「INTERMOLD2019/金型展2019 金属プレス加工技術展2019」(東京) 注目各社の見どころはココだ!

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(写真:前回の様子)

 インターモールド振興会は、4 月17 日(水)から20 日(土)までの4 日間、東京ビッグサイト青海展示棟で、「INTERMOLD2019/金型展2019」(主催:一般社団法人日本金型工業会)ならびに「金属プレス加工技術展2019」(主催:日本金属プレス工業協会)を開催する。今年も堅調な
金型業界の動向を反映し、工作機械などの設備機器メーカーや、国内外の金型メーカーやプレス加工メーカーが一堂に集まり、出展者数462 社・団体、展示小間数983 小間での開催となる。東京開催における注目企業の見どころを紹介する。

 (アマダマシンツール、オーエスジー、OKK、キタムラ機械、タンガロイ、大昭和精機、ダイジェット工業、DMG森精機、ナガセインテグレックス、日進工具、不二越、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、安田工業、碌々産業)

テーマは「自動化と進化」
●アマダマシンツール

190415top1MEISTER-G3 UP アマダマシンツールは、「自動化と進化」をテーマに、最新テクノロジーによるモノづくりの加工工程改革を提案する。オプティカルプロファイル研削盤 「GLS-150GL UP」は、2種のCCDカメラによる微細形状測定の簡易化を実現。リニアモーター昇降台、エア静圧スピンドル、シームレス研削などの機能を搭載し、高品位・高効率加工を実現する。高精密成型研削盤 「MEISTER-G3 UP」は、ワンチャッキングで5面連続研削加工が可能。ATC/AWCストッカーとビルトインロボットにより、自動連続運転を実現した。超硬丸鋸盤「CMII-75DG」は、新開発のDyna Guideにより、被削材への突入時の丸鋸刃の振れが減少することで、切断中の丸鋸刃の振動抑制につながり、高速・高精度切断を可能にした。

新製品を含め、プレミアムな「Aブランド」ズラリ! 
●オーエスジー

190415top2Aブランドシリーズ オーエスジーの最新技術を駆使してつくられた幅広い加工を実現するためのプレミアム工具ブランド「Aシリーズ」がさらに拡充! 超硬防振型エンドミル「AE-VMSシリーズ」にロング刃長も加わった。このシリーズは、多種多様な被削材・幅広い加工に対応し、高能率加工と、作業時間短縮、コストダウン、加工面の仕上がりにこだわって開発されたもの。今回のINTERMOLDでは、ロング刃長チップブレーカ付きタイプ「AE-VML」を初お披露目する。他にも4月下旬に発売予定の“アディティブマニュファクチャリング”に対応するために開発したエンドミル「AM-EBT」(ボールタイプ)と「AM-CRE」(ラジアスタイプ)も要チェックだ!

最高のコストパフォーマンスを提供!
●OKK

190415top3VB53α OKKが展示する注目マシンは、「VB53α」。VB53はコストパフォーマンスに優れていることからアジア新興国を中心に人気が高いが、加工部品の要求精度の高まりにより、機械コンセプトを変えずにさらなる高精度を追求して改良を加えた「VB53α」を展示する。テーブル前後にコイルコンベヤ2基を標準装備し、Y軸シャッターの山折角度を大幅に改善、切屑排除の作業性も向上した。さらに、加工中に発生する切屑やクーラントの熱が直接ベッドに伝わらないよう防御用プロテクターを標準装備。クラス最高レベルの接近性をぜひ、展示会場でご覧頂きたい! また、加工現場を支援するOKKのテクノロジーも見どころのひとつ。環境熱変位補正「ソフトスケールCube」や手軽に導入できるIoT「Net Nonitor4.0」なども注目だ。

最先端のつながる技術で夢のような近未来を!
●キタムラ機械

190415top4Mytrunnion4G キタムラ機械は、トラニオンタイプ5軸制御立形マシニングセンタ「Mytrunnion-4G」と高速高精度横形マシニングセンタ「Mycenter-HX250iG」を出品。「Mytrunnion-4G」は、高剛性・高精度トラニオン構造を有し、精密金型加工から複雑形状の高精度部品加工まで広範囲に加工可能。φ400mmの超高精度ローラーギヤカム旋回傾斜テーブルを搭載し、追従性・敏捷性に優れ高剛性・高速加工に最適だ。一方の「Mycenter-HX250iG」は、省スペース・省エネルギー・省人化を徹底追求した横形マシニングセンタ。従来の主軸#30のイメージを大きく変えた高剛性主軸による重切削性能は生産性の向上を実現している。また、両マシンには、世界初アイコン制御のタッチパネル操作やインダストリー4.0に対応した独自のCNC装置「Arumatik-Mi」を搭載している。

