2018年11月分工作機械受注総額は1,316.1億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2018年11月分の受注実績は以下の通り。
2018年11月分工作機械受注総額は、1316.1億円(前月比△5.7% 前年同月比△17.0%)となった。2カ月連続の1400億円割れで本年最低額も、11月では過去4番目。1,000憶円超えは25カ月連続。中国を除き、おおむね堅調に推移。

 内需は575.8億円(前月比△0.1% 前年同月比+6.0%)で、11月としてリーマンショック以降の最高額を記録。(従来17年11月:543.2憶円)。展示会効果の反面、自動車等の現象により、前月比ほぼ横ばい。

 外需は743.0憶円(前月比△9.7% 前年同月比△28.9%)で、中国を中心に東アジアで減少し、3カ月ぶりの800憶円割れ。一方、欧州、北米は堅調で、11月としては過去4番目と高水準持続。

 2018年のピークに比べ、やや水準は下がるも、高水準の受注が継続。今後も一定レベルを維持すると期待されるが、通商問題等の影響を注視。

11月分内需

 575.8億円(前月比△0.1% 前年同月比+6.0%)。

・2カ月連続の600億円割れ。11月ではリーマンショック以降の最高額(従来17年:543.2憶円)
・前月比2カ月連続減少。前年同月比22カ月連続増加。
・業種毎に変動は見られるものの、国内需要は総じて堅調持続。

① 一般機械  229.7億円(前月比+5.8% 前年同月比+0.9%)
  うち金型   21.6億円(前月比△10.2% 前年同月比△7.1%)

② 自動車   191.8億円(前月比△6.2% 前年同月比+7.1%)
  うち部品   134.8億円(前月比+0.7% 前年同月比+5.8%)

③ 電気・精密 60.6億円(前月比△2.2% 前年同月比+9.2%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 17.5億円(前月比△25.3% 前年同月比+14.5%) 

11月分外需

740.3億円(前月比△9.7% 前年同月比△28.9%)

・3カ月ぶりの800憶円割れ。11月では過去4番目(①17年:1041.7憶円、、②11年742.7億円)
・前月比2カ月連続減少。前年同月比2月連続減少。
・前年同月比が高水準のため、前年同月比減少幅は大きいが、欧州、北米は堅調持続。

① ア ジ ア:284.9億円(前月比△9.1% 前年同月比△49.9%)
・東アジア:184.7億円(前月比△14.2% 前年同月比△62.1%)
〈韓 国〉24.9憶円(前月比△21.4% 前年同月比+45.9%) 
〈中 国〉136.0億円(前月比△10.1% 前年同月比△67.0%)
・その他アジア100.2億円(前月比+2.0% 前年同月比+23.1%)
〈イ ン ド〉44.9億円(前月比+24.0% 前年同月比+85.9%)
欧 州:183.0億円(前月比△19.2% 前年同月比△7.1%)
〈ド イ ツ〉55.7億円(前月比△8.6% 前年同月比△3.2%)
〈イタリア〉29.6億円(前月比△21.3% 前年同月比△14.7%) 
② 北   米:261.3億円(前月比△1.6% 前年同月比+1.6%)
〈アメリカ〉238.9億円(前月比+3.5% 前年同月比+8.1%)
〈メキシコ〉 12.0億円(前月比△33.1% 前年同月比△41.6%)

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