タンガロイが耐熱合金旋削加工用 AH8000シリーズのアイテムを拡充

 タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、耐熱合金旋削加工用「AH8000シリーズ」が、加工現場から高い評価を博していることを受け、今回新たに、ポジインサート形状、及びネガインサートにインクリネーション付き低抵抗28チップブレーカを拡充し、このほど全国で販売を開始した。

 耐熱合金旋削加工用「AH8000シリーズ」のポジインサートに、CPMT・VBMT形状等を設定。また、仕上げ加工で多く使用されるコーナR0.2mmのポジインサートを追加設定する。ネガインサートには、HRF・HRMチップブレーカに加え、インクリネーション付きで低抵抗な28チップブレーカを拡充。

 この28チップブレーカは、チップブレーカに設けられたインクリネーションにより優れた切りくず処理性の実現と、低抵抗加工により刃先温度の上昇を抑制することで、耐熱合金旋削加工における安定加工を可能にした。今回拡充するアイテム全てに、耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた第一推奨材種である「AH8015」、耐摩耗性に優れた高硬度材種「AH8005」の2材種を設定する。

 今回の拡充によって、耐熱合金旋削加工用「AH8000シリーズ:は、航空宇宙産業や重工業産業で多く使用されている耐熱合金加工におけるトータルツーリングに貢献する。

主な特長
 ●耐熱合金旋削加工用『AH8000シリーズ』は、高Al積層被膜技術を採用し、耐熱合金旋削加工において驚異的な耐摩耗性と耐欠損性を両立。
 ●耐熱合金旋削加工用『AH8000シリーズ』のネガインサートに、インクリネーション付き低抵抗型28チップブレーカ、ポジインサートにCPMT・VBMTを含むインサート形状を新たに設定。耐熱合金旋削加工のあらゆる切削領域をカバーする。

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