金型加工に安定した高い生産性を提供
●タンガロイ

190415top5TungForce-Feed タンガロイの目玉製品は、小径高送りカッタ「TungForce-Feed」(タング・フォース・フィード)。この製品は、工具径ø8mmからø16mmまで設定されており、切込みは0.5mmまで対応できる。金型などの形状加工や一般加工でも、従来工具に対して安定した高い生産性と経済性を提供する。小径工具にも拘らず高い送り速度で加工できる要因は、大きなすくい角とインクリネーション。これが切削抵抗の低減と切りくず処理性を向上させているのだ。従来品よりも広い切削領域で使用でき、加工能率が大幅に向上する魅力溢れる製品だ。また、インサートのコーナ部が厚い設計となっており、インサートの欠損によるボディの損傷を抑制するに加え、従来よりも大きなサイズのインサート締付ねじを採用することで小径工具でも安定した加工が行える。

正確で確実な各種工具の設定に最適!
●大昭和精機

190415top6エッセンティア BIGでお馴染みの大昭和精機の注目したい商品は、正確・確実に各種工具の測定に最適な非接触ツールプリセッタ「エッセンティア」。この製品は、フロントライトの採用で、刃先の摩耗やチッピング状態などが実写で明確に確認できることが特長。プリセット画面に写っている影の最大値を画像処理により自動的に測定する。ネジレ刃の工具の回転軌跡を確認できる輪郭抽出機能を備え、各刃先のX,Zの測定値をグラフ表示することで刃先の振れ状態も確認できるスグレモノだ。スケールの移動はX軸、Z軸の単独移動および2軸同時の移動も簡単かつスムーズに行えるため、カメラ位置へのセッティングもスピーディー! 使いやすい15インチの大型タッチパネルにより、測定用途に応じた各種アイコンが抽出でき作業性も向上! 鋳物ベースで安定した測定精度が得られる高精度プリセッタだ。

難削材・高硬度材加工に貢献する最新切削工具を出展!
●ダイジェット工業

190415top7ハード1(ワン)ボール 難削材・高硬度材加工の高能率・高精度・長寿命化に貢献する最新切削工具を出展するダイジェット工業。ユーザーの課題に応える加工方法は実例を交えて提案する。耐摩耗用工具ではレアメタルレスの複合新材料「サーメタル」製品を展示。また、高硬度材の高能率・高精度加工に最適なソリッドエンドミルシリーズを新たにラインナップ! 中でも一押し製品は、「ハード1(ワン)ボールSFSB形」。刃長1D・スーパーショートタイプの2枚刃ソリッドボールエンドミル。ボールR 切れ刃と外周切れ刃のシームレス化により、良好な仕上げ面と加工時のチッピングを抑制。焼きばめホルダやハイドロツーリングに適応可能なシャンク精度を有する。また、4/19(金)11:00からは、ワークショップ第4会場において「高硬度材 ヲ 攻略 セヨ!」と題しワークショップを開講。

金型加工に最適な5軸加工機、レーザ加工機、AM機3台を展示!
●DMG森精機

190415top8DMC 60 eVo lonear 今回のDMG森精機は「金型における加工技術の融合」をテーマに、最新の5軸加工機の展示などを通じて金型加工に最適なソリューションを提案する。期間中は金型のデモ加工や、DMG森精機のエキスパートによる内容の濃いセミナーも開催! 見どころは、①CAMによる5軸プログラミングや金型加工の工程集約、高品位な仕上げ加工など金型に最適なソリューション、②大型マルチモニタを使用して加工動画や5軸加工機を活用した金型加工のメリット。気になる出展マシン3機種は、5軸加工機「DMU 60 eVo linear」、レーザ加工機「LASERTEC 75 Shape」、レーザ金属積層造形機(AM機)「LASERTEC 30 SLM 2nd Generation」。

