アマダホールディングスが富士宮に新工場棟、サプライヤー拠点を建設 ~グローバル供給体制の確立とサプライチェーンの最適化を目指す~

富士宮事業所 モジュール工場
富士宮事業所 モジュール工場
 アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)は、このほど、板金加工機械の開発・製造拠点である富士宮事業所(静岡県富士宮市)内に、ファイバーレーザ加工機用の基幹モジュールを生産する、新たな工場棟「モジュール工場」を建設することを決定した。これにより、富士宮事業所における基幹モジュールの生産能力を現状から倍増する計画。


アマダサテライトパーク
アマダサテライトパーク
 また、加えて、同事業所の近郊に板金加工機械の制御盤や大型部品の組み立てを行う「アマダサテライトパーク」を建設する。これまで分散していたサプライヤーを同パークに集約し、富士宮事業所と連携することで、生産および物流の効率化と生産コストの低減を図る。

 「モジュール工場」「アマダサテライトパーク」ともに、稼働開始は2020 年4 月の予定。

 アマダグループは、現在、中期経営計画における成長戦略として取り組んでいるファイバーレーザ加工機や自動化ソリューションの拡大に伴い、北米や欧州で新工場の建設や既存工場の拡張を進めており、富士宮地域における拠点の新設は、グローバルで増加する需要に対して、基幹モジュールを一極で集中生産し国内外の製造拠点に供給することで、一貫した性能や品質を保持するとともに、高効率な生産体制を確立することを狙いとしている。

 さらに、岐阜県にある土岐事業所では、曲げ加工機や自動化対応商品の増産を計画しており、これら3 拠点の建設、整備にかかる投資総額は、約200 億円。

■富士宮事業所 モジュール工場概要
名  称:株式会社アマダ 富士宮事業所 モジュール工場
所 在 地:静岡県富士宮市北山
建築面積:16,400 m2 (鉄骨、1階建)
延床面積:15,300 m2
建設計画:2019年3月着工、2020年1月竣工予定
基幹モジュール 生産品目・能力:レーザ加工機用 :月間130モジュール(マシン130台/月相当)、パンチ・レーザ複合機用 :月間110モジュール(マシン 55台/月相当)

■アマダサテライトパーク 概要
名  称:株式会社アマダ アマダサテライトパーク
所 在 地:静岡県富士宮市南陵
建築面積:合計 10,300㎡、工場棟 9,200 m2、厚生棟 1,050㎡ (鉄骨、2階建)
延床面積:合計 13,500㎡、工場棟 11,300 m2、厚生棟 2,100㎡
建設計画:2019年3月着工、2020年1月竣工予定
稼働内容:板金加工機械用制御盤、ブラシテーブルやモジュールの生産、パンチ加工機・曲げ加工機用部品の塗装

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