タンガロイがデジタル表記による工具径微調整機能つきファインボーリングシステム「SwissBore」(スイス・ボア)の販売を開始

 タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、マシニングセンタや複合加工機の高精度ボーリング加工に対応する、デジタル表記による工具径微調整機能つきファインボーリングシステム「SwissBore」(スイス・ボア)の販売を本年10月29日より開始する。

 近年、自動車および航空機、金型産業では、部品の高精度化が進んでおり、高精度ボーリング加工が可能な工具が求められていることを受け、今回、デジタル表記で視認し易く、機上で容易に工具径の微調整が可能な商品の販売に至った。

 「SwissBore」は、バックラッシュがないダイレクト工具径計測機構を採用した高精度デジタルディスプレイユニットを設定し、1μ単位の工具径調整を可能としている。また、この商品は、φ9.75 mmからφ2205 mmまで対応するボーリングヘッドシリーズや各種機械のインターフェースに対応するマスターシャンクシリーズ、深穴加工に対応するエクステンション・リダクションアダプタなど、多くのアイテムを設定したモジュラー式クイックチェンジシステムとなっている。これにより、幅広い高精度ボーリング加工に対応が可能である。

■主な特長
 ・ボーリングヘッドは、0.001mmで調整でき、高精度なボーリング加工が可能。
 ・デジタルユニットは、操作性に優れ、本体の指定箇所に差し込むだけで工具径をデジタル表記し、機上での径調整が容易。
 ・デジタル表記はバックラッシュなしのダイレクト測定機構を採用し高精度。
 ・ボーリングヘッドは、内部給油仕様であるため、切りくずのトラブルを解消。

■主な形番と標準価格
 ●デジタルボーリングヘッドφ23.9 - 37.1 mm
形番:305.020.024.035 156,700円
●BT40用マスターシャンクホルダ
形番:134.540.020.042 39,700円
●エクステンションホルダ
形番:164.020.020.030 52,300円
●リダクションホルダ
形番:184.025.020.036 56,600円
計58形番(いずれも税抜価格)

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