100年先を見据えたマシン群!
●ナガセインテグレックス

190415top9SGi-520α 「超精密加工と超能率加工を両立するマシンと加工システムによって、お客様にとって本当に価値ある生産性向上を実現します。」というナガセインテグレックス。今回は、驚異の生産性を生み出す超精密/超能率なマシンや、加工時間の短縮や工程の改善を実現する加工システムなどを展示する。注目したい出展機種は、超精密成形平面研削盤「SGi-520αS4-Zero3」と「高精度成形平面研削盤「SGC-630αS4-Zero3」。特に「SGi-520αS4-Zero3」は、100年先の超精密マシンのスタンダードとして、かつてないイノベーションを生み出す小型の超精密成形研削盤で各種精密パーツの加工に最適。驚異のピッチ送り精度と同期運動精度を実現している。さらに砥石軸はモータ出力を従来から50%アップした高剛性仕様も嬉しい。美しい各種サンプルワークも要注目だ!

精密・微細切削の様々なニーズに応える工具とアプリケーションを紹介
●日進工具

190415top10多種多様な小径エンドミル群 刃径φ0.01からのエンドミルを標準化し精密・微細切削のニーズに応え続ける日進工具は、INTERMOLDで高精度・高品質を追求する小径切削工具をアプリケーションと共に紹介する。銅電極加工で優れた性能を発揮する銅電極用ロングネックエンドミルシリーズは、昨年にボールタイプ「DRB230」、スクエアタイプ「DHR237」を発表し、タフピッチ銅だけでなく、銅タングステンの加工でも長寿命で安定した精度が得られる。焼き入れ鋼の仕上げ加工用として認知されてきたCBNエンドミルシリーズや、切削で鏡面加工を実現したPCDボールエンドミルなど、他にはない性能を有した工具を加工事例と共に紹介・提案していく。なお、4月19日(金) 13時から第4セミナー会場にてテクニカル・ワークショップ(事前登録制)を開講する。
▼事前登録はコチラ
https://go.ns-tool.com/l/135401/2019-04-10/4wpt7t

金型加工の救世主的なアイテムが豊富!
●不二越

190415top11アクアREVOドリル集合 今回の不二越は金型加工における豊富なアイテムが魅力。最新鋭の溶解技術を生かした高機能金型材を出展。「DURO-SP」「DIRO-V5」は、粉末ハイスより耐摩耗性に優れる材種、摩耗による亀裂発生を抑制し金型の寿命向上に貢献する。注目したい商品は、「アクアREVOドリル」。自社で研究開発し、工具材料を内製化した同社ならではの被膜、「REVO-Dコート」は、ナノ積層膜により、耐摩耗性と耐衝撃性に優れた特性を備え、最表層には超平滑化処理を施し、摩擦抵抗を低減させ、切りくずをコンパクトにし、排出性を向上している。また、刃先コーナーの強度を高めるため、直線切れ刃を採用し、切削応力を分散させ、突発的な欠けにも強い。穴あけ加工に求められる、長寿命・高能率・多用途といったすべての機能を飛躍的に向上した新超硬ドリルシリーズだ。

生産現場のIoT化に有効活用できる製品群!
●ブルーム-ノボテスト

190415top12デジログレーザー 機上計測の新しい価値を提案するブルーム-ノボテスト。計測工程の自動化、加工精度の見える化、自動データ補正などに加え、生産現場のIoT化に有効活用できる数々の製品を紹介してくれる。また「DIGILOG技術」を活用した同社独自の製品と計測方法など今までにない機上計測を展開するという。一押し製品は、デジログレーザー「LC50-DIGILOG」。これは、アナログ信号による高速スキャンとデジタル計測を組み合わせた「デジログ技術」を工具測定用レーザシステムに展開し、工具先端触れ計測など新しい価値を提供するもので、特長は、計測時間を約60%短縮すると共に、レーザビームの最適化で0.2μmの繰り返し精度と、5μm工具の折損検知を実現すること。「LC50-DIGILOG」と工作機械をつなぐ「スマートドッグ」は、空圧バルブを内蔵し、メカや電気、エア供給のインタフェースとなる。同システムの全タイプとの組み合わせが可能だ。

