活用して工場内をネットワークするcyber Factory(サイバー・ファクトリー)」を完成させるなど、いち早く工場の自動化・ネットワーク化を推進しているが、このMazak iSMART Factoryは、従来のcyber Factoryのコンセプトをさらに昇華させたもの。最新のIoT技術を活用して工場内の全ての生産活動をデジタルデータ化し、可視化・分析による改善や基幹システムとのデータ連携、AI技術の応用などによって、生産の自律的な最適化を行う“高度なデジタル製造の実現”を目指している。

 大注目の「Mazak iSMART Factory」の全容と最先端の大口工場をレポートする。

「INTERMOLD2017」で突撃! 機械・工具・周辺機器メーカートップ11人に加工トレンドを聞く

 去る4月12日(水)~15日(土)までの4日間、東京ビッグサイトで開催された「INTERMOLD2016/金型展2016/金属プレス加工技術展2016」は成功のうち終了した。今回のINTERMOLDでは、高精度・高能率加工はもちろんのこと、微細加工分野への提案が目立っていたように感じた。
 
 会期中、タイミング良く会場内でお会いした機械・工具メーカーのトップ11人に、加工のトレンドや取り組みについてお聞きし、その内容をまとめた。
 
 (OKK、キタムラ機械、黒田精工、ダイジェット工業、ナガセインテグレックス、日進工具、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、安田工業、碌々産業)

「INTERMOLD2017/金型展2017 金属プレス加工技術展2017」の見所はココだ!

 4 月12日(水)から4 月15 日(土)までの4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)で「INTERMOLD2016/金型展2016」(主催:日本金型工業会、運営:テレビ大阪)、「金属プレス加工技術展2016」(主催:日本金属プレス工業協会)を開催する。今年は前回開催を上回る461社・団体、891小間の開催規模となり、各社の見所満載といったとこだ。製造現場ドットコムでは一足早く注目メーカー各社の新技術や目玉製品を公開する。

 (アマダマシンツール、イワタツール、栄工舎、オーエスジー、岡本工作機械製作所、OKK、キタムラ機械、黒田精工、ジーベックテクノロジー、ソディック、ダイジェット工業、ナガセインテグレックス、日進工具、BIG DAISHOWA、不二越、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、安田工業、碌々産業)

マキノの名古屋支店が新しくなった! テクニカルセンタも併設! ~「信頼を追求し続けてゼロフォルトを目指す」 牧野フライス製作所 名古屋支店長 萩原智久氏に聞く~

 牧野フライス製作所(社長=井上真一氏)の名古屋支店(住所:名古屋市守山区花咲台2-301)が、技術サポートおよび販売・アフターサービス体制を拡充し、新技術・新製品の提案拠点とすることを目的に本年、名古屋市名東区内にあった名古屋支店を同市守山区内のテクノヒル名古屋内に移転し、同建物内にテクニカルセンタも新設した。主力の金型分野に軸足を置き、自動車部品の量産ラインを含む自動車分野への販売を強化するとしている。
 
 萩原智久 名古屋支店長に意気込みと新しくなった名古屋支店・新テクニカルセンタについて、中村 寛 加工技術本部カスタマーサポートグループマネージャには最新の技術動向について、それぞれお話しを伺った。

アマダスクールが「第29回優秀板金製品技能フェア」の授賞式を開催 ~厚生労働大臣賞はナサ工業、経済産業大臣賞は浜部製作所が受賞~

 職業訓練法人アマダスクール(理事長=末岡愼弘氏)が、「第29回優秀板金製品技能フェア」5部門の入賞作品を選定し、3月4日にアマダ・246ホールで表彰式を行った。

 「優秀板金製品技能フェア」は、板金加工技術並びに技能の向上を測るため1989年から毎年開催されている。現在は5つの部門で毎年5月から作品を募り、審査を経て、翌年3月に表彰式を行っている。審査はアマダ・ソリューションセンターの来場者、日本塑性加工学会会員、精密板金工業会・シートメタル工業会役員、別途選出されている学識経験者で構成される審査委員によって行われ、各部門の優秀作品には金・銀・銅の各賞のほか、厚生労働省、経済産業省、中央職業能力開発協会、日刊工業新聞社、アマダから賞が贈られた。

 今回は昨年と同じく「単体品の部」「組み立て品の部」「高度溶接品の部」「造形品の部」「学生作品の部」の合計5部門で作品を募集した。今年は技能賞以上の優秀作品は84点となった。