金型加工「段取り替え ゼロ」がテーマ
●牧野フライス製作所

190415top13立形マシニングセンタ「V56i」によるモールドベース加工 牧野フライス製作所の見どころは、金型加工「段取り替え ゼロ」をテーマに、マシニングセンタとワイヤ放電加工機で実演加工後の形状を測定子で計測して精度を判定、加工-測定-補正-再加工を繰り返して目指す精度に仕上げていく機上測定の実演だ。これにより、従来の工作物を取り外して三次元測定機で測る方法と比べて、短い時間で作業を完了する。測定プログラミングついても専用画面を開発するなど、機械オペレータが簡単に組み込める。立形マシニングセンタ「V56i」によるモールドベース加工やワイヤ放電加工機「UP6 H.E.A.T.」 による順送プレス金型などの効率的な加工も可能になった。また、ロボットによる段取りの省人化もデモも見どころのひとつ。コンパクトな台車に載ったモバイルロボットが工作物や工具を運んで機械に着脱! 同社では「夜間の機械稼動はロボットにお任せください。」とのことで頼もしい限り!

究極のマザーマシンがここにある!
●三井精機工業

190415top14PJ812 三井精機工業は、ジグボーラーの高精度位置決めと高品位形状加工を実現した究極のマザーマシン「PJ812」と、5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex55X III」を展示する。中でも一押しは、「PJ812」。金型、試作部品、光学関連部品、航空宇宙関連部品、医療機器関連などの高精度加工を実現するため、静的精度はもちろん、動的精度を徹底して追求した。ジグボーラーの高精度位置決めと高品位形状加工を実現したマシンだ。このマシンの注目点は、熱変形を考慮した門形シンメトリー構造。新摺動機構で0.1μm送りに追従する点や、ボールねじ軸心冷却、摺動面冷却等による発熱対策で安定した軸送りを実現しているところも見逃せない。新開発の主軸熱変位補正でZ軸の変位量は従来の約1/3に改善している。

高能率で高精度な金型作りを! 自動運転に寄与する工具群
●三菱日立ツール

190415top15エポックDスレッドミル 金型の製造現場では高精度な金型を効率よく作りたいというニーズがあるが、三菱日立ツールはこれらの課題において取り組んでいる。機械加工において人手が介在すると機械を止めることになり自動化が難しい。例えば管用ねじの加工では、冷却穴に対してタップの下穴加工を行うが、ここで発生する切りくずは長く伸び主軸に絡まる。タップ加工の前に切りくずを除去しなくてはならず自動化の障壁となっている。そんな悩みを解決するのが、「エポックDスレッドミルPT・NPTねじ用(EDT-ATH)」だ。60HRCの焼き入れ鋼に下穴加工なしで、直接ねじ切加工が可能。主軸に巻き付いた切りくずの処理を行う必要がないので夜間や休日の自動運転にも寄与する。また、プラスチック金型のリブ溝は多くの場合放電加工で作られるが、加工時間や次工程の磨き時間を短縮するため直彫り加工への置き換えニーズは高いことを受け、高精度リブ加工用テーバーエンドミル「EB4HR-ATH」も展示している。

微細加工を次の領域へ
●安田工業

190415top16YMC650+RT20 安田工業は、「YMC650+RT20(HSK-E40)」と「YBM950V Ver.Ⅵ」を展示する。特に注目したいのは「YMC650+RT20」。このマシンは微細加工ワークの大型化へのニーズに応えるマシンだ。700×550mmテーブルを搭載し、ダイプレート、ライトガイドなど微細加工を要求される大物ワークや多数個取りのニーズに対応している。また、オプションの同社製DDロータリーテーブル「RT20」も要チェック! 5軸オプションならではの「RT20」は、RT10よりもさらに大きいワークディメンジョンを備えつつ、高精度5軸加工を実現してくれる。また、剛性をアップさせつつ軽量化されたスピンドルヘッドで高い運動性能を発揮す点も魅力だ。

微細加工機を操る「Machining Artist」の為に
●碌々産業

190415top17Vision 碌々産業は啓蒙活動中の微細加工機を操るマシニング・アーティストに向けて、微細加工機の実機と高精度な加工サンプル郡を展示し、新たな加工分野への展開を提案する。主な見どころは、多彩な微細加工の世界を実現する超高精度高速微細加工機「Vision-300」。
このマシンの開発コンセプトは、重切削から鏡面仕上げまで1台で加工可能な汎用性のある微細加工機。「わたり加工」をできるだけ少なく、荒加工・中仕上げ加工・仕上げ加工を1台で完結するのが特長。ストロークが大きく、高精度加工の加工領域や用途が広がる新機軸のマザーマシンなのだ。同社が繰り広げる美しい加工サンプルにもぜひ注目していただきたい!